こんばんは。
主題の病名…
難しい~病名です。
私も初めて聞きました。
この日記を書くまで、悩みました。
今でもまだまだ…心の整理も準備も何もかもできていないのかもしれません。
午前中に診断されてから、
ずっと病気のことをパソコンで調べていました。
以下抜粋です
門脈シャントとは・・・
たくさんの栄養素を含んだ血液を運ぶ血管(門脈)は
いったん肝臓に集まって、たくさんの成分を蓄積したり、分解したりして
また血液に乗って体中に運ばれていくそうですが、
この病気はその門脈が直接後大静脈に入り本来体には流れてはいけないアンモニアが流れてしまうそうです。
食事をすると大量のアンモニアが門脈より吸収されて本来なら肝臓に入り
毒性のない状態にしてから体中をめぐることになるそうですが、門脈シャントがある動物は直接アンモニアが体中を回る事になります。
簡単に言うと、肝臓に行くまでに血管が近道(シャント)を
作ってしまう病気だそうです。
生後半年以内に発症する場合を先天性とし、産まれもってお母さん猫のお腹の中で、分離するべき血管が分離しなかったりするために起こるそうです。
完治までは外科手術しか手立てはなく、内科的治療だけとなると余命2ヶ月~2年。
肝臓内部、外部とシャントがある場所によって予後が違うが、手術成功し、経過良好であった場合で一般的な室内飼育猫の寿命の5~8割ほどの寿命を生きる可能性があるということです。
犬に比べて猫の予後はあまり良くないことが多い、猫にとっては危篤な病気です。
無論、肝内にシャントが単一ではなく多数広がってしまっている場合など、様々な理由により手術が不可能ということも決して少なくないとのこと。
シャントの詳しい検査は、大学病院へ紹介状を書いてもらい伺う予定です。
が…手術費用が、心臓と肝臓を繋いでいるシャントをクリップで遮断するため、とてつもなく高いのです。
手術は2度3度に渡る場合もあるようで、完治までの手術費用で自動車が買えてしまうほどだそうです…
高額な手術費用のため、内科治療で経過を見送られる方々も沢山いるそうです。
私は…
手術を選択しない方々が薄情だなんて思いません。
むしろ、私はそっち側の人達の気持ちの方が理解できるかもしれません。
みっともない話ですが、ただのサラリーマン家庭にパート程度収入の我が家には、重くのしかかる金銭問題なのです。
なるべく…ジルと長く一緒に過ごせるような選択をしたいと思って、今日はずっと一人で考えてしまいました。
主人が帰ってきて、
どうしようかね…とため息をつくと…
チャレンジしなきゃ後悔するでしょう?
と、言ってくれました。
お気楽とーちゃんの前向きさに今まで何度救われたか数知れませんが…
今度の今度は、大粒の涙が止まりませんでした。
勿論いくら出してもいいから助けてくれとは言える裕福な家ではないのと、
両親ももう年金暮らしですので頼れません。
なので、手術をするにしても限りある予算の中で挑戦することになりました。
この虚ろな眼差しは、アンモニアが体内を侵し、脳へダメージを与えている症状だそうです。
転院先の病院が決まるまで、どっちにせよ現在のアンモニア数値を下げなければなりません。
明日から毎日、かかりつけの病院の診療時間の全てを使って点滴に通います。
体内のアンモニアを薄めて排出させるためです。
食事は、病院食を取り寄せていただけました。
カッテージチーズがいいよ!と先生が豆知識を教えてくださいました。
現在のジルのアンモニア数値は、752と正常値の5倍ちかくになり危険です。
すでに、肝性脳症を併発している時点で大変危篤です。
幸いにも他の数値は正常値内でした。
今後は、
打倒門脈シャント!肝性脳症!です。
また、あの無邪気なジルに逢えるのでしょうか…
本音を言うと、不安ばかりで胸が張り裂けそうです。
でも、一歩前に進む時なのでしょう。
藁をも掴む思いで、色々な病院へ費用や検査内容の問い合わせをしています。
皆様にも、ご協力頂ければ幸いです。
今後も、ジルの回復をお祈りください。
まだまだ虹のお空へ行くのは早いのよ。
どうかまたあの無邪気な顔を見せてね、お願いね…
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