2009年6月22日
午前5時
勝手口の方で雉虎猫が一声、鳴いた。
猫被リ(ことsayo)は台所の扉を開けた。
雉虎猫は小走りで通りを自宅に向かっていた。
雉虎猫は通りの、勝手口の前辺りを通り過ぎたところだった。
雉虎猫は小走りで勝手口の階段を上がり、台所に向かった。
台所に入ったところで雉虎猫は立ち止まり、
少し戸惑うような、迷うような、あるいは様子見をするような様子をした。
雉虎猫は床に坐り、
にゃぁーぁぁ
と鳴いた。
そして毛繕いを始めた。

雉虎猫はの脚を足から毛繕いをいを始め、
なかなか次に移らなかった。
見ると、
右の脚、飛節から蹠にかけて、外側の被毛が擦れたように無くなっていた。
傷口があるのかどうかは分からなかった。
雉虎猫は飛節から蹠にかけての手入れを終えると、
後は
尋常通りに毛繕いをした。
5時10分
猫寄セ(こと家人1)は雉虎猫の怪我に気を使い、抱き上げることはせず
雉虎猫に挨拶だけをし、寂しそうに出掛けて行った。
5時20分頃
猫被リは台所の片づけを終えると、猫皿を取りに外の流しへ行った。
雉虎猫は猫被リの後を、大人しく歩いてついて行った。
猫被リは朝食を置いた猫皿を濡れ縁に置いた。
雉虎猫は普段通りの動作で濡れ縁に跳び乗り、朝食を摂り始めた。
朝食:成猫用ドライフード肥満猫用ライト 約25g

雉虎猫は普段通り、辺りに気を配りながら食事をした。(完食。)
食後、

雉虎猫は普段通り濡れ縁を跳び下りた。
雉虎猫は伸び(ヨガ猫)をし、

毛繕いをし、

様子見をした。
雉虎猫は門扉の下を潜り抜け、外に行こうとした。
猫被リは雉虎猫を後ろから抱き上げた。
雉虎猫は鳴き、抗議したが、猫被リは雉虎猫を抱き上げ、居間へ行った。
猫被リは雉虎猫の脚の傷を見た。
怪我擦り向けたように無くなっている割には、切り傷や擦り傷が見つからない。
傷は被毛のある部分に付いたのだろうか。
猫被リは訝んだ。
雉虎猫は無理に傷を見られたことで不機嫌になったのか、
居間を後にし、独りで玄関に行った。
猫被リは居間で雉虎猫の様子を伺った。
雉虎猫は玄関で大人しくしているようだった。
5時34分
雉虎猫は玄関マットの上に坐り、鳴いた。
猫被リは雉虎猫のところへ行った。
雉虎猫は少し考えるような様子をし、そして
毛繕いをした。
雉虎猫は和室へ入り、猫被リに窘められた。
雉虎猫は向きを変え、台所へ向かった。
5時44分

雉虎猫は台所の三和土に坐り、猫被リを振り返り鳴いた。
外へ出たい、ということだった。
猫被リは台所の扉を開けた。
外は曇り、蒸し暑かった。

雉虎猫は立った侭猫皿の水を飲んだ。
雉虎猫は台所の門扉脇の隙間から外へ出た。
雉虎猫は溝板に坐り、辺りの様子を伺った。

雉虎猫は速足で通りを横切り、
通りの向かい側の溝に入った。

溝の中で雉虎猫は溜まり水を飲んだ。
雉虎猫は溝の中から辺りの様子を見た。
雉虎猫は溝端に出、向かいの家(角地)のガレージの前を横切り、

排水口に蚊を寄せた。
雉虎猫は排水口のにおいを嗅ぎ、検べているようだった。
雉虎猫は道路の歩道を歩き、歩道から街路樹帯jに出た。
数日前まで茂っていた青草は刈り取られ、刈り残された部分が薄茶色に枯れていた。
雉虎猫は枯れた草の上に、立つでも無く坐るでもない
しゃがむような格好で、道路の方を見た。
5時52分
雉虎猫は驚いた様子で、向かいの家のガレージに飛び込み、

壁の後ろから様子を伺った。
歩道を、散歩中の犬が近付いてきた。
擦れ違う時、犬は吠え、雉虎猫は威嚇した。
雉虎猫は逃げてしまうことはせず、
寧ろ
犬と適当な距離を摂りながら通りを渡り、

ハロウィン猫のポーズで背を高く褶曲させ、尾を膨らませ、
何度も
しゃぁぁぁぁ
と吹いていた。
人間たちが互いに詫びの言葉を交わしている間、
犬は吠え、雉虎猫はハロウィン猫のポーズで威嚇を続けた。
犬が行ってしまった後も
雉虎猫は自宅石垣の陰から犬を見つめた。
5時54分
雉虎猫は気分を変え、通りに坐って鳥を見上げた。
野鳥が歯軋りのような声で鳴き、雀も何時もの声で鳴きたてた。
遠いを空を鷺らしい鳥が横切り、燕の姿は程ンド見当たらなかった。
空は曇り、気温は下がらず、湿度は限界まで上がっている感じだった。
6時過ぎ
雉虎猫は通りに停められていた車の下に入り、雀を狙うような目で見た。
雉虎絵猫は車の下から車の下へ、
あるいは
車の下から溝の中へと場所を移しながら、雀を狙う様子を続けた。
雉虎猫は溝の中で
溝の壁面に鼻を寄せて何かの痕跡を検べるような様子をしたり、
小さな虫を見つけ

捕食したりした。
そして時折、

猫被リに近付き、擦り寄って甘えた。
6時16分
猫被リは雉虎猫を呼び、数歩家の方へ歩いた。
雉虎猫は素直に車の下を這い出し、猫被リと遺書に歩いた。
隣家玄関階段の溝板上で立ち止まり、

最初立った侭、次いで坐って様子見をした後 、
雉虎猫は猫被リと一緒に勝手口に戻った。
6時18分
雉虎猫は勝手口から濡れ縁の方へ向かい、

濡れ縁の近くに重ねて置かれた段ボール箱を検べた。
雉虎猫はそこから、リサイクル用段ボール箱に跳び込んだ。
雨が降り始め、直ぐに本降りになった。
雉虎猫はこれを察知して、素直に帰宅したのかもしれなかった。
雉虎猫はリサイクル用段ボール箱の中で

梱包用のビニールひもに戯れ、
毛繕いをした。
6時23分
雉虎猫は眠そうに丸まった。
昨日同様、
雉虎猫hリサイクル用段ボール箱の中で眠るつもりのように見えた。
雷が鳴り、稲妻が走ると、雉虎猫は首を上げ、空を見るようだったが、
大して気にする様子も怯えるも見せず、
また丸まり、眠る体勢を取った。
雷鳴と稲妻は直ぐに止んだが、雨は降り続いた。
6時40分頃
猫被リは
濡れ縁の近くのリサイクル用段ボール箱の中の
雉虎猫の様子を見に行った。
雉虎猫は目覚め、起き上がり、
猫被リに擦り寄った。
雉虎猫は段ボール箱の縁に手を載せ、2足で立ち上がり、外を見た。
雨は降り続いていた。
雉虎猫はリサイクル用段ボール箱に蹲った。
猫被リは雉虎猫を抱き上げ、簡易温室の床に移した。
雉虎猫は直ぐに館員室を出、

猫被リの寄り添うようにして香箱を作った。
暫くそうしていた後、猫被リは雉虎猫を抱き、立ち上がった。
猫被リは雉と虎猫を抱いて話しかけ、雉虎猫の機嫌を取った。
そして
簡易温室の段ボール箱の中に雉虎猫を移した。
雉虎猫は脱兎の勢いで箱を跳び出し簡易温室を出、
居間の壁の隅に置かれだ段ボール箱に向かって走った。
7時15分
雉虎猫は段ボール箱に跳び込み、毛繕いをした。
8時半
雉虎猫は居間の壁の隅に置かれた段ボール箱の中で、
転寝をしていた。
猫被リは雉虎猫を撫でた。
雉虎猫は甘えるように首を傾げ、
猫被リの掌に顔を寄せ、軽く擦り付けた。
猫被リの角度からは、雉虎猫の顔が、微笑んでいるように見えた。
雨は降りやまず、しかし雷は既に遠く去ったようだった。
10:09am
眠(居間の壁の隅、、段ボール箱)
午後零時20分
雨は上がり、空は曇っていた。
雉虎猫は目覚め、濡れ縁に上がっった。
雉虎猫は台所の方を向いて鳴き、空腹を訴えた。
猫被リが濡れ縁に来て、雉虎猫の隣に坐った。
雉虎猫は濡れ縁を跳び降り、猫被リに擦り寄り、空腹を伝えた。
猫被リは猫皿を取りに外の流しへ行った。
雉虎猫は猫被リと一緒に歩き、外の流しへ、台所へ歩き、
そして普段通りの動作で、濡れ縁に飛び乗った。
間食:卵黄 茹で卵 1/2個分
完食。
雉虎猫は鳴く雀を見ながら何度も舌舐りをした。
雉虎猫は濡れ縁に横になり、雀を眺めた。
と、
一羽の雀が通りのアスファルトの上に降り、囀りながら飛び跳ねた。

雉虎猫は雀を鋭い目で見遣り、
雀が飛び去ると
隣家の屋根で鳴く雀を見上げ、
めぇぇぇ・・・
と、
鳴いた。
午後零時半
雉虎猫は濡れ縁の近くに置かれた、
リサイクル用段ボール箱の中で、毛繕いをした。
1時20分
雉虎猫は既に、
リサイクル用段ボール箱の中で両手両足を伸ばして寝ていた。
雨が上がり、却って蒸し暑く、耐えがたい天気だった。
3時過ぎ
雉虎猫は目覚め、箱から頭を出した。
ややあって、
雉虎猫は、リサイクル用段ボール箱から両手を出し、
その手前に二つ重ねて置かれた段ボール箱に上った。
雉虎猫は地面に跳び下り、濡れ縁に飛び乗った。
雉虎猫は猫被リに擦り寄り、空腹を訴えた。
が、
待たされた。
3時10分頃
竜胆から雉虎猫に間食が差し入れされた。
間食:煮干し 1本
完食。足りず。
間食:納豆 5粒
完食。
雉虎猫は満足した様子で、ごろりと濡れ縁に横たわった。
雉虎猫の尾と左端は、濡れ縁からだらりと垂れていた。
雉虎猫はその体勢の侭、
猫被リの手に甘え、
鳴く鳥を見上げ、
伸びをした。
そして、
その体勢の侭、休息に入った。
相変わらず耐えがたい蒸し暑さだった。
雉虎猫はその後、
いつの間にか何処かへ出掛けていたようたっだ。
04:20pm
帰宅。
濡れ縁に上がり、網戸に手を掛け、空腹を訴える。
夕食:成猫用ドライフード肥満猫用ライト 約25g

完食。
食後、濡れ縁を飛び降り、門扉下を潜り抜け、様子見。
後、
外出。
06:25pm
猫被リ、台所から勝手口へ。
雉虎猫、濡れ縁から勝手口へ。
バケツの水を飲もうとし、猫被リに抱き上げられ猫皿の前に移される。

猫皿の水。
猫被リ、猫皿を取りに外の流しへ。
雉虎猫、伴走。

濡れ縁に飛び乗る。
間食:卵黄(茹で卵 1個分) ボイルした海老の尾 1尾分

完食。先ず海老の尾を食し、序で卵黄を食す。
食後、皿を舐め、辺りの様子を伺いつつ丁寧に舌舐り。

濡れ縁を飛び降りる。
猫被リの足許で伸び(ヨガ猫)。
すかさず
隣家との段差(約70cm)を跳び、外出。
夕焼けが近付き、暗い雲と明るい雲が西の空に広がる。
蒸し暑さは変わらず。
07:51pm
居間の沓脱石に上がり、庭の方を向いて坐る。
猫被リ、掃き出し窓を開ける。
雉虎猫、入る意思なし。
08:00pm
居間の方を向いて坐り、鳴く。
猫被リ、掃き出し窓を開ける。
雉虎猫暫し考えたのち、飛びこむ。
猫被リの手に甘え、
畳の上でだれ、
棒に戯れ、
カーテンの裏に隠れ、
カーテンの下から顔を出し、覗く。
08:20pm
外に出され、
居間の壁の隅に置かれた段ボール箱に入る。
09:02pm
様子を見に来た猫被リに甘える。
11:00pm
雷雨。
居間の壁の隅に置かれた段ボール箱の上に上がり、
小さな声で悲しげに鳴く。
猫被リ、雉虎猫を抱き和室へ。
室内用段ボール箱に雉虎猫を下す。
雉虎猫、
和室を度々逃走。
台所、居間などに逃れる。
猫寄セ、雉虎猫を段ボール箱に移し居間に運ぶ。
雉虎猫、暫し毛繕いの後、
居間に置かれた段ボール箱で就寝。
雉虎猫の足は何事も無く完治に向かいそうに見える。
夜、雉虎猫の足を眺めながらそう思い、少し安心した。
なぜ雉虎猫は生傷が絶えないのだろう。
初代虎猫も
黒猫(♀)も虎猫(♂)も、あまり怪我はしなかったのだけれど。
不況の影響で野良猫衆も食糧難に陥り、
生存競争が激しいのだろうか。
雉虎猫に、同じ部屋で一緒に寝ることを拒否されてしまった・・・・。
7月14日附記
この時の傷は翌日にはほぼ完治し、
その後も悪化することなく完全に治癒していった。
良かった。