2009年5月27日
04:20am
近くで猫の喧嘩の声。
猫被リ、勝手口から庭にかけて探すが猫の気配なし。
曇り。薄暗い。
04:45am
雉虎猫、
勝手口で鳴く。台所の扉が開くや駆け込む。
猫被リに擦り寄り、空腹を訴える。
曇り。既に薄明るい。
間食:卵白(ポーチドエッグ 1個分)

半量猫分け。
04:53am
食後直ぐ

勝手口の門扉の脇を擦り抜け、外出。
05:20am
帰宅。勝手口で鳴く。
猫被リ、猫皿を取りの外の流しへ。
雉虎猫、伴走。
朝食:成猫用ドライフード肥満猫用ライト 約25g

凡そ1/3を猫分け。
食後直ぐ外出。
05:30am
自宅前の溝を三叉路の方へ歩く。

溝から顔を出し様子見。
05:31am
白猫、溝に飛び込み、尾を立てて雉虎猫の方へ走る。
雉虎猫、白猫に気付き、逃走。
溝を走り、通りを横切る。
斜向かいの家の4軒飛んで隣の家の玄関の階段を駆け上がる。

玄関を上がったところで様子を伺う。
05:33am

白猫、雉虎猫を追い溝を走る。
05:35am

白猫、追跡を諦め、塀に上がり蹲る。(三叉路側の、角地の家の壁の陰の塀)
雉虎猫、通りを渡り、溝に戻る。
三叉路の辺りで立ち止まり、溜まり水を飲む。
少し進み、辺りの様子を確認。
05:37am

溝の壁面に顔を擦り付ける。
05:38am
白猫、塀の上から尚も様子見。

雉虎猫、猫被リに駆け寄り、擦り寄る。
溝を歩き、家へ向かう。
猫被リより早く帰宅し、勝手口に迎えに出る。
05:43am
朝食:成猫用ドライフード肥満猫用ライト 先程の猫分け分

完食。

顔を上げ、鳥を見る。

バケツの水。
05:45am
通りを渡り、向かいの家(角地)のガレージへ。
ガレージの中を歩く。
その侭ガレージの外へ出、角を曲り、歩道へ。
歩道を歩き、立ち止まって排水溝を調べ、また歩道を行く。
05:49am

立ち止まり、振り返り、鳥を見上げる。
街路樹の下の雑草を飛び越え、様子見。
05:50am

道路横断。
街路樹の下の雑草を飛び越え歩道へ。
05:51am
歩道と、駐車場との間の斜面へ跳ぶ。
斜面を登る。

車輪梅の生け垣の下、鳥を狙う。
05:52am
斜面を降り、歩道へ。

駐車場の角を曲がる。
溝を走り、溝端を走り、通りを渡る。
05:53am

石垣に飛び乗り、鳥を狙う。
溝に飛び込み、更に排水溝に潜る。
05:54am

群れて旋回する青鷺。
05:56am

排水溝を出る。

溝の深い部分を覗きこむ。再び溝を行く。
05:57am
溝の中から鳥を狙い、

溝の壁面に顔を寄せる(においを嗅ぐ?)。
更に溝を進む。
05:59am

排水溝に潜る。
06:00am
街灯にロマンチックな烏。
06:01am

樹の枝にロマンチックな烏。

跳び回る燕。
07:15am

帰宅。猫被リに近寄り、擦り寄る。

猫皿の水。
空腹を訴え、擦り寄る。
猫被リ、猫皿を取りに外の流しへ。
雉虎猫、伴走、展転。
間食:卵白(先ほどの猫分け分)にドライフード(一粒)を砕いて塗したもの。

台所の物音に振り返り聴き耳を立てつつ、完食。
07:21am

猫皿の水。
庭へ。
07:24am
庭を歩く。走る。

仮想狩り。
07:25am
ごみ溜めの穴(庭側)の縁に、顔を擦り付ける。
ごみ溜めの穴をまわり、反対側(家庭菜園側)へ。
07:27~30am
野菜の保護網の支柱と、ごみ溜めの穴の横の盛り土に、

体を擦り付ける。
後、
庭を歩き、坐り、辺りを眺める。
07:39am
段差(約70cm)を跳び、隣家へ。溝に入る。
外出。
07:50am
帰宅。階段を駆け上がり、鳴く。
猫被リの部屋を通り抜ける。

隣の和室の押し入れに入る。
猫被リに叱られる。
一声鳴き、階段を駆け下り、洋間へ。
竜胆(こと家人3)叱られる。
廊下、台所を走り抜け、勝手口へ。
猫皿の水。

振り返る。
08:00am
寝(簡易温室、床)
00:22pm

欠伸。

毛繕い。
寝なおす寝(簡易温室、床)。
01:35pm
寝(簡易温室、段ボール箱)
軽く丸まり、手足を伸ばして寝る。
猫被リとゆっくりとした瞬きを交わす。
02:45pm
濡れ縁に上がり空腹を訴え、鳴く。
勝手口へ。
伽羅木の生け垣で爪研ぎ。
02:47pm
間食:成猫用ドライフード肥満猫用ライト (前日猫分け分)

完食。
02:54pm

燕が鳴き空を跳び回る。が、気に留めず毛繕い。

寝室の前で寝そべり寛ぐ。
後

簡易温室へ。
寝(簡易温室、床)
03:35pm

転寝。竜胆が降る紐に気付く。
紐に戯れる。竜胆が立ち去った後、直ぐ寝なおす。
04:54pm
鳴きながら濡れ縁に近付く。

途中、浴室用マットで爪研ぎ。
05:11pm
雉虎猫、空腹鵜を訴え、鳴く。
猫被リ、勝手口へ。

雉虎猫、駆け寄り、伸び。
間食:納豆 5粒
05:19pm
猫被リ、猫皿を取りに外の流しへ。
雉虎猫、伴走。
間食:鳥胸肉 約45g

3分弱で完食。
濡れ縁を飛び降りる。
外出。
午後6時過ぎ
雉虎猫は雀を携え帰宅した。
雉虎猫は

濡れ縁の前に雀を持ち込み、疑似狩りを始めた。
5分後、

雉虎猫は濡れ縁の下に寝そべった。
2、3分後、

雉虎猫は濡れ縁に飛び乗り、寝そべった。
5分立たないうちに
雉虎猫は門扉の前に坐り、通りの方を眺めた。そして

熱心に毛繕いをした。
雉虎猫は再び濡れ縁に飛び乗った。

雉虎猫は濡れ縁に坐り、辺りを眺めまわした。
うすら寒い夕方だった。
雉虎猫は濡れ縁に寝そべった。
雉虎猫は目を閉じたり、薄目を開けて濡れ縁の下の方を見たりしているようだった。
6時20分
雉虎猫は

欠伸をした。そして濡れ縁を飛び降りた。
雉虎猫は、

左手でそっと雀に触れた。
雉虎猫は踝を返し猫被リに近付いた。

雉虎猫は猫被リに擦り寄り、空腹を訴えた。
06:26pm
猫被リ、猫皿を取りに外の流しへ。
雉虎猫、伴走。
夕食:成猫用ドライフード肥満猫用ライト 約25g

10g弱猫分け。
食事中、猫好キサンが通りかかる。
猫好キサン、雀を目に止める。
「やっぱり猫ね(笑)。死んで動かないのは拾ってこないから。捕まえたんじゃないかしら?」
「弱って落ちてるのを拾って帰ってくるって、あります?」
「それならあるかも!自分のこと、話題になってても澄ました顔で食べてるわ。あらあら(笑)」
「カリカリ、大好き!なんです(笑)」
「あらっ(笑)」
等。等。
食後、
濡れ縁を飛び降り、歩き回る。
06:33pm
門扉の下を潜り抜け、様子見。

通りを渡る。
向かいの家の階段を駆け上がり、塀に飛び乗り、庭に潜り込む。
肌寒い夕暮。
08:25pm
居間の沓脱石に上がり、居間の掃き出し窓の方を向いて坐り、鳴く。
猫被リ、掃き出し窓を開ける。
雉虎猫、黙って考える様子。
雉虎猫、不意を突き居間に飛び込み、その侭階段を駆け上がる。
猫戯ラシの部屋を素通り、真直ぐ隣の和室の押し入れへ。
猫被リ、雉虎猫を捕まえ、抱き上げ、窘める。
雉虎猫、一声鳴くが、その侭大人しく抱かれ、居間へ。

居間の隅で毛繕い。
後、
掃き出し窓から飛び降り、隣家の方へ走り去る。
やや風が強い。
09:01pm

居間の壁の隅に置かれた段ボール箱に丸まる。
猫被リが近付くと
みゃ
と澄んだ声で短く鳴く。
邪魔しないで、という様子。
風止まず、空は曇り、肌寒い。
11:00pm
不在(簡易温室、段ボール箱。居間の壁の隅の段ボール箱。)
雉虎猫はついに、雀を捕獲したのだろうか。
或いは、弱り、地面に落ち、動いていた雀を咥えてきたのだろうか。
いずれにせよ、雉虎猫は、
5分程度の激しい疑似狩りの後、雀の亡骸の方に注意を向毛ている様子ではなかった。
寧ろ、雀から目を逸らすように見えた。
どことなく、雉虎猫は所在無げなような、困惑気なような、表情に見えた。
雉虎猫は擦り寄って空腹を訴え、夕食を摂り、出かけて行った。
その様子はもう、いつもと変わらなく見えた。
夜、居間に入り毛繕いをした後庭に出て行った様子も、普段と変わらなく見えた。
それが「やっぱり猫ね(笑)」(by猫好キサン)ということなのだろうと思う。
すなわち、田舎の、昭和系猫。
溝を歩き塀を歩き屋根に上って喧嘩し、
虫を取り蜥蜴を取り倦まず弛まず鳥を狙う。
そしていざ鳥を取っても、自分にご褒美、等という発想は無い。
昔、
初代虎猫は鳥を仕留めると、息子や娘に狩りを教える教材にした。
黒猫は鳥を狩ると、疑似狩りの対象にし、後、食した。
今日
雉虎猫は鳥を携えて返ってきた後、疑似狩りの対象にし、疑似狩りの後、目を逸らすような様子を見せた。
(目を逸らすような様子に見えた、というのは主観的に過ぎのかもしれないけれども。)
中途半端に残っている本能、の、悲しさだろうか。
閑話休題。
「猫」には、
鼠を取る猫:ねこ
鳥を取る猫:とこ
という下位概念がある、らしい。
(「ルドルフといっぱいあってな」にそんな記述があったはず。うろおぼえ。)
因みに。
一説によると、
獲物を仕留めた後の疑似狩りは、
狩りをして獲物を仕留める機会にあまり恵まれない猫によく見られる行動、らしい。
(「猫に関する100問百答」ほか2、3冊の猫本にそんな記述があったはず。うろおぼえ。)