自分軸がわかると人生が変わる! -25ページ目

どんな世の中を引き継ぎたいのか

こんにちは、自分軸がわかるコーチングの吉田末利花ですニコニコ



学生時代、チェルノブイリの子どもたちの支援活動の通訳を頼まれ、ベラルーシに行ったことがありました。


チェルノブイリの事故が起きて10年が経っていました。


滞在中いろんな事があったけれど、一番印象に残っているのは、

小さな子どもたちのあどけない笑顔と、その中にある目の下の濃いクマ。


健康な子どもならまずはないであろう目の下の濃いクマと幼い笑顔のアンバランス。


小さな子どもたちは人を責めることを知らず、与えられた状況をそのまま受け入れて、笑顔で生きている。


旧ソ連だから、そんな事故が起きた、という話を日本人からよくきいた。いい加減な国だからと。


昨年、日本で震災が起きて、

「悲しい出来事だったけれど、大切なことを学んだ日本の未来はきっといい方向に向かうだろう」という生の声をたくさん聞いた。

私もそう思った。


その後、「国民の生活を守る」ためと、利権がらみの人たちが、めちゃくちゃなプロセスで原発の再稼働を決めて


居てもたってもいられなくて、人生で初めてのデモに参加。


大切なコーチングもクライアントさんにお願いをして時間をずらしていただきながら


―どんな世の中を子どもたちに引き継ぎたいのか?


―本当に大切にしたいのは何なのか?


を自分自身に問いつつ、関東、関西で4回通った。


以前、コーアクティブ・デイズというコーチングの研鑽のことを書いたけれど、その日はちょうど大飯原発が再稼働された日。


ぎりぎりまで現地で再稼働に反対をする人々が、自らの体でバリケードを築いていたとき、自分もそこに加わりたい思いがありました。


“こんな重大なことが、なし崩し的に決められていいはずがない。何もせずにはいられない”


居ても立ってもいられなくて、ひとりでも多くの人がそこに加わることで、何かが変わるかもしれないと、関西に向かう方法を真剣に考えました。


夜中まで迷いながら考えて、結局、今回のコーチングの研鑽は、礎の変更などを含む重要なものだったため、現在のクライアントさんや未来のクライアントさんのことを思い、研鑽に参加をすることを決めました。


***


決めたものの、当日もどこかで大飯のことが気になって、落ち着かない感じでした。


でも人生って不思議なもので、そこで新たな出逢いが待っていました。


その日、新しいワークの一つとして、自分の中の「キャプテン」とつながるというものが紹介されていたのだけれど


そのワークが終わったときに、久々に会ったOが声をかけてきてくれました。


O「マリカ、今のワークどうだった?」


私「うん、なぜかわからないけれど、丘の上で海に向かって立っている、ブラジルの白い像のようなイメージが出てきたよ」


O「へ~リオの像?おもしろいね。お、あそこにちょうどリオ帰りの人がいるよ。お~い、H~」


・・というわけで、リオで開催された「地球サミット」から帰国したばかりの、セブン・ジェネレーションズ(NPO)の現代表のHとOと3人で話をしました。


私が感じていることをHに話すと

Hも自分の子どもが生まれてから、次世代にどんな世界を残したいかをそれまで以上に真剣に考え始めたという。


ちなみにセブンジェネレーションズは、チェンジ・ザドリーム・シンポジウムを開催していて、その目的は


「地球に住む全ての人たちが、

環境的に持続可能で
社会的に公正で
精神的に充足した生き方を実現する」


という大胆なもの。


自然と共存している先住民の生活と、現代社会のそれぞれの優れたところを融合させようというユニークな考え方も一つの特徴。


ちなみにセブンジェネレーションズとは、「7世代」を意味し、
アメリカの先住民が何か重要なことを決断する際、必ず7世代あとの子孫に与える影響を考慮するという習慣に由来している。


チェンドリのワークショップには妊娠中に1度参加したことがあるものの

出産後は、小さな子どもがいるため宿泊が必要なあらゆるトレーニングは避けてきた。


けれど今回は何かが強く背中を押した。


「どんな世の中を次の世代に引き継ぎたいのか」

を自分なりに深く考えたいと思いました。


Hとの偶然の出会いにも何か意味があるのだと思う。


幸い家族の協力も得られ、3日間のトレーニングに参加することができました。


トレーニングは、長野県にある女神山ライフセンターというところで開催されたのだけれど、これがまたすごくすてきな場所でしたビックリマーク


2日目からは夫と娘も来てくれて、自然や美味しいご飯を一緒に体験することができました。


トレーニング中、たくさんのことを学んだけれど、印象に残っていることの一つは、


環境的に持続可能である
社会的に公正である
精神的に充足している


というのは、バラバラのものではなく、

1つの問題の3つの側面で、互いが密接につながっているということ。


そしてその中でも特に「社会的な公正」がポイントだということ。


確かに、原発の問題にしろ、食の問題にしろ、その他の問題にしろ

現在目の前にある多くの問題が、社会的な公正さを欠いた“八百長”に起因して、環境や精神的な充足を脅かす状態を引き起こしている。


自分としても、チェンドリの活動などを通じて
これからもこの3つの側面に公私ともに関わっていきたいと思いました。


(チェンドリについては、また開催日などをご案内しますので、ぜひ一度参加してみてくださいね。虹


***


世界のことや、日本のこと、地域のこと、会社のこと、学校のこと、家族のこと


大きくみると、自分一人の力ではどうしようもなく思えて、

時には、むなしくなったり、悲しくなったり、あきらめたり、無関心を装ったりしたくなることがあると思います。


でも心静かに考えてみると
結局は、自分自身がいかに生きたいか、という問題だと思う。


最近では、初めてコーチングを体験される方にも
「人生の目的」のワークを積極的に入れさせていただいていますが


それぞれの方が、


「本当は人生をどう生きたいのか」


という問いの深い答えに触れるとき、

本当にその人らしいユニークかつ肯定的な願いを持っている、といつも感じます。



そして、

1人の人が何を選び、どんな行動を起こしていくかは、

必ず周りに大なり小なり影響を及ぼしていきます。


自分だけで世の中変わる訳じゃないけれど、

1人の人がもつ力は、つながりの力も含めて、結構すごい。


コーチングを通じ様々な人たちの変化をみてきて本当にそう思います。


だから、自分の願いや夢に向かって何回かトライしてみて、

一見うまくいかないと感じることがあっても、大丈夫・・!


心の奥にある大切な思いにアクセスし、行動し続けることで

その都度、必要な変化は起きていきます。


自分自身の中に、常に人生を「選ぶ力」があること、忘れないでいたいですね虹ニコニコ



*~*~*~*



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人生の目的

こんにちは、自分軸がわかるコーチングの吉田末利花ですニコニコ
 
ご無沙汰していましたが、
お元気ですかヒマワリ 
 
いろんな方からメッセージを戴いていて本当にありがとうございますビックリマーク


なかなかすぐにお返事ができなくて申し訳ありません。


日々色々起きていますが、基本的には家族やクライアントさん達と接する時間で、1日1日大切に過ごしています虹ニコニコ


1歳の娘は言葉がさらに増えてきています。最近は歌を歌うことが多いのですが


ここ数日は、「迷子の子ねこちゃん」の歌で


「♪犬の~おまわりさん」の部分を「♪い~ぬぅ~の~おっさん!」と


得意げに一生懸命歌っているのを見て、つい笑ってしまいますニコニコ


ちょっと思いがけないことを言って、笑みや癒しを生みだしてくれるので、「語録」を残したいなと考えていますラブラブ



クライアントさんたちからも日々幸せをいただいていて、本当に心から感謝ですニコニコ


やりたい事や信じる道を歩まれている方々というのは、とても輝いているなといつも感じます。

  
みなさんセッション後のチャレンジや行動をシェアして下さるのですが、
読んでいる私のほうも本当に嬉しくなります。



これからもお役に立てるように、コーチとして色んな研さんを更に積んでいきたいと願っています。



*~*~*~*~*



そんな中、先日、CTIのコーアクティブdaysに旦那さんと参加をしてきました。


CTIとは国際コーチ連盟が世界で初めて認定したプログラムを提供しているコーチのための養成機関です。


(日本でも数多のコーチ養成機関がありますが、現在国際コーチ連盟が認めるレベルを満たしているプログラムはわずか3機関です。)  
  

その日は、プロコーチや、企業や組織でコーチングを活かしている人、自分のためにコーチングを学んでいる人など連日たくさんの方が集まりました。


様々なプログラムがありましたが、1つには「人生の目的」や、そのアプローチ方法について、さらに深めた2日間でもありました。


「人生の目的」を英語で言うと“Purpose of Life”


このブログでは「存在意義」と言っています。


ちなみに「人生の目的」は、もちろん一人一人違いますし、最初から「こういうもの」と明らかになっている類のものではありません。(わかっていたらつまらないですよねニコニコ


また人生のステージが変化していく中で「人生の目的」も少しずつ変わっていくものでもあります。


私もこれまで何度か「人生の目的(存在意義)」を明らかにするプロセスを経験していますが


今回自分の中から出てきたものは、(根本的には大きく変わらないものの)形としては違ったものでした。


「人生の目的」とつながる(=思い出す、認識する)と、本当に自分のエネルギーが上がってくるのがわかります。


ハッと目覚めるような感じ、ですね


自分をとりまく時間の質や、「今」の質感が変わり、

今日をどう過ごそうかという意識も変わります。


このブログで繰り返し言っていますが、
   
価値観とか信念とか存在意義(人生の目的)というのは、全ての人の中にあるものですが、普段は無意識の中にとどまっているものです。


パーソナルコーチングではそこを明らかにし、意識をしていきましょうということなのですが


この「人生の目的」は、頭の中や机上でただ輝いているものではありません。


実際の人生の場面で思いだすと、自分が進むべき方向がすごくわかりやすくなります。


その日は、早速、「人生の目的」を意識してもらいながらセッションしたり、


他の方のコーチングをオブザーバーとして拝見しながらフィードバックさせていただきましたが、


やはり「人生の目的」に一旦アクセスすると答えが出るのが非常に早く、

15分くらいのセッションでも

“(自分が進むべき道は)こっちだ・・!”という方向性がクリアに出くるのをあらためて確認をしました。


この「人生の目的」にアプローチするプロセスというのがあるのですが、そのプロセスと同じくらい、ある程度「これかな?」と思ったら、言葉にして誰かに伝えるというのもとても大切なポイントだと私は思います。


この日参加をされていた方々というのは、私も含め、自分の新たな「人生の目的」を少なくとも10人以上の人に伝えていたと思いますが


そうして言葉にすることで本当に自分にしっくりくる形に整えていくことができます。


違うなと思ったら、変えていけばいい。


そして、しっくりくるものを「言ってしまった」というのは結構、強力なんですね(笑)ニコニコ


心の本質にあるものを言葉にして、それを誰かにちゃんと受け止めてもらえると、次はそれを「どうやって体現していくか」に本人の意識は移行していきます。


自分の頭の中だけで、“あぁかな”、“こうかな”と色々考えて、結局何もやらなかったり


“やってもやらなくても、どうせ誰にもわからないし・・”


と心のどこかで自分をごまかしたり、偽ったりするのとは真逆ですね。


人というのは、表に出さないといつまでも頭の中でグルグル回ります。


念のため言っておきますが、この「言ってしまった」というのは、やりたくないことを無理やり宣言してしまうのとは全然違うのですね(笑)


ありたい自分や本当にやりたいことを見つめながら、自分自身や誰かに宣言して、とにかくやってみる。トライしてみる。


いつも言っていますが、「心の奥で願っていること」を、「言葉にして」、「行動が伴なう」と自分軸がしっかりとしてきます。
 

流されて行動していたり、

あるいは安易な道を選んで、「これはこういうものだ」と後から自分を言い聞かせるのとは違います。


自分から道を創っていく感じですね。



何人かの方から伝えていただいているのですが

アンパンマンの主題歌って、まさに「人生の目的」について歌っていますよねニコニコ


「何のために生まれて 何をして生きる 

答えられないなんて そんなのはいやだ」


幼児向けのものって、結構本質的なことをずばっと言ってたりします。


「何のために生まれてきたのか?」


「何をして生きるのか?」


あなたなら何と答えますか?



私自身も、この夏新たな一歩を踏み出すことになりそうです。


自分の中の大切な価値観と価値観がぶつかるところ。


みなさんにとっても素敵な夏になることを願っていますニコニコ



*~*~*~*~*



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時代の分かれ目

こんにちは、吉田末利花ですニコニコ


今回は、初めて参加をしたデモの話です。自分軸ともちらっと関係はありますが、読みたくない方はスルーしてくださいクローバー


*****



先日、人生で初めてデモに行ってきました。

大飯原発再稼働反対のデモ。たまたま関西にいたので、官邸前のほうではなく、関電本店前のほうに参加をしました。


この2つは連動して同じ時間帯に開催しているみたいです。 


デモは法律でちゃんと認められている行為ですが、なんとなく少し過激なイメージもあり、自分が参加するとは少し前までは思ってもみませんでした。 


でも「原発再稼働」決定のプロセスがあまりにも強引でいい加減なことに危機感を感じて、居てもたってもいられないところがありました。


人の命や、安全な生活、そして子どもたちの健康や未来よりも、既得権益をもつ電力会社等への擁護がすさまじくて、恐ろしさを感じます。


電力会社
経済界

官僚
政治家
マスコミ


既得権益の中にいる人たちは、当然原発維持の方向で引っ張ります。


でも福島の事故は収拾もしていないし
事故原因もまだ解明されず


安全のための新たな制度も基準もまだできていない


そして大飯原発は津波対策・免震も十分でなく
しかも建物は活断層の上に建っているという


そして日本は地震の活動期に・・


そんな中、


安全でないものを安全と言い
責任のとれないものを責任をとると言い切る姿に心底驚いた。


電力会社によって莫大なお金が注ぎ込まれ、政治家や官僚やマスコミがそろってだんまりを決め込んでいる。というか一緒になってごり押ししている。  


22日、官邸前で数万人規模のデモが起きても、NHKをはじめ、多くの局や新聞が、まるで何もなかったかのように全く報じなかった事実を見て、

とんでもないことになっていると改めて思いました。


そして既得権益が守られるための、様々な圧力、中傷、隠ぺい、嘘の数々・・。


個人的に一番ショックだったのは、チェルノブイリの子どもたちを放射能汚染から守るNPO活動を、誠実な思いから20年間も続けてきたある方が、


福島の事故後、それまでの自分たちの支援活動の経験から、日本の子どもたちを放射能から守る活動を展開する中で


一部の人達から、意図的に情報がねじまげられ、「おかしな人」としてネットで中傷されていたことでした。


何も知らない人は、その批判や中傷を見て、彼女の活動の本質的な部分に目がいかなくなると思います。


何故そのような攻撃が行われるのか。


6月22日、報道ステーションのみがデモについてまともな報道をしていましたが、古館さんも以前この件に関する「圧力」の存在を示唆していましたね。


たぶん目に見えないところで、政治家、活動家、マスコミ関係の人達など、たくさんの人たちが中傷や圧力を受けていると想像できます。


既得権益の中で甘い汁をたくさん吸っている人達


そこに組み込まれて声をあげない・あげられない人達、


生活を人質にとられて何も言えない人達、


すでに原発事故で大変な目に遭って本当は誰よりも訴えたいことがいっぱいあるけど声を上げるどころではな人達


そしておかしいと思っていても声を上げない人達・・・

  

***


こうして黙っている間に、取り返しのつかないことになってしまう・・  


 
本当はデモより、議員の方々に直接メッセージを伝える方が効果があると思っていたし(これは今も思っています)

デモに行ったって何も変わらないんじゃないかと思っていました。


でも後者は違いました。

参加して良かったです。


よかった理由は5つ。 

 

1つ目は、自分の本当の気持ちや大切にしたいことと改めて向き合い、自分自身とつながることができる。

  
実は当日、行くまでに2度ひるみました

 

1度目は簡単なA4のメッセージカード(プラカード(?))をつくっていた時。

たぶん色んな意見の方が参加するだろうから、自分の考えをはっきりさせたほうが自分も納得して参加できると思い、A4の用紙にパパっと印刷。

 

そういうもの自体、普段作ったことがないからだと思いますが、そのとき一瞬、自分が「反社会的」なことをしているのではないか?という錯覚が頭をよぎりました。


でも数秒後、自分自身に「あほな」と突っ込みをいれました。

子どもたちの未来のために、声を上げることの何が悪いのか。

とんでもない行動に出ているのはどちらのほうなのかと。

黙っていたら、状況は悪くなるばかりだと。    
 

ひるみ2度目は現場に向かう途中。

中之島線の電車の中、とにかく人が少ない。駅で降りても、ホームにほとんど人がいない。「それらしい人」がいない(笑)


エスカレーターをのぼりながら頭をよぎる・・

“もし人がすごく少なかったら・・”


そして再び、自分が大切にしたい考えとつながりました。

福島の人たちや子どもたちの置かれている現状

ベラルーシの子供たちの姿

日本の大地が放射能で汚染さてしまった事実

そして、日本の子どもたちの未来・・etc色んな事に思いをはせながら。
  
自分が定まり、「数が少なかろうがかまわない」と思いました。

おかしいものはおかしいと、声を上げる。
大切にしたいもののために、声を上げる。


実際には現場に着くとビルの谷間にすごくたくさんの人がいました。

あまりにも普通の人がほとんどたったので、「それらしい人」も見当たらなかったわけです(笑) 


現場では、本当に大切にしたいものを感じながら、実際に声を「しっかり」上げることができました。

これ普通の人の普段の生活ではなかなか無い経験だと思います。

自分自身の思いや願いと身体が力強く繋がる感じ。  


  
2つ目は、他の人達の思いを感じ、つながることができる。


現場では会社帰りの人や、若者、年配の方々、子ども連れ・・、沢山の普通の人達が集まっていました。


ひやかしでも、ミーハーでもなく、このままじゃいけないと切に思ってやってきた人たち。   


一般的な日本人にとって、普段の会話の中で、政治的なことや社会問題について真剣にがっつり話すことってそれほどないと思います。


また日本という、「協調性がある文化」、「ものわかりのいい人たちの文化」、「沈黙を美とする文化」、「礼儀正しさを重んじる文化」、「はずれることを嫌う文化」の中で、

少なくともその種の「価値観」をどこかで持っている人は少なくありません。


そんな中、普通の日本人が、日本のために、未来のために守りたいものがあって、自ら声をあげている姿に切実なものを感じて、

見ていて何度か胸がいっぱいになりました。  


  
3つ目は、エンパワーされる。


1の自分の意見を声に出すことと、2のみんなの声を聞くことから、

自分や自分たちが本当に望む社会に向けて、まだまだ他にもできることはあると強く感じられました。


あきらめてはいけない、行動していくのだという思い。

デモだけじゃなく、もっと実質的な方法についても。

だから、デモに参加したら、「なんとなくやったような気持ちになって他の行動はしなくなるんじゃないか」という心配は杞憂だと思います。



4つ目は、世間を知ることが出来る。


デモを開催している人たち、思った以上にいろんなところに気を配っていました。
歩道では歩行者が十分に歩けるスペースを保持するのにすごく目を配っていたり。


大阪の会場では「関電で働いている人個人個人を責める意図はない」というようなこともマイクではっきり言っていました。


ある意味とても礼儀正しく、でもメッセージはしっかりと、という感じ。

おかしな混乱が起きないように気を配っている


純粋に混乱による被害者を出したくないという気持ちもあるだろうし

また、「おかしな混乱」があるとつぶされるのを主催者の人達はよく知っているのだと思います。

そういうことがあると普通の人達が離れていくということを。


東京のほうは知りませんが、大阪のほうは、子ども連れのお母さんが結構いました。

車いすの人も、松葉づえの人も。
混乱がないため、そういう人達が無理なく、メッセージを伝えられる場所だった。


今までのニュースを見て、私も、デモ=ちょっと過激なもの、という印象をどこかでもっていましたが
実際は、必ずしもそうではないんだなということがわかりました。 



あと現場でも色んな人がいて、プラカードを持って大きな声で唱えている人もいれば、
並びながらも下向いて携帯をずっと触っている人もいる。


最初は「こんなところに来て携帯をいじるんだ」と思っていたけれど、
よく見てみると多くの人がツイッターなどで情報を伝えているのです。
  
色んな人達がいて、色んな役割がある。
一生懸命声を出している人、整備をしている人、情報を広めている人。
  
ここに来ていない人達も、それぞれの立場で、それぞれの得意なところで、
この社会をいい方向にもっていこうと願って行動している。

そういう人達がたくさんいる、ことを実感しました。
 


5つ目は、当事者意識をさらにもつことができる。


3のエンパワーに近く、自分たちで変えていくんだという気持ちが強くなる感じです。


政府に「○○してくれ」というただの依存的なものでもなく、
単なる文句言いの批判でもなく
若者のお祭り騒ぎでもなく 
単なる不満の「はけ口」でもなく
  
確かに「私達の責任」で現状があり、未来が作られるという当事者意識。


またニュースを見て、事実がどんな風に伝えられていくのかを観るのも興味深いです。
現場に行くと事実が分ります。事実がどんなふうに伝えられているかを知ると、世の中の構造がよく見えてきます。


以上が、私が行ってよかったなと思う5つの理由でした。



今、たしかに時代の分かれ目にあると感じています。

大きな綱を引っ張りあっているような感じ。


後々 “あの時こうしていれば・・”と悔やまない選択を。


結局は、自分がどうしたいか、何を大切にしたいか。


そこに行きつくと思います


これもまた自分軸。


陰で文句を言ってても始まらない。状況分析しているだけじゃ何も変わらない。

(人生と同じですねニコニコ


自分なりのやり方があると思います。正しい選択は一つじゃない。

十分に考えて行かないと決めるのもいいと思います。


最後に、今回書いたのは、大阪で行われた1500人規模のデモの話。  

官邸前はもっと多いし、次回6月29日はさらに多くの人が集まると思います。 


もし行かれる方は、自分のためにも、まわりのためにも、無理のない範囲で行動なさって下さいね。


これだけ規模が大きくなってくると「挑発行動」も出てくると言われています。

くれぐれも変な混乱には巻き込まれないように。

(時々携帯で動画をとっているとある程度の予防になるそうです)


それでは、人生を楽しみつつ、自分のために、大切な人たちのために、やることはやっていきましょうニコニコ


今週も素敵な週になりますようにニコニコあじさい