なぜか弁護士になりました(51)~ジョニー | 転落した元弁護士がライターで再起に懸ける軌跡

転落した元弁護士がライターで再起に懸ける軌跡

2016年3月、弁護士を辞職しました。
さらに素晴らしい道を目指して精進中です。

 Y川さんとの夏が過ぎていき,秋口に入ってきました。


 Y川さんも相当な女好きだったので,知り合いの女性に頼んでくれて2対2の合コンをしてくれました。


 私はプータローだったので,その合コンで彼女ができるわけではなかったのですが,それなりに楽しみました。


 私は温厚だけど非常に気むずかしく,相手と呼吸が合わないと口もききたくなくなるというところがあります。

 Y川さんが開いてくれた合コンでそういう態度は慎もう,とは思っていたのですが,意識しなくても話しやすい女性たちでした。


 私は司法試験に合格して社会に出てからも,同性よりは異性の飲み友達ができることが多かったのですが,それは,私がモテるからというわけでは全然なかったようです。


 男性よりも女性の方が,こちらの話を聞いてくれるので話しやすく,自然に私も饒舌になって盛り上がることが多かった,という感じです。


 私も相手の話を聞くようにならなければならない,と思ってはきましたが,この点は今もって,まだまだです。


 この合コンのときは,たしか,自己紹介のときに「ジョニーです」と名乗りました。


 男性の場合,年齢を聞かれたときにボケる人が多いと思いますが,それでは私は芸がないと思いました。

 なので私は,年齢を聞かれたときには実年齢をスッと答えて,名前や職業でギャグを入れるのがパターンです。


 先日も,何かの街頭営業をやっている人が声を掛けてきて,「失礼ですが,ご職業は何ですか?」と聞いてきました。


 私は裁判が終わって事務所に戻る途中だったのでスーツ姿だったのですが,当たり前のように「演歌歌手です」と答えました。


 営業マンは,「エッ!じゃあ,CDとか出されてるんですか?」と真に受けています。

 私は,「ウソに決まってるでしょう」と言って笑い,営業マンも笑っていました。


 普段は,しつこい営業を振り切るのに苦労することも多いのですが,このときは冒頭でギャグをかましたのでこちらの呼吸を保つことができ,営業マンに「アディオス!」と言って軽やかに別れることができました。


 ギャグの効用は,真面目に考えると素晴らしいものがあります。


 以前にも書きましたが,私は論文答練でもギャグを書いて楽しく勉強したこともあります。


 今後も行き詰まったときは1つ,ギャグを言ってみようと思います。