退院して間もない、3月のある日。
私は友人の結婚式に参列するため、家から3時間近くかけて実家に来ていました。
まだ、家の中を移動するもの慣れ始めたそんな頃。。。
電車での外出(しかも一人で。しかもオシャレ着で!)なんて無謀だ!と思うでしょう。
実際旦那も実母もそうでした(笑)
当の本人一人だけ、「え~?そんなに大変かなぁ?」なんて
おき楽のんきでした(笑)。
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実際、電車に乗っているときは、ほとんど座ることが出来ました。
京浜東北線では、おじさんが席を譲ってくれました。
まだ両足で電車の揺れを踏ん張ることに自信が無かったので、
とても助かりました。
でも、世間の目はそんなに優しくないな、というのが率直な感想です。
丈夫そうに見える、両足。(ギプスも何もないからね♪)
不釣合いな、松葉杖。
痛そうでない、表情。www
足と顔を交互に見やり、あからさまに怪訝そうな顔をする方もいました~( ̄~ ̄)
電車を降りる際も、こわごわ降りる私に気づいてか気づかずか、
我先にと乗り込んでくる方もいたり。
でもでも、そんな中にも席を譲ってくれる方がいたり、
エレベーターの扉を押さえていてくれる方がいたり、
私はこの外出だけで何度「ありがとう」と言ったか、数え切れません。
まだまだ捨てたモンじゃないな、なんてニヤリとしながら、
これからの社会福祉の流れに期待を寄せたのでした。
私も、ごくごく自然に、障害を持つ人へ優しい振る舞いが出来たらいいな、と思います。
他の人を思いやる気持ち。
それがあるだけで、障害のあるなし関係なく、気持ちの良い世の中になると思うからです。
障害を持つ身になってみて、初めて分かったこともいっぱいです。
スタスタと歩けないことがどんなにもどかしいか。
ホームに一つのエレベーターがどんなに遠いか。
だけど、障害者なんだから優しくしてもらって当たり前なんだ、というもの
良くないと思います。
特別なんだという思いが、余計に障害を持たない人との境を生むのではないでしょうか。
さりげなく。
ホントにコレが、キーワードだなぁと思いました。
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式は、本当に素敵だった。
楽しかった。
懐かしい人にも会えたし、おいしいものも食べられたwww
色々な人にお世話になったけれど、思い切って出かけてよかったなぁと、思います。
松葉杖全開のポーズで。