ジー・サーチ、米グーグルの検索製品を安価にオンサイト導入 | FB・ITニュースアーカイブス2005-3

ジー・サーチ、米グーグルの検索製品を安価にオンサイト導入

富士通グループのジー・サーチ(東京都港区、森田雅夫社長、03・5442・4390)は、米グーグルの検索製品「検索アプライアンス」を月額料金で提供するアウトソーシング(IT業務の受託)型サービスを15日に開始する。企業内イントラシステムの検索効率を高めるサービス。製品をユーザー側に設置するオンサイト・アウトソーシングという形態を取り、関連するウェブ開発・運用まで一括対応する検索ソリューションとして事業展開する。

 グーグルの検索アプライアンスは、大手商社などが今春から国内販売(価格620万円から)している。ユーザーは製品を購入する必要がありサービス期間は2年間と短い。そこで、ジー・サーチではオンサイト・アウトソーシングという購入不要の新型サービスでの提供を決めた。

 料金は対象ドキュメント50万のタイプで月30万円からとリーズナブル。オンサイトで導入できるため、ユーザーが管理などを自由にできるほか、サービス期間切れの更新対応も不要になる。

 検索製品の納入に合わせて、企業ウェブサイト構築、商用データベース(DB)利用などの関連ニーズにも対応、ワンストップ・ソリューションとして提供する。今後2年で100社に販売、関連ソリューションを含め約36億円の売上高を目指す。

 同社は、企業、新聞情報など1000種類の商用DBを提供するDBサービスの国内最大手クラス。企業向けシステム構築事業も強化しており、今回、その一環として企業での検索システム導入ニーズの高まりに対応した新サービスを立ち上げた。(2005.12.15/日刊工業新聞)