【小説の書き方講座】 キャラクターを作ろう! 2013年1月28日 | FBC 公式ブログ

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お久しぶりです。
本日で3回目を迎える小説の書き方講座。
今回は「キャラクターの作成」について講義していきたいと思います。


■1.キャラクター設定の必要性

キャラクターの作成時に設定を書いておくことはとても大事です。
これはプロット作業の一環でもあります。
執筆しているうちにキャラクターの性格が変わってきてしまったり、
キャラクターの設定故に物語が進まなくなることがあります。
書いている本人がわからないことは、読んでいる読者にとっては更にわかりません。
このようなことを防ぐため、キャラクターの設定は前もってある程度書いておくことを強くおススメします。

また、この面倒な設定作業には嬉しいこともあります。
設定を書いてみて新しい一面を発見し、ストーリーに影響することも多々あります。
自分の書いているストーリーがキャラクターの登場により更に発展していくのです。

例え脇役であっても設定が深ければサイドストーリーを簡単に思いつくようになりますし、
外伝的な物語を書くこともできます。
設定は面倒ですが、嬉しい作業でもあるのです。


■2.キャラクターの種類を決める

あなたが書いている物語にキャラクターは何人登場するでしょうか?
キャラクターには大まかに分けて以下の6つが存在します。

(1)主役
(2)脇役
(3)敵役 / ライバル
==========
(4)ガヤ・エキストラ
(5)ロール
(6)記号

(1)~(3)にかけては説明するまでもありません。
これらがいないと物語は進んでいきません。

(4)ガヤ・エキストラは脇役ほどでもなく物語を盛り上げてくれる方々です。
いつも立ち寄る居酒屋の主人だったり、学校の先生だったりします。
(5)ロールというのは物語を進めるうえで主役や脇役に情報を与えてくれる方々です。
名前もなく「男」だとか「女」だとかで表記されていることが多いです。
(6)記号は物語を飾り付けするためだけの方々です。
すれ違った人達など印象を深くするために使う場合が多いです。

キャラクターを作成するにあたってまず始めはこの種類を決めましょう。


■3.テンプレートを作ってみよう

さて種類が決まったら今度はテンプレートに当てはめて……、
といきたいところですが先にテンプレートを作ってみましょう。

テンプレートとは履歴書みたいなものです。
キャラクターは男ですか?女ですか?何歳でしょう?といった、
ほぼ決まりきった定型な情報を書くためのものです。
下記はその例ですが、必要なものは書き足して自分だけのテンプレートを作成してみてください。
テンプレートを作成したら、考えたキャラクターを当てはめていきます。
キャラクターがより鮮明になるように書いてみましょう。


【キャラクター テンプレート例】

(1)基本情報
種類 :主役?脇役?敵役?などなど
名前 :必須
性別 :必須
年齢 :必須
人種 :架空の舞台なら混乱しないように書いておきましょう
国籍 :同上
出身 :同上

(2)外見的な特徴
身長 :必須、数字じゃなくても良い
体重 :同上
体格 :一言で言い表せられたら良い
顔 :
肌 :
瞳 :
髪 :
服装 :

(3)性格的特徴
性格 :
長所 :
短所 :
仕草 :
癖 :
ポリシー :
思想 :

(4)経歴
家族構成 :
生い立ち :
トラウマ :
経歴・履歴 :

(5)その他
趣味 :
特技 :
好物 :
嫌いな物 :
弱点 :


■4.まとめ

キャラクターの種類を決め、テンプレートで深堀すると考えたキャラクターが、
より鮮明になってきたのではないでしょうか?
執筆するのも、なんだかワクワクしてこないでしょうか?
プロットを作成し、テーマを決め、キャラクター設定をクリアしたら、いざ執筆!……
と、いきたいところですが、もう少しだけキャラクター設定について講義させてください。

とは言え、このまま語ってしまうと長くなってしまい、講座がまとまりません。

というわけで、次回の小説の書き方講座は「キャラクター設定のコツ!」を講義します。



FBC 中の人。