英語もフランス語も続かなかったが、このウォロフ語だけは今でも勉強している。
ウォロフ語を学び始めて早11年。
セネガルのラジオがスラスラ聞き取れるほどまでにはまだ至ってないが、セネガル人と恋愛観を熱く討論するくらいはできるようになった。
世間さまから「すげぇ!」と評価してもらえるような一大事もウォロフ語で経験した。
それが、コレ
Eテレでウォロフ語の通訳者として出演してしまった。
これは2011年のできごと。
テレビ出演での通訳。これは、言ってみればハプニング。
私はセネガルからダンサーを招へいするお手伝いをしただけだったのだが、
通訳がいないと形にならないっていうことから、ダンサーの脇に立つことになった。
たくさんのカメラ目の前で超緊張し、私の通訳は支離滅裂・・・。
ま、そんなことどうでもよいのだが。
私のウォロフ語学習は、ぶっちゃけここ(通訳)を目指していたわけではない。
(まぁ、ちゃっかりお仕事もらえるなら、もらいたいという下心はある。)
セネガル人がコメディ番組を見て大笑いしているように、私も同じ番組を見て笑いたい。
セネガルのナイトクラブでMCがお客さんをいじって毒舌吐いてる時、私もその意味が分かるようになりたい。
セネガル人と口論になった時、私も早口で対抗したい。
とにかく、セネガルの面白い文化を隅々まで堪能したい。
それだけ。
ウォロフ語
もちろん履歴書にも書けない。
セネガルに行くまでのトランジット先(パリやトルコなど)のレストランで使えない。
そう、この言語、ぶっちゃけなんの実用性もない。
だけど、この実用性のない言語に時間と情熱をかけるほどの価値が私にはあるのだ!
ということで、「ウォロフ語勉強するくらいなら、フランス語勉強しなよ!」と周りに言われ、
何か気が進まないままフランス語を勉強し悶々している人たちへ、
「セネガルの本当の顔は、フランス語で会話しているだけでは垣間見れませんぜ。」
もちろん、フランス語は公用語だし、間違いなくセネガル人と会話はできる。
ビジネスをするなら、ウォロフ語よりフランス語。
だって、新聞や書籍、ビジネスで使用する書類等はすべてフランス語だもの。
だけどね、セネガル人のちょっとしたボヤキ、セネガル人同士のコミュニケーション、トラディショナルやセネガル文化に根付いているものは、フランス語会話では聞こえてこないものがたくさんある。
それが彼らが生活と共にしてる言語。
ウォロフ語
もちろんセネガルはウォロフ族だけではないので、別の言語も話し言葉として存在はしているが、セネガルの半数がウォロフ族なため、どの部族もとりあえずはウォロフ語がしゃべれる。
でも、このウォロフ語、日本で勉強しようにもなかなか勉強できる場所がない。
セネガル人でさえ、ウォロフ語は耳で覚えた言葉なので文法の説明は難しい。
なので、どうやって勉強しようか悩んでる人たちのために、私が今まで勉強してきたウォロフ語を少しずつブログで紹介することにする。
気まぐれなので、あまり期待しないように。
まずは、
<FATIMATAウォロフ語年表>
2001年 ウォロフ語のテキストをセネガルで入手
2002年 そのテキストの日本語訳バージョンを日本で入手
2003年 テキストでひたすら独学
2004年 テキストの著者、レオポルド・ジュフ師とコンタクトが取れ、1年間チャットで文法を学ぶ。
2006年 日本在住のセネガル人から週一ででウォロフ語プライベートレッスンをしてもらう。先生セネガルへ帰国のため終了。(約2年間)
2008年 日本在住の別のセネガル人から、週一でウォロフ語のレクチャーを受ける。(約3年間)
2011年 現地のセネガル人とSkypeでウォロフ語フリートークを始める。毎朝7時開始で約60分。月額仕送り制で今でも続いている。
と、こんな感じ。
海外協力隊のようにセネガルに長く滞在したことはないが、学習に関しては情熱を持ってたつもり。
時間があれば、フランス語も英語も学びたいのが本音だが・・・(笑)
Skypeレッスンは今でもやっており、興味がある方だったら誰でも参加できる。
詳細はこちら
一緒にウォロフ語を勉強していこう。
ウォロフ語(Wolof language) レッスン、教室、クラス
FATIMATAがコーディネートするウォロフ語レッスン。
日本語、英語、フランス語で解説できる優秀な講師から学べるウォロフ語レッスン。
ウォロフ語文法のフォローも充実。
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六本木ヒルズでのトークイベント
ダンサーファティマタがマイクを握る!!