去る10月7日木曜日、
ようやくワクチン接種第一回を終えました。
初めてのワクチンだったので
(それ以前もインフルエンザなどのワクチン経験は無い)
当日、「ワクチンを打って問題はないか」
というお題で断易を執り行いました。
先月にも卦を出していたのですが、やはり直前の方が
験がありそうだ、という事で夕方の接種を控え、
巳の時に神蓍を振り、易神に問うてみたわけです。
そんな中、暦を見てハタと気付きました。
実は月の節入りには二種類あり、
ひとつは「定気法」ひとつは「恒気法」。
一般的な暦では「定気法」の方を使用している事が多く、
「恒気法」は、私が受講し、玄流九星術を教えて下さった
大石眞行先生が推奨しているものです。
そして、この10月、二十四節気「寒露」の節入りは
「恒気法」では6日PM22:46
「定気法」では8日AM10:41
そう。私のワクチンを打つ事を占った7日は
「恒気法」ではすでに「戊戌月」に入っており、
「定気法」では、まだ「丁酉月」の範囲内なわけです。
月の十二支と日の十二支は断易にとって非常に大事な
判断の要となる要素で、このように節入りのタイミングが
違うと月支からの影響も変わってしまうのです。
なかなか興味深い結果が出ているので、
今回こうしてブログにしたためる事にしました。
出た卦は火水未済不変。
ここでは「世爻」と「官鬼」を主に見て行きますが、
注目すべきはトラブル、病気をあらわす「官鬼」が
世爻の下に伏している。すなわち「伏神」という状態。
これを、「定気法」の場合の「丁酉月」の範囲で
見ると、「世爻午火」は「空亡」になっており、
かつ日の子水から「剋」と「冲」を受けて非常に弱い。
そして伏している「官鬼亥水」は月の酉金から
生じられ、日の子水と同じ水の五行で非常に強い。
おまけにこの亥水が本卦の午火を剋しています。
こうした場合この強い「官鬼」が飛び出してきて
猛威を振るう事になり、不吉な様相を呈しています。
一方、「恒気法」ですでに「戊戌月」に変わっている、
として考えると、本家の「世爻午火」は弱い事に
変わりはありません。
伏している「官鬼亥水」を見ると、日の子水と
同じ五行で強い事は強いですが、先程と事情は違い、
月の「戌土」から剋を受ける事になります。
完全に最強状態ではないため、「官鬼亥水」は
この伏した状態から抜け出せそうで抜け出せず、
本卦「世爻」に影響を及ぼす事は出来ない、
と判断できます。
・「定気法」ではトラブル、病気の意味を持つ
「官鬼」の力が強いので、ワクチンを打つ事で
副反応などが出てしまう判断。
・「恒気法」では「官鬼」は力を発揮しそうでしないので、
副反応などもなく、無事である、と判断。
この二通りの結果が想定される事になりました。
さて、結果はと言いますと、
副反応はほぼ出ませんでした。
「ほぼ」というのは、注射した箇所の痛み、
そしてごく軽いだるさだけです。
この結果からすると、少なくとも今回のケースでは
「恒気法」に軍配が上がる、と言えると思います。
ちなみに周辺情報的な事ですけれども、
自分自身の「世爻午火」には
「ケガ」や「刃傷沙汰」を示す「白虎」「羊刃」が付き、
「注射を打つ」情報が出ていたようです。
更に言えば、「恒気法」の「戌月」ならば、
同じく「世爻午火」には「天医(天喜)」が付きます。
その字の通り、病占には吉の情報です。
このような事があったわけですが、
そもそも未熟者の私の占断を以って
「定気法」「恒気法」の優劣を
決定してしまうのは早急な気もしますし、
卦の判断も、何か見落としている事があるかも知れません。
第一、本来この節入り付近には占わない方が良い、と
言われています。
私も普段は節入り日には用いないんですが、
なんせワクチンを初接種、という
自分の一大イベントだったゆえ、真剣さも手伝って
きちんとした卦を易神さまが授けて下さったのでは、と
思っています。
断易は本当に面白いです。