文章を教える、というのはおこがましいのですが、ここはそういわせていただいて。

 

昨年の夏休み、中学生と高校生を対象とした文章教室を開く機会に恵まれました。

8人きてくれて、4回で800文字のエッセイを全員が書き上げたのですが、

その過程で痛感したのは、文章の指導は一対一、ということでした。

 

8人全員に共通して話せることももちろんあります。

でも、その子その子で必要なものが違うのが、話してるうちに

どんどんわかってくるんですね。

一人一人に話したくなるんだけれど、時間が足りない。

 

エッセイが書けた子から、その場で個別に添削したのですが、

4人分でもう、へとへと、気が遠くなりました。

将棋の十面指しって大変だろうなあ、なんて思ったり。

 

一人の子と1時間ずつでも4回会って、話して、

800字を完成させることができたらどんなに楽しいだろう。

ハイジがCMしてる家庭教師のなんとかじゃないけど、

個別指導がしたいと思いました。

 

こどもたちだけではないんです。

大人も、個人指導がベスト。

数年前、ブログを書きたいとおっしゃる歯医者さんが、

ご相談にいらっしゃいました。

週に1回のブログ原稿の添削と、

1か月に1回の面談でやってみましょう、

ということになり、さっそくに始めました。

 

添削には、なぜこうしたほうがいいかのコメントをつけて返送。

お会いしたときには、今後書きたいテーマについてや、

文章を書くということについてなど、いろいろとお話をしました。

 

それを3か月続けると、もう朱を入れるところがなくなったのです。

その方ご自身のスタイルが、すっかりできあがっていました。

めでたくご卒業。

まっすぐな感覚をお持ちの方でした。

 

ブログやメールマガジンを書く、という目的があると

添削指導の焦点が合いやすくなりますが、

もっとふわっとした感じでも大丈夫です。

たとえば「自分らしい文章を書きたい」。

 

文章を書くときに目指すことは、つまり、その一点です。

自分らしく。

クライアントの方が、ご自分らしく書けるようになる。

わたしにとってもほんとうにうれしいことです。

 

一対一の個人指導は、わたし自身、いちばんしたいコンサル。

お一人お一人に合わせた、オリジナルな指導を組み立てます。

Facebookの羽生さくるページより、お問い合わせください。