ベルンです。




今日はわたしがいつもお願いしている美容師の方と会ってきました。


その方は明日12月01日にプライベートサロンを代々木上原にオープンするとのこと。


そのセレモニーという事で、私はセレモニージャケットを仕立てさせていただきました。



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テーマは「赤」。

しかしただ真っ赤なジャケットを作るのではなく、彼のイメージとリンクさせた雰囲気も盛り込ませたかった。



テーマは「ライディングジャケット」。

いわゆる乗馬をするときに着るユニフォームですが、本人が日頃自転車で移動しているのをわたしは馬に見立てました。



ライディングジャケットのディテールである首もとにベロアをあしらい、スラントポケットにチェンジP。


ただディテールに沿って作るのではなく、基礎を学んだ上で自分なりに崩す。

そこにオーダーの美学があります。

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裏地もワインレッドのキュプラの薔薇柄を使い、見る人にとっては下品にも思われかねない?
上品さを秘めたまさに本人の攻めるイメージにぴったりのジャケットが完成しました。

このジャケットは今まで数十着のスーツを作ってきましたが、間違いなく一番『攻めてるジャケット』。


スーツのルールに乗っ取られる事なく、その人個人のイメージから作りあげられた完全なるオリジナリティー。





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彼の明日オープンする美容室とのイメージにもぴったりハマり、洋服としての機能を兼ね備えながら、「アート」としてのインテリアの役割にもなってくれました。


鮎澤さん、
オープンおめでとうございます。


そんな関係を作っていける仲間を、これからも築いていきたい。



ベルンでした。