ベルンです。
今まで沢山の洋服の完成を見届けて来たが、やはり洋服は生地が要である。
日本人はどうしても細かいディテールに拘ってしまうが、
本切羽だろうがお台場だろうが、バルカポケットだろうがそうでなかろうが、そんな事は大した問題ではない。
やはり作り手のハートありき。
後、“何故自分はこの生地を選んだ(又は選んでもらった)”のか。
そこは凄く大事なところ。
言うなれば車のボディだ。
ライトがこうだマフラーがこうだと言うのは分かるが、ボディが自分に似合っていて、かつカッコいいかが大事に決まってる。
私は普段生地が入っている通称“ブック”を持ち歩いている。
だが、時々そのブックの中では表現しきれないときがある。
その時は、商売なんぞ関係ない。
片っ端から生地屋を駆け巡り、自分のイメージにピタッとくるものが見つかるまで探す。
世界には何万何十万という生地があるからこそ、
生地との運命の出逢いも、未来のパートナーとの出逢い位感動出来るのだ^^
ベルンでした。