BERUNです。


久しぶりの投稿になります。



さて、ある本を読んで面白かった話。

記者と一人のお洒落な作家さんとの会話です。



記者が「何故あなたは暑い中ベストを脱がないのですか?」

と問いました、


その作家さんは、
「私は汗に濡れているシャツを見せることほど下品で失礼なことはないと思っているからだ」




とても素晴らしい格言です。

お洒落は自己満足の世界だと思われているイメージを一変する台詞。







私の中では、1980年以降に産声を上げたもので、

「これだ!!」

と心臓を貫いてきた代物は限りなく少ないです。

これはただ理屈なく昔の物が好きだからということではなく、今の時代に本質を突いているものが限りなく少ないからです。



昔はよかった、なんて言葉は口にしたくありません。


ただ残念なのは、今の時代に生まれた物しか知らず、現代の世界で満足してしまっている人が多いことが悲しくてたまらないのです。






昔は給料の3ヵ月分を全て投げうって購入したフルオーダースーツ。

クレジットで何でも買えてしまう今の時代とは重みが違う。


肩幅の狭い中性的なスーツを着て誰が男らしいと思うだろうか?


本質という根本から離れてしまい、細い枝先しか知らない人たち。


そんな人たちに未来を託すのは本当に怖いし、未来を背負う気もないでしょう。



今一度、ファッションの

「守・破・離」

を学んでほしいと切に願います。