ベルンです。






-伊達男日和--100819_2344~01.jpg

上下関係が苦手なわたしにも、心から尊敬出来る“メンター”のような人は何人かいます。


わたしのファッションのメンターは3人。


高校1年生のときに、古着で安く洋服を“楽しむ”ことを教えてくれた女性店長さん。

お店は無くなってしまったが、この方とは今でもお付き合いさせていただいている。

ピンクに水色の花柄の着物に、インナーはキティちゃんのパジャマ。
そして手袋はギャルソンのレザーグローブに靴はヴヴィアン。
そんな異種格闘技戦をなんなくものにしてしまうなんとも面白い人なんです。

その人から褒められることが何よりの目的になり、当時はアヴァンギャルドな服装を誰よりも磨き続けていたものです。









2人目は、高校3年生のときにアメリカンヴィンテージの格好良さを教えてくれた店長。

一言一言にとても重みがあり、顔は格好よくないのにオーラが格好いい。

「男は顔じゃない、生きざまだ」ということを身体で見せてくれる人。

常に“感動”を与えてくれるため、その人が熱く語ってくれたもので財布が開かなかったときはありませんでした。








そして3人目の方とは今でもよくお付き合いさせてもらっている、「エドワードエクリュ」の木場さん。

いわば同業者です。

このテーラー業界、こだわりを持ちすぎてお客様とかなりの距離感をつくってしまう“職人”か、
全うな知識も持たずに利益追求のために簡素な物売りをする“営業マン”が大半を占める中、凄くバランスの取れている方です。

今のわたしの半分以上の格言の起源は、この方からいただいたものでしょう。

お互い“ダンディー”を追求する者同士のため、22歳と44歳の会話にジェネレーションギャップはあまり感じません。





人は人でしか磨かれないと言いますが、こういった人たちに会うたびに本当にその通りだと思うのです。





自分もそういう人でありたい。


そのためにも日々研鑽し続けたい。





べるんでした!