トム・ブラウン（Thom Browne）２０１２／２０１３年秋冬コレクションプレスプレゼンテーション
パンク（Punks）VSジョックス（Jocks）
at the fall/winter 2012 Thom Browne Press presentation
トム・ブラウン（Thom Browne）２０１２／２０１３年秋冬コレクションプレスプレゼンテーションが都内で開催されました。今年１月の２０１２／２０１３年秋冬パリメンズコレクションで発表したコレクションの一部を紹介したものです。パリ植物園の鉱物学・地質学ギャラリーにあるエキシビションスペースで行われたコレクションは大きな話題となり、すでにインターネットや雑誌など、さまざまなメディアに登場していますが、実際の作品を間近にして、手に取ってみると、ボリュームと重量感とも予想以上でした。
パンク（Punks）とスポーツに傾倒する学生やスポーツの花形選手を意味するジョックス（Jocks）
という相反する２つのグループから構成されたトム・ブラウン（Thom Browne）２０１２／２０１３年秋冬コレクション。
パンク（Punks）のスーツは、高い位置のアームホール、よりフィットした袖、過去のコレクションに比べてさらに細身になったオーバーコートやジャケットが取り入れられ、上腹部丈のクロップドセーターやオックスフォードシャツと組み合わされており、たくさんのスタッズやスパイクを付けたジャケットやパンツは、ずっしりとした重量感が印象的です。
一方、ジョックス（Jocks）のスーツは、肩パッドや肘パッド付のオーバーコートや３ボタンジャケットを展開。トラウザーズも膝と臀部にパッドが付いています。アメリカンフットボールのようなボリュームのコートやジャケットは注目度が高く、東京のプレスプレゼンテーションでは試着する人が続出しました。もし、パリやミラノのメンズやレディースのコレクション会場で着ても注目を集めそう。
今回紹介されたものの中には、分量やスタッズの数など、そのまま商品になるわけではない、いわゆる参考商品もありますが、あらためて見てみると、ボリュームのあるコートやニットなど、レディースでもトレンドになっているものがわかります。
もちろん、犬、いかり、ヨット、アヒルなど、たのしいモチーフを使ったリアルなデザインもたくさんありました。
