世界水泳2011上海北島康介、寺川綾選手に学ぶ水着とアクセサリーのスタイリング

世界水泳上海2011ものこりわずか。


残念ながら、ロンドンオリンピック内定が決まる金メダルは出ていませんが、惜しくも銀メダルとなったものの、150メートルまで世界記録を上回るなど、復活の兆しを見せた北島康介選手をはじめ、松田丈志選手、入江陵介選手、寺川綾選手などのメダル獲得で盛り上がってきました。

今週末や夏休みもそろそろ始まる来週あたりからはプールに、なんちゃって北島康介選手が増えそうです。でも、本人は北島康介選手のつもりでも、実は大間違い、という人が多いんです。


夏になると毎年のように登場する、こうすれば速く泳げる、みたいな雑誌を見ても、ファッションは得意だけど、水泳をわかっていないスタイリストさんが選んだとしか思えない、あるいはスポーツメーカーが、こっちを売りたいからとしか言えないような、速く泳げるとか、身体を鍛えるという趣旨からすると、これ違うんじゃないというスタイリングもたくさんあります。その影響かもしれません。販促のための意図的なスタイリングなら仕方ないけど、編集部もしらないとしたら。


誰かがちゃんと直さないと、これからも間違った商品や着方が続いてしまう。


そこで、今回は速そうに見える、気分は北島康介選手(寺川綾選手?)という人のためのスタイリングを紹介します(このブログは北島康介選手や寺川綾選手とはまったく関係ありません。さしこのくせに風。また、あくまでもファッション関係者向けで、しかも、公式大会で速く泳ぐためではなく、公共のプールに遊びに行くときに速く見えるためのものなので選手には当たり前すぎてつまらないので読まないでください)


わかりやすく、一番上からということで、

まず、


スイミングキャップ

雑誌などでもおすすめ商品として紹介されていることが多いのですが、シリコンキャップは間違いです。選手でもシリコンキャップをかぶるのは本番だけです。


世界水泳でも北島康介選手が本番に備えて、アッププールで泳いでいる様子が何度も流れましたが、
普段の練習でも選手はメッシュキャップを使っています。みなさんも夏のプールに入って意外と熱いのに驚いたことがあるかもしれませんが、長い時間の練習ではシリコンキャップなんて熱くて蒸れてしまうのでかぶらないのです。


次に、メッシュキャップのかぶり方です。

これも間違っている人を見かけます。


北島康介選手のシリコンキャップやメッシュキャップを見て、ブランドのロゴマークを額の真ん中にするのが正しいと思っているようですが、これ、きわどいです。確認した限りでは、メッシュキャップでロゴマークが額の真ん中にあるのはミズノとゴールドウインが展開しているスピードの一部だけのはず。確認ポイントとしては前から見るとVのように見える縫い目の真ん中にロゴマークがあるのが本物。

メッシュキャップの場合、洋服や帽子と同じで内側にタグの付いている方が後ろになると憶えればわかりやすいかもしれません。

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また、以前も書いたように大会本番ではまずメッシュキャップをかぶり、次にゴーグル、そしてその上にシリコンキャップというレイヤードが多いのですが、普段はメッシュキャップだけで、その上にゴーグル。ゴーグルのひもはキャップの中に入れません。


なお、どうしてもシリコンキャップをかぶりたい人もロゴの位置と継ぎ目には気をつけてください。

北島康介選手の使っているようなロゴが額にあるものは立体成型で作られているので、これまでのように継ぎ目がありません。継ぎ目のようなものがあるタイプは継ぎ目を額から後頭部にあわせるというのが正しいかぶり方になります。

たまに見かけますが、ロゴマークを額に会わせたときに継ぎ目が耳から耳になり、妙な皺ができるのは間違いです。ついでに、どうしてもシリコンキャップを使うのなら、耳をキャップの中に入れるのが正しいかぶり方。逆にメッシュキャップは耳を出したままで大丈夫です。

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また、最近は衛生管理からスイミングキャップをかぶらなくてはいけないことが多いのですが、裏技として北島康介選手などトップ選手がよくやるように、プールサイドから上がる直前にスイミングキャップとゴーグルを外してから、出てくると、速そうに見えます。


また、ゴーグルの形

は、選手の場合ノークッション、つまりクッションのないものがほとんどです。

普通に泳いでゴーグルが外れる人でなければ、飛び込まない場合、北島康介選手の使っているミズノのゴーグルのようなタイプで問題ないはずですが、少し不安という人は平泳ぎの鈴木聡美選手やバタフライの藤井拓郎選手などのトップ選手から小学生の選手まで、たくさんの選手が使っているVIEWのノークッションのようなものなら、日本人の顔に合わせた大きめのレンズになっていますから、そのあたりから試してみるのもいいかもしれません。

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色はミラータイプがおすすめ。

海外のトップ選手には透明のゴーグルを使っている人もいまし、北島康介選手も練習中に透明なものを付けたりすることもありますが、ほかの人から見て目が見えないほうが無難です。


ゴーグルの使い方

ですが、

いまだに雑誌などで紹介されるのが首にゴーグルをかける。ありえません。

手に持つか、男性の場合、ひもを水着の後ろあたりにはさみます。



メーンの

水着

ですが、男子はボックスタイプ。膝上までのスパッツはあくまでも大会本番用です。


また、Vカットもだめです。着ている本人は気付いていないようですが、そういう水着が流行っていたころ、つまりスパッツが登場する前に選手だったような年齢の人だと思われてしまいますよ。


逆に女子は本当にノーマルな、昔の競泳水着のような、極端にハイレグではないタイプです。


色や柄は男女ともカラフルで派手な色と柄のものが人気で、デサント「アリーナ」からはディズニーとのコラボレーションによるミッキーマウスのプリントなども出ています。男子では後ろ身頃にブランドロゴを付けたものも人気ですね。
そして、ルール改正で大会では水着のレイヤードは禁止されていますが、練習中は、抵抗を増やすために、わざと水着を重ねてきている選手も結構います。透け感が気になる人には色や柄、形の違うタイプのデザインの水着を二枚重ねてみるのもいいかもしれません。


また、ゴールドウインのスピードは昨年から、ストレッチ性が高い上に、ボトムスのスピンドルを外側に出してワンポイントのアクセントにしているメンズのトレインボックスやアウトサイドスピンドルのボトムスに、ブラトップを合わせるウイメンズの「セパレーツスタイル」をなど、ファッション性の高いデザインも提案しています。オッシュマンズなどにも売っていますが、実際にトップ選手なども使っているようです。
http://www.goldwin.co.jp/corp/pr/2010/07/speedo.html


そのほか、速そうに見える上に便利なのが

スイムタオル

吸水性が高いし、軽く、小さいです。北島康介選手などのトップ選手も練習中には更衣室まで行かずに、プールサイドで着替えてしまうので、身体を隠す大きなバスタオルも持っていますが、普通の人の場合、更衣室のあるプールではスイムタオルだけで大丈夫です。


さて、オッシュマンズや原宿のアリーナショップ、エスポートミズノなどに行き、今注意したポイントを
おさえれば見た目は速そうになります。ただし、もちろん、これで速く泳げるようにはなりません。


あたりまえの話ですが、あくまでも速そうに見えるだけです。


今回のブログで不満の方には続きを用意しましたよ。
着れば速く泳げる水着
http://ameblo.jp/fashionleaks/entry-10969831155.html


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