そんな感じで始まった今回のブルベ

続々とスタートしていく参加者達に混ざり自分も真ん中ぐらいの位置で走り出す
最初は信号の間隔も短くて固まって走っているが徐々に信号の間隔も広くなり次第にバラけだし少人数の固まりになってきた

20kmか30kmほどウォーミングアップがてらリヤの変速の調子を見つつ他の参加者の中に混じってのんびりと走っていた
リヤの変速は1つ上のギヤに変えたい時に普通にやるとカチャカチャと異音が出るだけで変わらない、試行錯誤した結果2つ上げて1つ戻すと1つ上のギヤに変速出来るのが分かったが、ストレスが溜まる一方なので「どうにかならんか?」と思い途中のコンビニで止まり集団と別れた

この感じはハンガーが内に曲がってると思い、リヤディレイラーを手で鷲掴みしてグワッと外に引っ張ってみた(笑) それと少しワイヤーを調整
試しにコースに戻り走り出して具合を見ると少しマシになったような気がする… 気のせいかもしれないけど…

一応、予備のディレイラーハンガーは持っているけど、交換するのもめんどくさいので、もう今日はこれで走る事にした
(その後もPCとかで止まる度にディレイラーを引っ張っていたり、ワイヤーを調整したり)

少し遅れたので飛ばし気味に走る、しばらくすると集団に追いついたが、勢いがついているので集団の中には混ざらずそのままの速度で集団を抜いていく
そんな調子のまま何人かの参加者を抜いていて気付くと後に誰か付いていた 「え?」と思い見たら愛媛のオタヌール3人組だった(笑)

そのまま4人でこのコース唯一の峠にさしかかりしばらく走ると道の端に誰か立っていた
ん??? と思いよく目を凝らして見たら…

もうお気づきだと思うが

そう “彼”だった

“彼”に声援をもらい坂道で疲れていた身体に元気を取り戻す

このコースは地元の近くなので何回か走った事のある道 海岸線を走るから隣りは海 この日は天気も良くて景色が凄くいい!
でも先ほども書いたけど何回も走った道で景色も見飽きていた(笑)
が、途中に四国八十八箇所の札所が何ヶ所かあり(昨年からお遍路を区切り打ちでやっている 結願はまだ)そこは最近の事なのに懐かしく思えた

この頃には愛媛のオタク達とは別れ1人で先を走っていた 
と言っても各PCで会うぐらいの距離差だが

PC1、PC2を通過してPC3で折り返し
しばらく来た道と同じ道を走るから他の参加者とすれ違う事になる この瞬間は凄く楽しい 挨拶したり手を振ったりと大抵の人は笑顔で応じてくれる
そんな中を知り合いがいないか必死で探す
すれ違うのは一瞬だからすれ違った後に「あ、いまの人!」と思う事もよくあるから少し速度を落として注意深くすれ違う人達を凝視する
やっと「第1知り合い」を発見した
奈良の友人だ! 今回が初300なので是非とも完走して欲しい「頑張ってー!!」とエールを送る(後で確認したら無事に完走していた やれば出来る子です)
その後すぐに「第2知り合い」を見つけた
オダックス近畿 福井藩の偉い人だ!
ここぞとばかりに大きく手を振る
(後で確認したら道中グルメや温泉を楽しんでいた 流石です)

その前だか後だったか覚えていないが途中で香川最速のチームの人達に抜かれる
その時に「一緒に走りましょうよ?」と誘われるが、この人達のペースで行くと最後まで脚がもたない(笑)ので申し出は嬉しかったが泣く泣く断わり、少し話をしてその人達を見送る
あっという間に見えなくなった…

俺の判断は正しい

その後すぐにPC4に着いた 疲れたし時間もあるので少し長めの休憩をしつつTwitterを見てると「シナモンも応援してますぞ」と関東のメンヘラからリプがきて笑った


と同時に元気ももらった
やはり仲間からの応援は嬉しいものだ

PC4を出て少し走ると先程の香川最速チームの皆さんが立ち止まっていた
何かトラブルかな?と思って見たがどうやらパンクらしい、数人いるからどうにかなるだろうと思いそのまま素通りする
どうせ後ですぐに抜かれるからと…

その後はまた海岸線を走るのだけど、いつもの見慣れた風景とは違い この日なんと大きな虹が!


写真では上手く伝わらないかもだけど、ホントに綺麗な虹だった

で、PC5に到着して飯を食べていると愛媛のヲタ達もきた 皆で虹の話で盛り上がる
その中の1人の写真を見せてもらうと


なにこれ? 俺よりいいやん…



少しばかりの敗北感を感じながら先にPCを出る

もうこの辺りから日もくれて寒くなってきた、後は往路でも通った峠を越えてゴールするだけ
この頃にはもう変速の不調にも慣れてきていて普通(?)に走れていた 人間慣れればどうにかなるもんやなー と思っていた矢先にチェーンが落ちた… 油断は禁物

峠を下ると身体も冷えたのでコンビニでホットコーヒーを飲んでいたら愛媛のガチオタも来た(笑) 

今回、所属クラブを「AR四国」で走っているのは自分も含めこのオタク4名
最後は皆で一緒にゴールするかー!と 残り30kmを走る

そして21時50分にゴールした

ゴールしたら主催者に電話するのだが、電話に出てくれない…
ちょうどこの日は成人式でゴール地点には着飾った若者達で溢れていた
そんな中でおかしな服を着たおっさん達がボーッと突っ立って途方にくれている気持ちが分かるか? 誰か3行で答えよ

ま、その後すぐに連絡がついて無事にゴール受付も終わりハイ解散となった訳だが