こんにちは(^-^)/
今日で僕と角田の5日間の集中実習が終わりました(‐^▽^‐)
去年の冬期集中実習同様、短い期間の中で自分の見識も広がり有意義な5日間だったと思います(^^)/
これでもう、来週の卒業式が終われば、春休みを迎え、そして4月からは2年生です!
もうすぐ鯉淵に来て1年経つなんて自分でも全く実感がわきませんf^_^;
つい、この前入学式だったように思えてならないんですよね
けど、寮の友人とはもう何年も前から互いを知っているようなそんな気もして、こういった気持ちも全て、ここ鯉淵での生活がいかに充実しているかを物語っているようです(*^^*)
さて、今日は現在進行形で準備している、あるものについて、紹介したいと思います(*^-^)b
それこそ、“培養中の土着菌”です!!
現在、ファーマーの卵メンバーで作ったボカシ肥は2種類あります!
先月の終わりに仕込んだ学園の畜産農場から頂いた鶏糞で作った、①鶏糞ボカシと、直売所横のヤギの糞を用いた②ヤギ糞ボカシです(^^)/
ボカシ肥は配合する材料もその量も作る人によって様々ですが、
今のところ仕込んできたボカシとは、また別の種類のボカシを作ってみようと思い、再びボカシ肥について調べてきました(*^o^*)
その中で、僕が目を付けたのがその地域に棲みつく“土着菌”を使ったボカシ作りです!!
代表的なのが、竹林の地面に存在する微生物の塊、通称“はんぺん”で、これを一部竹林から採取し、作成するボカシの材料に混ぜて種菌として発酵をスムーズに行って、その土地独自の菌がボカシ肥により土壌中に入ることで、病害虫を抑制するなどの効果をもたらしてくれるとされています
学園の敷地内にはちょうど竹林があるので、先々週の日曜日2月26日にまずはその竹林での土着菌採取から開始しました
地表面を覆っている笹の葉や草をどけながら探していると、竹の近くで土がほかの箇所よりも少し高くなっているところに菌の塊“はんぺん”がありました(≧▽≦)!
そんなに大きな塊のものは見つけられませんでしたが、だいぶ分解された笹の葉にくっついているはんぺんを発見したんです(‐^▽^‐)
拡大してみると、このようになっていて、白くしっかりとした菌がビッシリと付着してしています!!
匂いを嗅いでみると、椎茸の原木のような香りでした
他にも探していると、これとは別の材料に付着したはんぺんが見つかり、匂いも菌の色にも少し違いが見られました!!
2つ目はまだあまり分解されていない笹の葉に付いた、クリーム色の菌のはんぺん
3つ目は朽ちた椎茸の原木に付着したこの白い菌
最後4つ目は、竹林の一部に敷かれていた銀杏の葉に付いた白い菌のはんぺんです
付着している菌がそれぞれどんな性質をもったものなのかはよく分かりませんが、
採取したはんぺんの量が少ないので培養することで多くの菌を確保しようと思います(*^o^*)!
採取したはんぺんは別々で培養し、それぞれ細かくちぎり米ぬかとよく混ぜ、水分含有率50%となるよう潅水しました
それから3日後。変化があったんです(≧▽≦)!!
表面にはうっすらと白い菌糸が張っており、そして甘酒のような甘い香りがします(-^□^-)
まだ触っても熱くなく、発酵熱は出ていませんでした。
そして翌日の3月1日!
更に菌糸は米ぬか全体に広がりを見せ、内部にセットした温度計も31℃を記録していました(-^□^-)
培養処理後、たった4日で繁殖し、白いカビの糸状菌(※日本酒造りに欠かせない麹菌もその1つ)が米ぬかのデンプンを糖化するに至ったんです!!
実際に菌が米ぬかを分解しているのが目に見えないからこそ、
目に見える形となって現れる菌糸を見たときの感動は計り知れません(≧▽≦)
微生物の生命力に感動しましたねぇ~
これからは、この一次発酵した種菌をさらに増殖させるべく、
更に米ぬかを増量し、再び発酵して50℃近くまで温度上昇してきたら、
切り返しと同時に魚粉などの高タンパク質原料を混合し二次発酵。
目安として表現されている、“味噌・醤油のような香ばしい香り”がしてきたら、タンパク質がアミノ酸にまで分解されたという証拠なのでこれにて完成です
今回は、土着菌を使った、いわゆるアミノ酸肥料のボカシを作ってみようと思います(-^□^-)
これからも毎日観察するのが楽しみです(*^^*)!!
それでは(^-^)/