2年経ったら運転OKって言われる | 性腺外胚細胞腫瘍 後腹膜原発 絨毛癌 旅好き 間質性腎炎 てんかん 透析

性腺外胚細胞腫瘍 後腹膜原発 絨毛癌 旅好き 間質性腎炎 てんかん 透析

●2015年2月 28歳発病 現在30歳 性腺外胚細胞腫瘍
後腹膜原発 多発性肺転移 脳転移
●ケモBEP4とTIP2とTIN2とIrN2&脳放射線24Gy定照射
●ケモ入院10ヶ月と後腹膜リンパ節廓清手術
●2017年2月 覚醒下開頭腫瘍摘出術
●2018年2月 薬剤性間質性腎炎と診断

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この前病院に行きまして採血と脳外診察とCTだったんですが、診察言うても目的はMRI予約しに行くだけなんです。そんなもん電話でええやろ、と毎回思うわけです。採血を終えてから診察室前で待ってたんですが、40分くらいしたら急に横にいるおばあちゃんが話しかけて来た。






「お兄ちゃん1人で来てんの?  朝から待ってんの?」
「え?(朝からっていうか今も朝ですが。。)40分くらい待ってます。」
ぴろーん!!
「あ、今呼ばれました笑。行って来ます。」
「良かったねぇ行ってらっしゃい爆笑





予約時間から40分遅れで呼ばれ診察室に入りました。入ると主治医ではない違う医師がそこ。。主治医は学会に出席している様だ。まぁ今日はMRIの予約だけなので誰でも良い。






「足の機能はどう?」
「術前と比べて歩きにくいし、術後からあまり変わってない気がするけど、少〜しはマシになったかなと思う。ここの筋肉が弱っていて何回も捻挫したのでサポーターを巻いてます。」
「ん〜あまり変わらないか...」






と答えると、医師はカタカタっと入力し始めた。読んでみると『少しマシになったと思う』という文章だ。適当!!まぁ彼の患者じゃないのでしょうがないのか知らないが、主治医への報告も兼ねてるのでもう少し具体的に書けやと思った。





「◯◯君、MRIいつ取る?好きな日で良いよ
なんてフランクなんだ!
好きな日を指定すると、
「MRIの結果その日に聞いた方が良いよね?一緒の日に診察も入れるよ、あぁこの日のこの時間はもう部長いないね、最近昼から外来に出なくなってるんだよ。この前も13時にはいなくなってたし。」
不便な!!



予約を済ませ折角来たのでいくつか質問をぶつけて見た。




「車って乗っても良いんですか?」
「ああああ〜滝汗やめといた方が良いと思うよ〜うん」
「やっぱり抗てんかん薬飲んでるから車の運転に従事してはいけない、という事ですか?」
実はもう1ヶ月くらい飲んでないけど。
「うん〜ほら最近ニュースになってる、高齢者とか発作による暴走運転事件、万が一てんかんが起きて何か事故が起きたら◯◯君、マスコミの格好の的にされちゃうと思うよ〜」
確かに医師より患者への責任追求が問われる。
「それはわかります。でも一生乗れない訳ではないでしょう?」
「うん、乗れる望みはあるよ、でもね年単位になるかな〜その辺は部長に相談した方が良いよ」
「今日は部長がいなかったから先生に聞きますけど笑、もし先生ならどれくらいで乗っても良いと判断しますか?」
「んん〜薬を切って2年間くらい何もなかったら乗っても良いよ。薬を切ってからね」
「2年?!!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き
「それで事故起きても責任は問われないよ」
「そうですか、いやでも長いな2年は通常の仕事出来ないのかガーンガーンガーン
「んんん〜最近の若者って車乗らないんじゃないの?」
は?!それどこの情報や!!
「いや〜年齢関係ないっすよ〜僕は毎日仕事で運転してましたし、車もバイクも好きなんですよ、先生も好きでしょ車〜笑」
「んん〜◯◯君は一度2年前にてんかんを起こしているからかなり慎重になってるんだよ、起こしてない人と比べたらかなり差があるよ」





若干ショックで診察を終え出るとさっきのおばあちゃんがまだいた。10分の診察を終えてなおここにいるのか?おばあちゃんは俺よりも前にいたのに。。





「私は10:30からの予約だったんですが呼ばれたのは40分後でしたえーんどこ受診ですか?」
と気さくに話しかける。
「ここよ〜ここ」
あ、脳外じゃないかしかも先生同じだ。
「今日はこの先生いなくて違う先生でしたよ」
「もう誰でもええわ笑、うちのんがもう待つのに疲れて見てよこれ〜」


とおばあちゃんの隣を見ると、、、
隣に座るご主人は丸くなって小さくなって寝そうになっている。
「待ち時間長いですよね〜そのくせ数分ですもんね笑」
「ホンマね〜、これから御飯食べて帰るの?」
という雑談をして感じた。






もはや医師は誰でも良いからとりあえずはよ呼んでくれという気持ち。付き添いの方から言わしたらこう思うんだろうな。病院に来るのに苦労して、そして外来で待たされて体力消耗してやっと先生に会えたと思ったら数分でフィニッシュだ。
そんな患者の光景を付き添いの方が見ると『誰でもええわ!』となるだろう。でもはやり医師間の差は否めない。





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乗りたい...




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