昨日、辞表を出しました。この2月末で退職です。
3回目の退職です、今までは1日の隙間もなく次の仕事をしていましたが、今回はしばらく休養期間をおいて、失業保険も貰ってみたいと思っています。
(すっかりしょぼい給付になってしまって、自己都合の場合は、3ヶ月の待機期間があって、僕の年齢・収入からすると最も高額な給付日額7810円ですが、×150日で1,171,500円となります、本当に微々たる給付で、これだけでは生活できないですよね)
僕の場合は、幸い会社が去年新規上場を果たし、PER=100倍を超えるようなバブリーな株価をつけた時に殆ど売って、まとまったお金が入ったので、当分食いつなぐことができます。
この会社は前の会社の25年来の友人が創業した会社でした、創業まもなくに誘われた時、最初は断りました。「一緒に仕事をしてうまくいかなくなったら、仕事と友人の両方を失う事になるから」と。父親がやはり若い頃の友人と一緒にしていた仕事があったのですが、やはり立場・考えが隔たってきた時に、喧嘩になっていたことを見たからでした。彼は「そんな心配をする必要はない、社員たちも僕の事を社長と呼ばずに名前で呼んで好き勝手に仕事している」と。
すべての言葉を真に受けた訳ではありませんが、上場を目指した創業に参加することの魅力を選びました。また多くの他の友人たちは上場するなんて真に受けていない人が多かったのですが、僕は彼の能力からすればきっとできるだろうと確信していました。そして本当に上場できたのです。彼は凄い事は凄いのです。
でもそれ以外の事は、やはり大違いでした。そのギャップに色々悩み、考え、試行錯誤しましたが、結局は愕然とする程の隔たりだったのです。そして辞表を出す出さないと言う話にもなったのです。
やはり友達と仕事を失いましたが、いくばくかのお金が残ったのです。苦いお金ですが家族にとっては大切なお金です。
仕事のスケジュール上、夕方に出したのですが、その時まで胃が気持ち悪くなるような1日でした。出し終わった今は少しほっとしていますが、お客さんの引き継ぎなどを考えると、僕を信頼してくれていたお客さんたちにとって納得のいくものになるのだろうかと思うと、苦い思いがつのります。
とにかくは2月末まで頑張って行くしかないのです。