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久世さんが亡くなった。僕が今さら書く必要などないほど、多くの追悼記事がブログ上に書かれている。

僕はTVよりも映画という人なので、TVの演出家久世さんに関しては、「寺内貫太郎一家」も、向田邦子さんも大好きだったので、結構見ているが、でも久世さん自身にはそれほど思い入れは実はない。

実は先日TSUTAYAのオンラインレンタルを始めて、たまたま借りたのが「悪魔のようなあいつ」だった。3/2の日にそれは注文したのだけれど、その時には久世さんの死も、そして実は「悪魔のようなあいつ」も久世さんの作品だと言う事をうかつにも忘れていた。リアルタイムでも見たけれど、それは久世さんの作品と言うよりも、長谷川和彦脚本と言うのが大きな理由だったし、それをもう一度見てみたいと言うのが借りた理由だった。
借りたのは第1回と第2回だが、回が進むうちに連続TVドラマなんて初めて書いた長谷川脚本がだんだんと破綻していって無茶苦茶になる面白さがあったように思うのだが、それはこれからのお楽しみである。

沢田研二、若山富三郎、藤竜也、安田道代、荒木一郎、らにデイブ平尾も、そして第2回には尾崎紀世彦まで出演して、なんとも豪華キャストである。3億円事件の時効に向けて、カウントダウンする形で進むこのドラマである。

見ていた頃は、長谷川脚本の破天荒さの印象が強いが、久々にみて、やはり良くも悪くも久世TVドラマだと思うし、演出の妙と言うよりも、プロデューサー的な配役の妙が面白い作品とも言える。

いやむしろ日活というホームグラウンドを失った藤竜也・梶芽衣子、大映を失った安田道代を、新しい魅力と言うよりも映画時代をリスペクトするような使い方も、或いは沢田研二、荒木一郎、デイブ平尾、尾崎紀世彦と言ったミュージシャンの起用も、粋なファン感覚での起用が久世さんの魅力だなと思う。


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