「御旨と世界『人間に対する神の希望』(1973年10月20日)に


「神は人間と宇宙とを創造される前は、たった一人で、御自身以外の何ものをも意識することなく存在しておられたということを理解しなければなりません。」


と語られています。


天聖経・平和経編纂委員会委員長 金榮輝先生のお話しに、


「天の父母様は二性性相としておられます。
天の父母様は、男性であられる父なる神と、
女性であられる母なる神が一体となられているお方です。
天の父母様の中におられる父なる神が
実体として現れたお方が真のお父様であられ、
母なる神の実体として現れたお方が真のお母様であられます。」


とありますが、


この神観を読んだ時、大変なことが起きていると思いました。


「父なる神様」が「天の父母様」という囲いの中に入れられ、存在しない「女性であられる母なる神」と同列にされています。


「たった一人で、御自身以外の何ものをも意識することなく存在しておられた」神様にいつ、女性である母なる神様が現れたのでしょうか。


もし、女性である母なる神様が存在するのならば、男性であられる父なる神が「たった一人で、御自身以外の何ものをも意識することなく存在しておられた」というお父様の御言葉は間違いであったのでしょうか。


真のお母様含め、統一教会のほとんどの信徒が疑いも無く


「天の父母様は二性性相としておられます。
天の父母様は、男性であられる父なる神と、
女性であられる母なる神が一体となられているお方です。
天の父母様の中におられる父なる神が
実体として現れたお方が真のお父様であられ、
母なる神の実体として現れたお方が真のお母様であられます。」


の神観を受け入れ信じていると思われますが、


「天の父母様」の存在は、神様から来たものでなく、人間が一方的に架空の存在を作り出していて、その背後には、サタンがいて、「母なる神の実体として現れたお方が真のお母様である」を正当化するためのものである。


と思います。


お父様の御言葉に対して、矛盾しています。


私は、「天の父母様」が存在するには、創造の順序があると思っています。


唯一なる神


⇒被造世界である母なる大地を創造


⇒神の本性相的男性に似た陽性の実体と、その本形状的女性に似た陰性の実体であるアダムとエバを創造


⇒アダムとエバが真の父母となり神が男性と女性の肉体を持つ


⇒三大祝福を成就し、地上天国が実現され、真の父母が霊界に行く


⇒霊界に真の父母が存在し、その真の父の霊人体と真の母の霊人体を通して天の父と天の母として無形なる神様がお姿を顕現されるようになる。


このとき初めて、「たった一人」の神様に女性であられる母なる神様が現れ、天のお母様が存在し、天の父母様が存在するようになる、


と思われます。


なので、真のお父様のみで、真のお母様がが霊界に行かれていない現在においては、天のお母様(女性である母なる神様)は霊界において存在していない為、天のお母様はいらっしゃらないと言うことになります。


どうして天のお母様が存在していないのに、あたかも存在しているかのように「天の父母様」と呼ぶようにお母様がご指示をされたのか。


それも、お父様がご聖和された後に、神様、天のお父さまの呼び名を封印して「天の父母様」と呼ぶようにご指示されたのか。


「天の父母様」という呼び名は本来は、地上天国ができ、天上天国が実現された時、地上と霊界に存在する人類によって、霊界にいらっしゃる真の御父母様を「天の父母様」とお呼びするようになっていたにも関わらず、


なぜ、神様の御心に叶わない呼び名をするのか、


このままでは、神様にとって「天の父母様」という呼び方が、神様の恩讐になってしまいます。


ただ単に、「母なる神の実体として現れたお方が真のお母様である」を正当化するための呼び方と言うことではすまなくなってしまいます。



背後にサタンがいることを私たちは知るべきです。


「神様」、「天のお父さま」の呼び名を封印してしまうと言うことがどういうことなのか、


サタンがほくそ笑んでいるように思います。