25日の木曜日、

O芸大のデザイン科にいる友人の個展に行ってきました。

LOOP Aっていう、阪神高速道路の下にあるギャラリー。



彼女の高校卒業直後から大学3回生中ごろまでの心象描写。



すごくオリジナリティのある、一見不思議な世界の絵なんですが、

こういう絵って、心がダイレクトに表れてて

彼女の心の成長していく過程が見えて、

なんか「人」というものを感じました。




高校卒業して大学への入学間近でウキウキ・ワクワクしている感じ、でも一方で自分を中心とした世界から、

大学1回生では、穏やかな、落ち着いた感じになり、少しずつ周りの世界も見るようになっていて

(ちなみに、彼女と知り合ったのは、ちょうどその絵の頃、彼女が1回生の夏過ぎです。彼女、フルートもしてるのですが、私がこの時期にフルートのレッスンに通い始めて、私の前が彼女のレッスンだったんです。第一印象は「ギャル(死語)がいる・・・」で、正直私の印象は「『違う世界』の人かな・・・」でした(笑)。ただ、彼女のフルートの音を聞いて、「彼女と合奏したら楽しそう」って思って、11月からバッハのソナタの合奏の練習を始めて、1月にとあるコンサートで演奏しました。
実は、彼女は11月でレッスンをやめるつもりで、先生に電話をしてたらしいのですが、たまたま「彼女と合奏をしたい」と私が先生にメールで伝えたのが、その電話の直後やったらしくて、ぎりぎりで話がつながっていたそうです。多分、タイミングがもう少し遅かったらアウトで彼女とも切れてたんやろなぁって思います。
彼女が辞める話は1月まで先送りになり、先生にとっても、彼女に伝えたいものを伝えきる時間ができたそうです。先生とも、この時期に打ち解けあえるようになりましたね)

大学2回生で周りの世界との関わりの中で、やや心の葛藤が見えはじめ

大学3回生ではその葛藤は一層広がり深まるとともに、「恋」(絵のタイトル)もし、苦しんでいる。



掛かっていた絵はここまでで、

少なくとも、掛かっていた絵では、心の葛藤は解消されてなくて

LOOP Aで著していた、彼女の「物語」は未完。



彼女は今、就職活動の真っ最中。

就職活動って、自分を見直すいい機会になるんですよね。


(私自身は、修士2回生の就職活動では、
 見直すというより、「あるべき姿」に自分を染める、
 ということをして失敗しちゃいましたけどね汗
 それが、会社を一年でやめて大学に戻るという回り道になったのですが・・・苦笑)



ずいぶんと長い時間、彼女と話をしたのですが、まだまだ自分の姿を模索中のようです。



彼女の「心の葛藤」が今後どういう解消をされるのか。

これから先も色々と悩んで、苦しんで、後悔もして、

でも根本的な性格の明るさ、ポジティブさ、根性があるから、

彼女はきっと素敵な女性になると思います。


今回は未完だった物語の続きが楽しみです。



雲の流れる方へ・・・
過程



追伸:
すんごい長い時間彼女と話をしてる中で
彼女が嬉しいことを言ってくれました。

「ここまでのこと、大学の友達には話しないんですけどね。
 Hideさんは、ハートでぶつかって来てくれて、ちゃんとハートで受け止めてくれるから、
 私もハートをぶつけられるんですよね。」

たまに結構厳しい、でも、私のハートに響くようなことをズバっと言われたりしますが
なんか、そんなことを言い合える存在が此の世いるというのは本当に嬉しいですね。