1979年全米1位(Chic の "Good Times" を蹴落として1位となり、Robert John の "Sad Eyes" に取って代わられた。また、79年の年間チャートも制してミリオンセラーを記録)、全英6位。さらに、カナダとオーストラリアで1位、イタリアで2位、フランスとニュージーランドで3位(日本ではオールジャパンポップで1位)。これ、結構衝撃的でした(笑)。「Sharona」とは、ボーカルの Doug Fieger の当時のガールフレンドの Sharona Alperin のことで、Fieger は彼女に一目惚れしてこの曲を書いたそうです。アメリカのシングルのジャケットには彼女の写真が使われました。なお、Sharona さんは現在ロサンゼルスで不動産業を営んでいます(彼女のウェブサイト(アクセスするとこの曲が流れる)によると、顧客の多くは「業界人」とのこと)。
 
 
話を Knack に戻すと(笑)、その衣装、音楽スタイル、デビューアルバムのジャケ写などからも明らかなように、彼らを売り出すに当たり、レコード会社は Beatles を強く意識した(というより模倣した?)マーケティングを展開しました。
 
 
また、Knack 自身、ライヴでこんな曲をカバーしています。
 
 
そのデビューがあまりにも衝撃的だったのに比べるとその後はパッとしなかったため、現在では「一発屋」の代表のように見られている Knack ですが、彼らの第二弾シングル "Good Girls Don't" は惜しくもトップ10入りは逃したものの全米11位まで昇り、まずまずの成績を残しています(なお、カナダでは1位、日本ではオールジャパンポップで8位となった)。
 
 
ハーモニカを使ったり、一本のマイクでハモったりと、ビートルズしてますね(笑)。
 
そして第三弾シングル "Baby Talks Dirty" も辛うじてトップ40には入りました(1980年全米38位)。なお、日本ではオールジャパンポップで8位。
 
 
悪くないんだけど、"My Sharona" の二番煎じというか、焼き直しではねぇ...。
 
なお、ボーカルの Doug Fieger は残念ながら2010年に他界し、それに伴いバンドにも終止符が打たれました。