命の色づけ

命を授かってから　いろいろな色，音、頬をなでる風、手のぬくもり、肌をつつむ布の感触
周りには　知らなかった刺激がいっぱい
up,down,up,down　心臓の鼓動がやむまで　つづく
その刺激に　出来事に　名前をつけるのは自分だ

生まれ持った特性を活かし　名前をつけていく
好き，嫌い、善悪、yes,no、決めるのは自分の経験，価値観

人生で　何がよくて　何が悪いと決めていく
その結果　世の中は　自分のフィルタ－を通して出来上がっていく

墜落したヘリコプターに乗っていた米兵だって　言われて乗っていただけ
沖縄にいるアメリカ軍も国から言われて来ただけ

それを決めたのは　日本政府とアメリカ政府
個人の意志ではない

いま日本を取りまく劣悪と思える状態も　劣悪と判断する自分がいるから
うまく行っているとは　感じないけれど　出来事に色をつけ　決めつけるのは自分

俯瞰して　現状を観ていきたい
色付けするのでなく　二者択一でな
きれいごとかもしれない　
しかし　自分の体に対して意地悪なことはしたくない
自分の心を痛めつける言葉を投げつけたくない

長い歴史の中で　数えきれないほどの命がいままで　この地球に存在し
瞬間　瞬間に　歴史は創られていく

自分の命だけで大きく変わることはないだろう
ただ　どう生きたいかを　選ぶことは出来る
いつかは　必ず今ある命は果てるのだ

それでも歴史は刻まれていく
たとえ　地球が消滅しようとも　それも一つの歴史