心を育てるサッカー指導
広報の齊藤です。
先日、アカデミーコーチ、スクールコーチなど約25名が参加し、子どもたちへの指導方法を学ぶ研修を行いました。
これまでもコーチが参加する指導方法の研修は定期的に実施をしてきましたが、今回は初めて外部から講師を招き、主に小学校への巡回教室をテーマに、サッカーを1つのツールとして、技術ではなく、コミュニケーションや、自律性、協調性などを育むなど、より充実した教室を実施するため、このような研修を実施しました。
講師としてお越しくださった川村元雄さんは、かつて徳島ヴォルティスやFC東京で普及・育成に携わられ、日本サッカー協会の指導者養成インストラクター(指導者のための指導者)も務められてきました。
↑講師の川村さん(中央)
小学校訪問など児童への指導は、プロ中のプロ。子どもの心をつかむ方法、そのメニューを通して何を伝えたいか、先生方とのコミュニケーションはどうすべきか…など、普段は教える立場のコーチ陣が子どもになって身をもって研修しました。
↑体の色んな部位でサッカーボールをキャッチするもの。膝と膝で挟むなど、高難度も。
ペアを変えたり、人数を変える時に注意すべきことは何か、なども勉強しました。
↑3人で手をつないで、端から端へボールを投げ、キャッチするもの。ペアを変えたり、人数を変えることも、小学生では難しいことの1つです。
最後には、サッカーの実戦に近いメニューも実施。
サッカーをやっていたメンバーなので、やり始めると、ついつい本気に。「けがするなよ!」との声も飛び交うほどでした(笑)。
↑楽しそうだった妹尾コーチ。今年はU-15を担当しています。
実際に、子どもの目線になって体験したことで、様々な疑問も生まれ、終了後には川村さんへ多くの質問が飛びました。
ファジアーノ岡山では、選手やコーチが幼稚園や小学校、スポーツ少年団などでの出前サッカー教室を実施しており、2016シーズンは年間で約180回、延べ10,000人以上の子どもたちと触れ合ってまいりました。
新学期も始まり、今年もコーチや選手が様々な場所に飛び出します。
多くの子どもたちにお会いし、楽しく充実したひと時が過ごせるように、これからも研修を重ねてまいります!