「健康と美のプロデューサー」の水野です。
昨日は、台風と前線の影響で、豪雨となり
名古屋では一時100万人に避難勧告、避難指示が
出されましたが、台風も足早に過ぎ去って、
解除されました。
今は、雨も小降りになって、
風もだいぶ収まりましたが、
町はとても静か・・・です。
これから、進路に当たる地域の方は、
十分にお気をつけ下さい。
で、先回お話したSさんの指の変形。
第一関節に症状が出るのは「ヘバーデン結節」といって、
「変形性関節症」の一種で、
指の第二関節から下の関節に出る「関節リウマチ」とは、
分けています。
で、色々調べてみますと、
原因は・・・・、はっきりしていない
![叫び](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/254.gif)
し、治す方法も確立していない・・・、みたいです。
対症療法が中心のようです。
中年以上の女性に多く発症し、
長年の労働の積み重ねによる指への負担とか、
遺伝だとか、言われています。
ただ、女性に多く発症というところからも、
興味ある学説があります。
リウマチも含めて、関節に炎症を及ぼしている原因として、
バルボウイルスの感染が主な原因といわれていますが、
根本的には、
「ストレス」が主たる原因である・・・という説。
つまり・・・、
自律神経が正常に働いている時の白血球・・・、
顆粒球(細菌など大きな異物をやっつける)と
リンパ球(ウイルスなど小さい異物をやっつける)との比率が、
60:35くらいのバランスで保たれていれば、
免疫力も高く、ウイルスに感染してもカゼ程度の発症で終わり、
理想的な状態といわれています。
ところが、心身に過剰なストレスが加わると、
自律神経のバランスが崩れ、
白血球のバランスも崩れることになります。
つまり、
ストレスは、主として交感神経の緊張を促すので、
血液中では、顆粒球が増加します。
この関係は、
生物の活動時は、
エサ取りと呼吸が主体で、
非活動時は、
休息とエサの飲み込み、消化、排泄の時間です。
人間も同じで、
日中は、元気を出してエサ取りに行く(仕事など活動)時、
外部環境が変わり、
ケガなどをして細菌が侵入する恐れがあるので、
それに備えて、細菌を食べる顆粒球が増えて防衛に当たり、
エサを食べてのんびりしている時(夜など休息時)は、
取り残した、より小さい粒子の異物を処理するため、
また腸から入ってくるかもしれない抗原物質に備えるために、
リンパ球が増えることになるんです。
なので、
昼間、交感神経が優位な時は、顆粒球が優位で、
夜間、副交感神経が優位な時は、リンパ球が優位な状態になります。
こうやって見ていくと、
この「ストレス」による、
交感神経優位、顆粒球増加という流れが出来上がりますが、
悪いことに、「顆粒球」は、
周囲に細菌がいるときは、化膿性の炎症を作るんですが、
無菌の関節内では、活性酸素を放出して、
周囲の細胞、組織を破壊してしまいます。
いわゆる「自爆テロ」みたいなもんです。
で、その事後処理に、NKT細胞というリンパ球の仲間が来て、
異常自己細胞を専門に処理します。
その処理する時にも、
関節内に炎症を生じ、発熱、腫れ、痛みなどを発症し、
結果として、
関節内の異常が生じてしまうわけです。
これが、指などの関節の炎症などの根本原因ということに。
ただ、なぜ、第一関節なのかはまだはっきりとは、わかっていません。
で、女性に発症率が高いのも、
免疫状態に男女差があるためで、
女性は、リンパ球の比率が男性よりも平均して高いので、
免疫力が高い反面、ストレスに罹りやすいという弱点もあります。
過剰なストレスを受けると、
一転して、交感神経緊張状態に陥り、顆粒球の炎症が起きてしまうことに
なる・・・と。
なので、「脳蓋整体」で、
身体や免疫状態のバランスを正常にすると、
関節内の炎症も収まり、
関節が元の状態に戻り、
血液中の白血球のバランスも整って、
改善されていく・・・と、いう訳です。
身体内外のバランスを整えていく、という
本当に奥が深い「脳蓋整体」です。
・・・・・・・・・・一部、新潟大学医学部免疫学教授安保徹氏より