飯山日記 5月26日② 豪雪と名水の河岸段丘in津南 | 江沢岸生オフィシャルブログ「飯山を希望あるふるさとへ」Powered by Ameba

飯山日記 5月26日② 豪雪と名水の河岸段丘in津南

きょう午後、掲題の催しがありました。千曲川・信濃川復権の会総会記念です。

前半は社会文化環境学の学者の講演、後半がパネル討論でした。

パネラーは、内山 緑さん(竜が窪の水と環境を守る会代表)、庚 敏久さん(パワードライブR117代表)、桑原 悠さん(津南町議会議員)、橘 由紀夫さん(環境カウンセラー)、司会進行は相澤 博文さん(高水漁業協同組合長)でした。

おもいだすままに論点、情報を紹介します。

・小水力発電、特に水利権のことがやはり話題になりました。水利権は、明治政府もGHQも手を付けられなかった難問だそうですが、津南では桑原議員を含む3人の議員と町当局で研究会を行っているそうです(桑原さん)。同議員は前向きに取り組んでいるとのことでした。また、栄村でも、明日小水力発電の委員会が立ち上がるようです(相澤さん)。

・津南辺りは、河岸段丘や数百の縄文遺跡の発掘があり、フォッサマグナの糸魚川などに続けとジオパークを目指しているそうです(千曲川・信濃川復権の会代表)。

・ラフティングは、川を利用したビジネスとしてばかりでなく、子供たちに親水を教える教育の場としても重要とのことです。ちなみに、ラフティングでは、利根川上流の水上温泉がパイオニアだそうです。ゴーストタウン化していた水上が1991年にラフティングに取り組んでから、年間10万人の利用者、10億円の収入、250人の雇用を生んだそうです(庚さん)。

・津南町の竜が窪の名水は、企業が買い取り販売しようとしたのを阻止したそうです。そのときに、涵養地がどこまでかなどについて、町当局は、調査に消極的だったので、地域住民が自分たちで取り組まなければならなかったことが残念だったとのことです(内山さん)。

・松之山は地熱の研究に取り組んでいるそうです(会場から)。