選択。
これほど身近で
これほど簡単で
これほど怖いものはない。
フランジは人々の未来の発展を願い
ガルガンティア船団を離れた。
ピニオンは野心に背を押され
兄の冒険心を引き継ぎ
ガルガンティア船団を離れた。
レドはヒディアーズへの嫌忌と
エイミー達の将来の安寧のために
ガルガンティア船団を離れた。
これらが前回までの選択。
今回レドは本来はなかったであろう選択をした。
クーゲルとの戦闘。
ストライカーとの戦力差をチェインバーに問うあたりに
上官に立ち向かわんとする決意が伝わってくる。
これは、優秀な人間のみを選択し
基準に外れた者は処分されるという
人類銀河同盟の否定と同義でもある。
同じ使命感を抱いていたクーゲルとレドが
何故ここまで齟齬をきたしたのか。
ガルガンティア船団の慣習に従う選択をした者と
地球に人類銀河同盟の秩序を
持ち込もうとした者との違いなのだろう。
マシンキャリバーのAIは
パイロットの支援啓発しか行わない。
裏を返せばそれは
パイロットの選択による決断で
支援形態が変化するということだ。
クーゲルはいつ命を落としたのか定かではないが
もし彼の最初の接触がガルガンティア船団なら
レドと同じ行動をとったのだろうか。
ストライカーは、クーゲルの最終選択を元に
任務を遂行し続けたに過ぎない。
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テーマ 翠星のガルガンティア
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