本日は昨日の話のつながりで水草育成に関した内容です♪


ADAがネイチャーアクアリウムを広めた功績は

ホントに尊敬に値します.

でもですね,ADAの製品は高いんですよね.

よく使う肥料なんかは何とかならないのってくらい・・・

園芸用肥料だったら何十分の一の値段ですよ.

もっと誰でも気軽に楽しめるというコンセプトも

もってくれたらもっと尊敬しますけどね.


でもくじけないのが人間の良いところ.

色んなホームページで自作の液体肥料が紹介され

とっても参考になりますね.

良いところはどんどん盗んでいかなければ・・・


そこでうちで使用している肥料をご紹介します.


皆様ご存じの通り,植物は窒素,リン,カリと微量元素が

必要ですが,窒素やリンは水槽内で過剰にあります.

リンは餌にも含まれていますね.

また窒素やリンはコケ(藻類)の原因でもあります.

そこで水槽にはカリと微量元素が必要なのです.

いずれかが不足すればその量に応じてほかの栄養の吸収も

制限されてしまうので余った栄養が過剰になり

コケにつながるんですよね.


①カリ肥料

以前にもちょっと話題に出てきたのが自作カリ肥料.


水草肥料6

これは炭酸カリウムを40g純粋に溶かしたものです.

ADAのブライティKは炭酸カリウムと塩素中和剤が

原料だと言われています.

誰かが計算した値では11gとあったので素直に11g入れたら

いまいち効果が出ず,他のHPで10%と書いてありました.

しかし,カリはエビにはよくないので少なめの8%になるように増量.

結果,葉の色がよくなりました.

(添加量は10Lに対して1mlを毎日)

ちなみに硫酸カリウムでも良いとの話ですがどうなんでしょう.

例えばGEXの水草一番サンドには硫酸カリが含まれています.

硫酸カリウムがホームセンターなどの園芸コーナーで

安く売られているのに対して炭酸カリウムは売られていません.

薬局やインターネットで探すのが賢明です.

ネットではこちら で販売されています.



②微量元素

微量元素には鉄,カルシウム,マグネシウム,モリブデン,

銅,マンガン,ホウ素・・・などがあります.

この中でもっとも要求量が高いのが鉄です.

ADAではECAとして販売されていますね.


水草肥料5

あれ~って中身はアクアセイフではありません.


水草肥料3

メネデールを5倍希釈したものです.

(200mlで500円~700円)

二価鉄(キレート)は植物に吸収しやすいらしいです.

ちなみに鉄は塩素と反応するので希釈液を

つくる場合は塩素のない水でなければなりません.

希釈しない場合はいいですが.

しかし,鉄も多すぎると生育を抑制するので

与えすぎは禁物です.

うちでは換水の時に20Lに対して1~2mlほど入れます.

新芽の白化現象が見られたらもっと増やす必要が

あるかもしれません・・・

最近では水草専用も販売されています.


初めはこの2つとテトラのフローラプライドのみでした.

しか~し,フローラプライドは高いし,

何だかコケが出るような気がしてあと足りない分の

微量元素のみを与えるすべはないかと探していました.

ADAではステップ1~3がありますが・・・


どうやらハイポネックスの↓というのがあるらしいということで・・・


水草肥料8


ホームセンターを3件探しましたが

どこも取り扱っていませんでした.

ところが・・・

ふと液肥コーナーを見ると・・・


水草肥料1

これは使えそうってことで購入.

成分は活力ミネラルだけのようです.

35ml×10本で350mlが198円!

先ほどのは原液でしたがこちらはそのまま使えます.

懸案事項は添加量です・・・

水槽内ではさらに希釈されてしまいます.

でもですよ,毎日添加することを考えたら薄くていいのでは?

ということで10Lあたり1mlを毎日添加してみました.

エビには弊害も起こっていませんし,

カリの増量もあり葉の色がとてもよくなりました.


そうそうADAのボトルは1プッシュ=1mlらしいですが

うちでは
水草肥料2

これを使って量を量ります.

もちろんアクアセイフやジクラなどを入れるのにも便利.

理系学生としてはスポイドの方が使いやすいです.

このようにうちではこの3点を使用しています.

非常に格安で出来ることから気軽に水草育成を

楽しめますよ!


*この方法を参考にされる方は自己責任でお願いします.

私は一切の責任を負いません.

何か質問があればお気軽にどうぞ!