特定非営利活動法人APLAでの5ヶ月のインターンが終わりました
昨日が最後の日だったのですが、帰りにこんなに素敵なプレゼントをいただきました
あっという間でした
優しい職員さんたちに支えていただきながら、多くのことに挑戦させてもらった日々でした。
楽しかったから、終わってしまうのがなんだか寂しい
今回は、インターンで学んだことをまとめてみたいと思います
「いかに関心の輪を広げるか?」
これは、私がインターン中ずっと問い続けてきた問いでした
この問いへの「正解」は分かりません。
ただ、答えのヒントは見つけることができました
→時間がかかるかもしれない。すぐには大きな効果が得られないかもしれない。それでも、一人ひとりにしっかりと商品の背景にある物語を伝えていくことが遠回りのように見えて一番の近道なのかもしれない。
これが、私が得たヒントです
「一人ひとりにしっかりと伝える」ということの大切さに気付いた瞬間
・ 家族にバナナや砂糖、オリーブオイルなどの話をしてみたとき。
母は私の話をとっても関心を持って聞いてくれました
そして、フェアトレードの商品をよく買ってくれるようになりました
・ 学生団体の皆さんとのMTG
フェアトレードを勉強している学生さんたちだから、説明しようと思っていること全てすでに知っているのではないかと思っていました。
しかし、「フェアトレード」について知っていても、それぞれの商品の背景にある物語は初耳だったようで、勉強になったようでした。
確かに、「フェアトレード」という言葉、その意味を知っている人は増えてきていると思います。
でも、それぞれの商品の背景にあるものまでなかなか伝えきれていないのでは。
言葉だけが先走っては意味がない。
生産地のこと、生産者のこと、彼らが抱えている問題、彼らが生産にかける思い、それらをしっかりと伝えていかなければと思いました。
・ 料理教室イベント
このイベントには、「友人・同僚に誘われてきた人」「お菓子作りに興味があって来た人」「フィリピンに興味があって来た人」も来てくださいました
“フェアトレードについて勉強しましょう!”というようなイベントだったらおそらく来ていなかった人たちだと思います。
間口を広げたことで、これまでつながりを作りづらかった人ともつながることができたのだと思います
「これをきっかけに、世界が抱える課題と自分のつながりに気づいて、自分なりのアクションを起こしていってもらえたら嬉しいです」という旨のメールをイベント終了後に参加者の方に送ったら、「今日学んだことをさっそく家族に伝えてみます!」というようなお返事をくれた参加者の方がいました
このように気づきがどんどん広がっていくのだと感じました
「一人ひとりにしっかりと伝える」には「語り部」が大切。
以前は、フェアトレードの商品がどこでも買えるようになって、多くの人の目に触れるようになって、多くの人がフェアトレード商品を選択できるようになればよいと思っていました。
でもそれだけで本当によいのだろうか。
ただ売り上げが伸びればいいのだろうか。
私は違うと思うようになりました。
フェアトレードは生産者や環境に配慮しているのは大前提だけれど、それ以上に、生産者や生産地とのつながりや生産者の想いを感じて味わうことの方が大切なように思えてきたのです。
そうすることで初めて「私にできることって何だろう」って思えるのだと思うから。
私にできること。
・ 家族・友人・知人に伝える
チラシとかは、全くこの話題に興味がない人は読まないと思う。
自分の身近な人から話を聞けば、情報の入り方が違ってくると思う。
◎ 多くの人に伝わってほしい。
でも、いっきに多くの人に伝えようと躍起になる必要も無いのかなと思う。そうすると、内容が薄くなってしまうと思うから。
それよりは、一人ひとりにじっくりとお話できたらいいのではないかと思う。
伝わるスピードは遅いかもしれないけれど、そのぶんしっかりと物語に耳を傾けられる人が増えていくと思う。
◎ まずは自分自身が生産者や生産地に目と耳を傾けられる人でありたい。
そして、物語を様々な方法で伝えられる人でありたい。
こだわりの食材を使ってつくったものを友人や同僚、上司などにおすそ分けしがてら食材について語ってみたり、時間がないときでもfacebookやブログで紹介してみたり、方法は色々あると思う。
私は商社という業界に身をおくから、消費者が「生産者の思いの詰まった商品」を選択できるように、そのような商品を市場に共有するのも大切な役割だと思う。
流通量の多さではなく、メッセージの多さを大切にしたい(ビジネスパーソンとしてはいけないことかもしれませんが)(笑)
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