停電とセビーチェ
先週は土曜の夜からゴォーという音で、
何度も目が覚める程、強い風が吹いていた。
少し寝不足だった私は翌日の午後3時頃だったかな、
いつの間にかウトウトと昼寝をしていた。
目が覚めて、冷蔵庫から水の入ったジャーを出そうとして気づいた、
停電だ。
シアトルに来て初めての停電。
同僚から昔、シアトルで大停電があった時には彼女の住むエリアは、
一週間ほど電気が戻らなかったと聞いた。
冷凍庫で冷やしている手作りのアイスクリームの心配やら色々としていたが、
今回は何とか4時間ほどで電気は戻ったので街も静かだったし、
私達も特に大きな問題などもなく乗り越えられてホッとした。
この停電のせいで少し困ったことといえば、
この日、そろそろクッキーでも焼きたいなと思って材料もそろえたのだけど、
停電でオーブンが使えなくて結局何も焼けなかったことくらいだ。
そんな訳で、クッキーについて書く事も出来ないし、そうだ、
秋だけど夏の終わりに作ったセビーチェの話でもしようかなと思う。
***
セビーチェはシーフードをレモン汁やライム汁に漬けて作るもので、
簡単に言えばシーフードのマリネだ。
夏に火を使わずにさっぱりしたいものが食べたい時はこのセビーチェが大活躍。
あと、パーティーの時のオードブルに出しても見栄えがいいし、
材料を混ぜて冷蔵庫で寝かせるだけなので、
漬けている間に他の料理の準備が出来て大助かりなのだ。
去年夏だったかな?
相方のお父さんで、
家に遊ぶに行くと美味しい手料理を振舞ってくれるジムが、
「この前セビーチェを作ったんだが、これがとっても美味しいんだ。
レモンやライムのAcid(酸)が魚介類をCookしてくれるんだ、
火を使っていないのにだよ、とーっても簡単に出来て美味しいんだ」
とセビーチェについてかなり熱く語ってくれていたので、
私もそれ以来セビーチェを家で作るようになった。
その時手に入る新鮮なシーフードであれば、
どんな具材でも美味しくできる。
この日は、エビとホタテのセビーチェ。
セビーチェ(Ceviche)
3~4人分
エビ(生で新鮮なもの) 227g (1/2 pound)
ホタテ(生で新鮮なもの) 113g (1/4 pound)
ライム汁 大きいライム6個分
チェリートマト 1/2カップ
グリーンチリ(serrano chile) 1本
塩 小さじ1
タバスコ 4~5滴程
パクチー ひとつかみ程の量
アボカド お好みの量
ライム汁をマリネする用の容器に入れておく。
エビは背わた膓わたを奇麗に取って、
背の部分から横に包丁を入れ1/2にスライスして厚みを取る。
スライスしたそれぞれを食べやすい大きさに縦に切りわける。
※薄くする事で中までしっかりとマリネ出来る。
ホタテも先ず横にスライスして厚みを取り、
一口大の大きさにお好みで切り分ける。
玉ねぎをみじん切りにする。
チェリートマトを半分に切る。
グリーンチリを種を取り除き、みじん切りにする。
※チリは肌への刺激が強いので触る時はゴム手袋などをして切る事をお勧めします。
エビ、ホタテ、玉ねぎ、チェリートマト、グリーンチリをライム汁が入った容器に入れて、よく混ぜ合わせて、塩、タバスコを入れてもう一度よく混ぜる。
容器にラップをして冷蔵庫で3時間~一晩程マリネする。
冷蔵庫から取り出し、ライムジュースを捨て、
具材をボールに移し、刻んだパクチーを混ぜ合わせる。
盛りつけ皿にセビーチェを盛りつけ、アボカドを添えて食べる。
※アボカドは小さく切ってセビーチェに混ぜ合わせてもいい。
すっぱいライムの味とシーフードの磯の香りがマッチして、ピリッと唐辛子もきいて、さっぱりしたものが食べたい日にはもってこいのセビーチェ。添えているアボカドのマイルドさと甘さがセビーチェと一緒に食べるとより引き立って、同じアボカドなのに、いつもよりもアボカドが甘く感じるから面白い。
***
停電になってすぐ、
家にいてもどうしようもないので出かけることにした。
車でハンバーガーショップの前を通りかかったら、
そのお店も停電で一時的に店を閉めていたようで、
ハンバーガーを食べにきたお父さんたちと息子たちのグループが
閉まったお店の前で店員に今は店が閉まっていると説明されていた。
その説明を聞いていた一番小さな4歳ぐらいの男の子が、
今にも泣きそうな顔で「いやだー、絶対ハンバーガー食べる!」と
地団太を踏んでいた。余程ハンバーガーを楽しみにしてたんだろう。
でもこのエリア以外にもハンバーガーの食べれるところはたくさんあるし、
きっと別の場所に連れて行ってもらって美味しいバーガーを食べたはずだよね!
そうそう、ハンバーガーの話ついでにこの前行ったハンバーガーショップは久々に感動したお店だった。その名もUneeda Burger。ストレートでチャーミングな名前がまたいい。前から噂は聞いてたのだけれど、結構噂でいい事聞いてもがっかりする事が最近多かったので期待せずに入ったら、噂通りのとっても美味しいハンバーガーでした。そしてここではビールを飲めるのもビール好きにはとても嬉しい場所なんだろうな、バーガー食べながらビールを楽しんでる人達で店内はいっぱい。あと、ここのミルクシェークがとても美味しい!これからはハンバーガーを食べたくなったらここにくる事になりそう。ぜひ、近くに来られた際には行ってみてくださいね。お勧めです。
何度も目が覚める程、強い風が吹いていた。
少し寝不足だった私は翌日の午後3時頃だったかな、
いつの間にかウトウトと昼寝をしていた。
目が覚めて、冷蔵庫から水の入ったジャーを出そうとして気づいた、
停電だ。
シアトルに来て初めての停電。
同僚から昔、シアトルで大停電があった時には彼女の住むエリアは、
一週間ほど電気が戻らなかったと聞いた。
冷凍庫で冷やしている手作りのアイスクリームの心配やら色々としていたが、
今回は何とか4時間ほどで電気は戻ったので街も静かだったし、
私達も特に大きな問題などもなく乗り越えられてホッとした。
この停電のせいで少し困ったことといえば、
この日、そろそろクッキーでも焼きたいなと思って材料もそろえたのだけど、
停電でオーブンが使えなくて結局何も焼けなかったことくらいだ。
そんな訳で、クッキーについて書く事も出来ないし、そうだ、
秋だけど夏の終わりに作ったセビーチェの話でもしようかなと思う。
***
セビーチェはシーフードをレモン汁やライム汁に漬けて作るもので、
簡単に言えばシーフードのマリネだ。
夏に火を使わずにさっぱりしたいものが食べたい時はこのセビーチェが大活躍。
あと、パーティーの時のオードブルに出しても見栄えがいいし、
材料を混ぜて冷蔵庫で寝かせるだけなので、
漬けている間に他の料理の準備が出来て大助かりなのだ。
去年夏だったかな?
相方のお父さんで、
家に遊ぶに行くと美味しい手料理を振舞ってくれるジムが、
「この前セビーチェを作ったんだが、これがとっても美味しいんだ。
レモンやライムのAcid(酸)が魚介類をCookしてくれるんだ、
火を使っていないのにだよ、とーっても簡単に出来て美味しいんだ」
とセビーチェについてかなり熱く語ってくれていたので、
私もそれ以来セビーチェを家で作るようになった。
その時手に入る新鮮なシーフードであれば、
どんな具材でも美味しくできる。
この日は、エビとホタテのセビーチェ。
セビーチェ(Ceviche)
3~4人分
エビ(生で新鮮なもの) 227g (1/2 pound)
ホタテ(生で新鮮なもの) 113g (1/4 pound)
ライム汁 大きいライム6個分
チェリートマト 1/2カップ
グリーンチリ(serrano chile) 1本
塩 小さじ1
タバスコ 4~5滴程
パクチー ひとつかみ程の量
アボカド お好みの量
ライム汁をマリネする用の容器に入れておく。
エビは背わた膓わたを奇麗に取って、
背の部分から横に包丁を入れ1/2にスライスして厚みを取る。
スライスしたそれぞれを食べやすい大きさに縦に切りわける。
※薄くする事で中までしっかりとマリネ出来る。
ホタテも先ず横にスライスして厚みを取り、
一口大の大きさにお好みで切り分ける。
玉ねぎをみじん切りにする。
チェリートマトを半分に切る。
グリーンチリを種を取り除き、みじん切りにする。
※チリは肌への刺激が強いので触る時はゴム手袋などをして切る事をお勧めします。
エビ、ホタテ、玉ねぎ、チェリートマト、グリーンチリをライム汁が入った容器に入れて、よく混ぜ合わせて、塩、タバスコを入れてもう一度よく混ぜる。
容器にラップをして冷蔵庫で3時間~一晩程マリネする。
冷蔵庫から取り出し、ライムジュースを捨て、
具材をボールに移し、刻んだパクチーを混ぜ合わせる。
盛りつけ皿にセビーチェを盛りつけ、アボカドを添えて食べる。
※アボカドは小さく切ってセビーチェに混ぜ合わせてもいい。
すっぱいライムの味とシーフードの磯の香りがマッチして、ピリッと唐辛子もきいて、さっぱりしたものが食べたい日にはもってこいのセビーチェ。添えているアボカドのマイルドさと甘さがセビーチェと一緒に食べるとより引き立って、同じアボカドなのに、いつもよりもアボカドが甘く感じるから面白い。
停電になってすぐ、
家にいてもどうしようもないので出かけることにした。
車でハンバーガーショップの前を通りかかったら、
そのお店も停電で一時的に店を閉めていたようで、
ハンバーガーを食べにきたお父さんたちと息子たちのグループが
閉まったお店の前で店員に今は店が閉まっていると説明されていた。
その説明を聞いていた一番小さな4歳ぐらいの男の子が、
今にも泣きそうな顔で「いやだー、絶対ハンバーガー食べる!」と
地団太を踏んでいた。余程ハンバーガーを楽しみにしてたんだろう。
でもこのエリア以外にもハンバーガーの食べれるところはたくさんあるし、
きっと別の場所に連れて行ってもらって美味しいバーガーを食べたはずだよね!
そうそう、ハンバーガーの話ついでにこの前行ったハンバーガーショップは久々に感動したお店だった。その名もUneeda Burger。ストレートでチャーミングな名前がまたいい。前から噂は聞いてたのだけれど、結構噂でいい事聞いてもがっかりする事が最近多かったので期待せずに入ったら、噂通りのとっても美味しいハンバーガーでした。そしてここではビールを飲めるのもビール好きにはとても嬉しい場所なんだろうな、バーガー食べながらビールを楽しんでる人達で店内はいっぱい。あと、ここのミルクシェークがとても美味しい!これからはハンバーガーを食べたくなったらここにくる事になりそう。ぜひ、近くに来られた際には行ってみてくださいね。お勧めです。