そこにほうれん草があるから
シアトルは今夜から雪になるそう。
こんな日は、あったかいスープでも飲みたくなる。
今日は、そんなスープの話。
皆さんはスープを作ろうと思って材料を買いますか?
私の場合、作るスープの8割は冷蔵庫にあった材料を使いきる為のスープ。
だから特にスープのために買い物をするって言うことは殆どないかな。
私のスープは云わば、冷蔵庫一掃スープ。
古くなりかけのジャガイモ、人参、セロリなんかがあれば、
とにかく全部切ってお鍋に入れてグツグツ煮込んでスープにする感じ。
そうすると、冷蔵庫もすっきりするし、駄目になった野菜を冷蔵庫からゴミ箱に捨てる時に感じるあの何とも言えないイヤ~な"罪悪感”からも逃れることができる。冷蔵庫の野菜を無駄にしてしまったとき程ガックリくる事ってそうそうないよね?
だからこの日も、冷蔵庫で待ちぼうけしていたほうれん草を使ってスープを作ることにした。
***
そういえば、週末にアップルとクランベリーのパイを食べながら、相方と好みのスープの話をした時に、相方は絶対に具沢山の煮込みスープが一番美味しいと言っていた。特に、私が良く作る、野菜のほかにもパスタや豆がたくさん入ったスープが好きだそう。
まさに山小屋スープ。
私の作るスープには大きく分けて2種類のスープがある。
1つは、相方の好きな具沢山の”山小屋スープ”。
その名のとおり、山小屋で大鍋に色んなものを入れて、
薪を燃やした火でグツグツ煮込んで作られているっぽいスープだから”山小屋スープ”。
もう1つは、”レストランスープ”。
これもその名のとおり、レストランに出されているスープっぽいから”レストランスープ”。ちょっとお澄ましして飲みたいようなそんなスープのこと。
私のスープの好みはというと、レストランスープ。
やさしく温めたレストランスープの繊細さに心魅かれるのだと思う。
***
この日作ったほうれん草のスープはそんな私好みのスープだった。
チキンストックと生クリームがベースのシンプルなものだ。
ほうれん草とクリームって相性が抜群にいい。グラタンとかシチューとかほうれん草を料理したものってクリーム系のベースが多いよね。特に寒い日にはこの組み合わせが美味しく感じる気がする。
グツグツ煮ることで美味しさがアップするスープもあるけれど、
このほうれん草のスープは繊細なスープなので、煮込みはご法度。
ゆっくり温めるような感じで、そーっとやさしく作るのが大切。
このスープの特徴は最後に卵黄を溶いたクリームを混ぜて仕上げること。卵黄を入れることで、スープにとろみがつくのと、シンプルな味にコクがプラスされてより美味しくなるのだ。この時に注意しなければいけないのは、卵黄クリームの液を熱いスープへ流し込むのではなくて、熱いスープを少しずつ卵黄クリームの入ったボールへ入れては混ぜ、入れては混ぜを繰り返しすこと。急に温度が上がると、卵黄がダマっぽくなってしまうので気をつけて。
***
ほうれん草のクリームスープ(4~5人分)
バター 大さじ3
ほうれん草(細かくきざんだもの) 4カップ
玉ねぎ(みじん切り) 1/4個
塩 小さじ1/2
ナツメグ 小さじ1/4
小麦粉 大さじ3
チキンストック 5カップ
卵黄 2個
生クリーム 1/2カップ
仕上げ用バター 大さじ1
小鍋でチキンストックを火にかける。
別の中鍋にバター大さじ3杯を鍋に入れて火にかけ、そこへ玉ねぎを入れて玉ねぎが透明になるまで弱火で炒める。
玉ねぎが透明になったら、ほうれん草と塩とナツメグを入れて弱火で約5分程、ほうれん草がやわらかく、しんなりとするまで炒める。そこへ、小麦粉を入れて中火であと3分程炒める。
小鍋で火にかけていたチキンストックをほうれん草の入った中鍋へ流し入れてかき混ぜた後、ブレンダーでほうれん草を粗くピューレ状にする。味を確認して、必要であれば塩を足す。約5分程、沸騰させる。
大きめのボールに卵黄とクリームを入れてかき混ぜる。そこへ、沸騰させたスープを少量ずつゆっくりと卵黄とクリームの入ったボールへ混ぜ入れる。急に入れると、卵黄がだまになる可能性があるので、少しずつ、スープの温度とボールに入ったクリームの温度を合わせている。
お鍋の全てのスープがボールに移ったら、ボールのスープをお鍋に戻して、弱火にかける。
沸騰させるのではなく、スープを温める感覚で2~4分程火にかける。
仕上げにバターを大さじ1杯、溶かし入れる。
お好みで、クルトンやカリカリベーコンをのせて食べても美味しいですよ。
***
ほうれん草の甘さがクリーミーなスープに混ざって、チキンストックの美味しいダシがいい感じに出ていて、ホッとする味とはまさにこの味のこと。
山小屋スープが一番と言っていた相方だが、
このほうれん草スープのやさしい味が気に入った様子。
「丁度こんなスープが食べたかったんだ~」と満足そう。
たまにはレストランスープも悪くないでしょ?
***
そうそう、週末の朝にドーナッツが食べたくなったので前々からずーっと気になっていたMighty O Donutsに行ってきました。
このドーナツ屋さんはオーガニックの素材を使ったドーナッツで有名で、何でも全米のドーナッツ屋さんでトップ10に選ばれたそう。実際にここのドーナッツを食べてみると、普通のドーナッツよりも生地が軽い感じがして、チョコレートのフロストもしっかり濃厚なチョコレートの味で、甘さもしつこくないアメリカっぽくないドーナッツというような印象だった。チョコレートやトッピングされていたナッツの味から、いい素材を使っているのが良くわかった。ここは、リピートしたいかも。おすすめです!
こんな日は、あったかいスープでも飲みたくなる。
今日は、そんなスープの話。
皆さんはスープを作ろうと思って材料を買いますか?
私の場合、作るスープの8割は冷蔵庫にあった材料を使いきる為のスープ。
だから特にスープのために買い物をするって言うことは殆どないかな。
私のスープは云わば、冷蔵庫一掃スープ。
古くなりかけのジャガイモ、人参、セロリなんかがあれば、
とにかく全部切ってお鍋に入れてグツグツ煮込んでスープにする感じ。
そうすると、冷蔵庫もすっきりするし、駄目になった野菜を冷蔵庫からゴミ箱に捨てる時に感じるあの何とも言えないイヤ~な"罪悪感”からも逃れることができる。冷蔵庫の野菜を無駄にしてしまったとき程ガックリくる事ってそうそうないよね?
だからこの日も、冷蔵庫で待ちぼうけしていたほうれん草を使ってスープを作ることにした。
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そういえば、週末にアップルとクランベリーのパイを食べながら、相方と好みのスープの話をした時に、相方は絶対に具沢山の煮込みスープが一番美味しいと言っていた。特に、私が良く作る、野菜のほかにもパスタや豆がたくさん入ったスープが好きだそう。
まさに山小屋スープ。
私の作るスープには大きく分けて2種類のスープがある。
1つは、相方の好きな具沢山の”山小屋スープ”。
その名のとおり、山小屋で大鍋に色んなものを入れて、
薪を燃やした火でグツグツ煮込んで作られているっぽいスープだから”山小屋スープ”。
もう1つは、”レストランスープ”。
これもその名のとおり、レストランに出されているスープっぽいから”レストランスープ”。ちょっとお澄ましして飲みたいようなそんなスープのこと。
私のスープの好みはというと、レストランスープ。
やさしく温めたレストランスープの繊細さに心魅かれるのだと思う。
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この日作ったほうれん草のスープはそんな私好みのスープだった。
チキンストックと生クリームがベースのシンプルなものだ。
ほうれん草とクリームって相性が抜群にいい。グラタンとかシチューとかほうれん草を料理したものってクリーム系のベースが多いよね。特に寒い日にはこの組み合わせが美味しく感じる気がする。
グツグツ煮ることで美味しさがアップするスープもあるけれど、
このほうれん草のスープは繊細なスープなので、煮込みはご法度。
ゆっくり温めるような感じで、そーっとやさしく作るのが大切。
このスープの特徴は最後に卵黄を溶いたクリームを混ぜて仕上げること。卵黄を入れることで、スープにとろみがつくのと、シンプルな味にコクがプラスされてより美味しくなるのだ。この時に注意しなければいけないのは、卵黄クリームの液を熱いスープへ流し込むのではなくて、熱いスープを少しずつ卵黄クリームの入ったボールへ入れては混ぜ、入れては混ぜを繰り返しすこと。急に温度が上がると、卵黄がダマっぽくなってしまうので気をつけて。
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ほうれん草のクリームスープ(4~5人分)
バター 大さじ3
ほうれん草(細かくきざんだもの) 4カップ
玉ねぎ(みじん切り) 1/4個
塩 小さじ1/2
ナツメグ 小さじ1/4
小麦粉 大さじ3
チキンストック 5カップ
卵黄 2個
生クリーム 1/2カップ
仕上げ用バター 大さじ1
小鍋でチキンストックを火にかける。
別の中鍋にバター大さじ3杯を鍋に入れて火にかけ、そこへ玉ねぎを入れて玉ねぎが透明になるまで弱火で炒める。
玉ねぎが透明になったら、ほうれん草と塩とナツメグを入れて弱火で約5分程、ほうれん草がやわらかく、しんなりとするまで炒める。そこへ、小麦粉を入れて中火であと3分程炒める。
小鍋で火にかけていたチキンストックをほうれん草の入った中鍋へ流し入れてかき混ぜた後、ブレンダーでほうれん草を粗くピューレ状にする。味を確認して、必要であれば塩を足す。約5分程、沸騰させる。
大きめのボールに卵黄とクリームを入れてかき混ぜる。そこへ、沸騰させたスープを少量ずつゆっくりと卵黄とクリームの入ったボールへ混ぜ入れる。急に入れると、卵黄がだまになる可能性があるので、少しずつ、スープの温度とボールに入ったクリームの温度を合わせている。
お鍋の全てのスープがボールに移ったら、ボールのスープをお鍋に戻して、弱火にかける。
沸騰させるのではなく、スープを温める感覚で2~4分程火にかける。
仕上げにバターを大さじ1杯、溶かし入れる。
お好みで、クルトンやカリカリベーコンをのせて食べても美味しいですよ。
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ほうれん草の甘さがクリーミーなスープに混ざって、チキンストックの美味しいダシがいい感じに出ていて、ホッとする味とはまさにこの味のこと。
山小屋スープが一番と言っていた相方だが、
このほうれん草スープのやさしい味が気に入った様子。
「丁度こんなスープが食べたかったんだ~」と満足そう。
たまにはレストランスープも悪くないでしょ?
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そうそう、週末の朝にドーナッツが食べたくなったので前々からずーっと気になっていたMighty O Donutsに行ってきました。
このドーナツ屋さんはオーガニックの素材を使ったドーナッツで有名で、何でも全米のドーナッツ屋さんでトップ10に選ばれたそう。実際にここのドーナッツを食べてみると、普通のドーナッツよりも生地が軽い感じがして、チョコレートのフロストもしっかり濃厚なチョコレートの味で、甘さもしつこくないアメリカっぽくないドーナッツというような印象だった。チョコレートやトッピングされていたナッツの味から、いい素材を使っているのが良くわかった。ここは、リピートしたいかも。おすすめです!