寝ても冷めてもビスケット | Just A Little Bite

寝ても冷めてもビスケット

寒い日に欠かせないものと言えば、



ビスケット。



冬の夜に濃厚なビーフシチューやメープルシロップのソースで焼いたハムが
食卓に並ぶときはビスケットが隣にないとちょっと寂しい。




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夏にはどうしたことか自然とビスケットは焼かない。
というより、ビスケットの事はすっかり忘れている気がする。


夏が終わり、秋が来て、冬の足音が聞こえる頃になると、
私は急に恋に落ちたかのようにビスケットの事で頭がいっぱいになる。


ビスケットを“焼きたい”、と言うより“焼かなくては”という使命感に近いこの気持ち。

この時期を逃したら、今年はもう出会えないかもしれない
七夕ストーリー的な存在感がビスケットにはあるのかもしれない。



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そして、もう1つ寒い日に無くてはならないものと言えば、

芋。

本当に芋が美味しい時期になりましたね。

この時期は芋と言えばやっぱりさつま芋。
寒い日にホクホクしながら食べる焼き芋、たまりませんよねー。

こちらでは、スイートポテトと言えば、
日本のサツマイモよりも色がオレンジなヤム(Yam)芋が主流。
ヤム芋はサツマイモより少し水分が多いので、ねっちりとしていてペースト状にしやすくてケーキやビスケットの生地に練りこむにはとっても便利。


そんなヤム芋のペーストを使って、
寒い夜にほっこりした気分になるスイートポテトのビスケットを焼くことに。



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スイートポテトビスケット
(13~15個分)

ヤム芋(又はさつま芋)をピューレしたもの 3/4カップ
※大きめの中サイズのヤム芋を蒸して(又は焼いて)ペースト状にしたもの。

生クリーム 1/4カップ

オールパーパスフラワー 2カップ
ベーキングパウダー 小さじ2
ベーキングソーダー 小さじ1&1/2
シナモンパウダー 小さじ1/2
ナツメグパウダー ひとつまみ
ブラウンシュガー 大さじ2
塩 小さじ1

冷たい無塩バター 1カップ(4oz or 113g) 小さくに角切りしたもの




オーブンを400℃に設定する。

ヤム芋のビューレに生クリームをボールにいれ混ぜ合わせる。


別のボールに、オールパーパスフラワー、ベーキングパウダー、ベーキングソーダー、シナモンパウダー、ナツメグパウダー、ブラウンシュガー、塩を入れて混ぜ合わせる。よく粉類が合わさった所へ、冷たく冷えた小さな角切りのバターを入れて、ペーストリーブレンダーを使って粉類とバターを混ぜる。


粉類とバターが混ぜ合わさったら、最初に別のボールで混ぜ合わせたヤム芋と生クリームのピューレを入れて、生地が1つになるように手で練り合わせる。(あまり練りすぎないこと)

生地を1.5センチ程の厚さに伸ばしてビスケット型で型を取り、クッキングシートを敷いた鉄板に並べる。

400℃のオーブンで15分から20分、こんがりと焼き上げる。


熱いうちにバターや蜂蜜をたっぷりつけて食べる。




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外がザックリで中はしっとりが、私の理想的なビスケット。

このスイートポテトのビスケットはまさに理想に近い出来上がり。

そこへ蜂蜜をたっぷりつけると、もう完璧!







***






そういえば、最近少し前に映画になった本「EAT PRAY LOVE」を読み始めた。

端から見たら全てが順調に進んでいるような人生、でも何か違うと違和感を感じる日々のリズ。そんな彼女が自分の人生を見つめ直す為に身の回りのものを全て片付けてイタリア、インド、バリへ1人で旅立つという本当のお話。

実はコンセプトや彼女の旅する場所にとても惹かれて映画を観に行ったのだけれど、あまりにも大ざっぱなストーリの描写にちょっとガッカリしてしまった。そのガッカリ度で逆に実際の本の内容が気になったので読んでみる事にしたのだ。

まだ前半部分までしか読み進んでいないけれど、やっぱり本の方がずっと面白い。
当分、ベッドの隣にはこの本を置く事になりそう。

日本では9月17日から映画が公開されているようですね。
日本語のタイトル「食べて、祈って、恋をして」(そのまんまですね;笑)だそう。
ストーリが気になる方はチェックしてみては?