Zeppoleとビールの日曜夜 | Just A Little Bite

Zeppoleとビールの日曜夜

飛ぶように過ぎていく9月、ある日曜の夜。
ビール片手にZeppoleを揚げる私と相方。


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Zeppoleを食べながら、思い出すのは給食の揚げパン。

実は私、学校の給食がすごく苦手だった。

当時の学校の方針で、給食を完食するまで昼休みは取れない決まりがあって、給食を食べ終わった友達が急ぎ足で運動場へドッジボールの陣取りに行く中、私は給食のせいでドッジボールに遅れるという残念な日々を過ごしていた。

給食の中でも特に苦手だったのが牛乳。
ご飯の日でも牛乳が出るのがどうしても、どうしても駄目だった。

それから、甘すぎる白和え。
これは多分味付けの問題なのだと思うが、献立表に白和えの名前がある日は少し気が重かった。

そして、毎日のように出る冷たくて美味しくないパン。
贅沢なのは分かっているけど、ジャムもバターも無しでパンだけを食べることが私には苦痛だった。ましてやトーストされていない冷たいパン。無理して口に詰め込むと喉が詰まって苦しいし、本当に丸ごと1個食べきれた記憶がない。いつも食べきれなくて、毎日のようにランドセルに食べかけのパンを入れて持って帰っていた。家で教科書の下敷きになったぺちゃんこのパンをランドセルから出しては、ため息をついていたっけ。

そんな苦手な給食のパンだけれど、揚げパンだけは特別だった。嫌いなはずの給食のパン、揚げて砂糖をまぶすと、あら、とっても美味しい。「毎日揚げパンだったらどれだけ給食が楽しくなるだろう。」子供の私はそんなかなわぬ夢を思い描いていたりした。

だから、給食の揚げパンは私にとって唯一の給食のいい思い出といっても過言ではないくらい、特別な存在だった。苦手な牛乳も揚げパンが出る日は頑張って飲めるくらい。

今でも学校の給食の献立ってそんな感じなのかな?



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そんな揚げパン好きの私とビール好きの相方が
          Zeppoleに出会ってしまったからさあ大変。


Zeppoleはイタリアの揚げドーナツ。
イタリアの地方によっても色んな種類や形があるそう。
甘いものだけでなく、おかず風のZeppoleも有名だそう。

揚げたてのZeppoleを粉砂糖にまぶしてかぶりつく。
そして、冷えたビールをゴクリと飲む。

ビール&Zeppole、
なんとも危ない禁断の組み合わせ。
でもこれが美味しいんだなぁー。

こんなにも危険な組み合わせを日曜の夜に楽しむ私達って。。。
まぁ、後悔は翌日に取っておいて、今はこの時間を楽しもう!




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この夜私が作ったのは、一番シンプルな材料の甘いバージョンのZeppole。

必要なものは小麦粉、塩、イースト、水、砂糖、油だけ。

とっても簡単に出来て、作る工程も楽しいし、家に人が集まったときなんかは、コレを皆でつまみながらお酒を飲むと、皆、もう止まらない。急なパーティーには是非お勧めしたい一品。







Zeppole(ゼッポレ)(約15~20個)

オールパーパスフラワー(中力粉) 1と3/4カップ
塩 小さじ 1/2杯

ドライイースト 小さじ1と1/2杯
お湯(ぬるめ) 1カップ

ベジタブルオイル
粉砂糖



オールパーパスフラワーと塩をボールにいれ混ぜ合わせる。

別のボールにドライイーストとお湯を入れて混ぜ合わせ、そこへ塩と混ぜ合わせたオールパーパスフラワーを入れてゴムベラで混ぜ合わせる。

ボールにラップをし、約1時間、室温で生地が2倍の大きさになるまで膨らませる。

油を塗った大きめのスプーンで、生地を掬い、350°F(180℃)のベジタブルオイルで生地がきつね色になるまで揚げる。

新聞紙などの上でよく油を切った後、粉砂糖をたっぷりまぶして食べる。





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いろんな意味でハートに直撃なスイーツのZeppole。

でもとっても楽しいスイーツなので、
たまには是非ハートアタック覚悟で楽しんでみるのもまた人生の醍醐味では??