夜更かしブルーベリー
土曜の夜、
相方が寝息を立てている頃。
お気に入りのラジオのジャズ番組に耳を傾けて、
ただゆっくりと1人の時間を過ごす。
自分に帰る時間。
1人の時間が私の中のバランスを整えてくれる気がする。
時々の夜更かしは私には欠かせないし、そんな時間が大好きだ。
誰にも邪魔されない、自分だけの時間。
とっても贅沢な時間だなぁとつくづく思う。
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この季節、期間限定の夜更かしの楽しみがある。
場所は真夜中のキッチン。
静かなキッチンに立って、
完熟の果物達を砂糖とレモン汁と一緒に煮る。
ゆっくりと果物に熱が伝わると、果物に光沢が出てきて、
ツヤツヤ、ピカピカしてくる。
そう、「ジャムを作る」ことがここ最近の私の楽しみ。
夏の収穫に感謝しながら、
甘い香りにゆったりと気持ちが安らぐ時間。
翌日の朝、作り立てのジャムをぬって食べるトーストはまた格別。
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私の夜更かし好きは今に始まった事ではない。
「おもちゃのチャチャチャ」の歌詞
空にキラキラお星様、みんなスヤスヤ眠る頃、
おもちゃは箱を飛び出して、踊るおもちゃのチャチャチャ。
に真夜中のロマンのようなものを感じたりした幼児期。
小学生に上がると、カセットデッキを枕元に置いて、
ラジオを聞きながらお気に入りの本を読んだり、
編み物を練習したりして夜更かしを楽しんだ。
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ある土曜の真夜中。
この日は甘いジャムに空き足らず、少し変わったジャムを作る事にした。
スパイスとハーブの効いた、おかず用のブルーベリージャム。
おかずなブルーベリージャム
フレッシュブルーベリー 3カップ
エシャロット(みじん切り) 半個
オリーブオイル 大さじ1
砂糖 1/2カップ
バルサミコ酢 大さじ1
フレッシュローズマリー(みじん切り) 小さじ1
ナツメグ 少々
胡椒 少々
塩 少々
オリーブオイルを温めた中鍋にエシャロットを入れ、炒める。
そこへブルーベリーと砂糖を入れ、沸騰させる。
バルサミコ酢を混ぜ入れる。
ローズマリー、ナツメグ、胡椒と塩を入れ、15分程弱火で煮詰める
保存用の瓶に入れて冷ます。
頭の中で甘いブルーベリージャムを想像していると、
ちょっと驚く味かもしれないけれど、こういうジャムもあっていいかなと思う。
チーズやクラッカーに少しのせて食べてもいい。
私はポークチョップやサーモンステーキに添えて食べるのが好き。
スコッチエッグのソースとしてピクニックに持っていくのもおすすめ。
その他にも、チャツネとしてカレーの隠し味にも使えるこのジャム。
とっても応用が利く便利なジャム。
甘いジャム作りに飽きてきたなら、こんなジャムも悪くないかも?
ぜひ一度お試しあれ。