ブランコとシェークスピア、夢見るインドカレー
私には大好きな公園がいくつかある。
その中でも私達が毎週のように行く公園は、
家から近くて(徒歩3分ほど)とびっきり眺めがいい場所にある。
ケリーパークと同じくらい、
この公園の眺めは素敵だと私は思っている。
そして、この公園をスペシャルにする理由がもう一つ。
それは 、“ブランコ”。
最高の景色を前にブランコをこぐ。
なんて贅沢なんだろう、といつも思う。
昼間の公園は子供たちで賑わっていて、
ブランコを待つ子供の行列に大人が割り込んで楽しむ隙はない。
でも、大人の特権は遅くまで外で遊んでいても叱られないこと。
シアトルの夏は夜9時過ぎまで明るいので、子供たちが家に帰った頃、
夜の公園で、眺めのいいブランコを独り占め(いや、二人占め)して思う存分楽しむ。
童心に返るとはまさにこのことで、
ブランコにのっていると歳なんて関係なくなって、
ただ楽しいという気持ちでいっぱいになる。
自然に笑顔になって、心がすっきりとする。
ブランコのことなんてすっかり忘れていた頃がある。
余裕が無く、時間に追われて、心が尖っていて、
人生を楽しむことがとっても下手だった頃。
小さな幸せなんて馬鹿らしいと思っていたのかもしれない。
完璧な自分を追及するあまり、落ち込むことも多かった。
そして接する相手にも完璧を求めていた。
こんなことを繰り返すものだから、心は自然と疲れてくる。
そんな時期を通り過ぎて、
最近やっと肩の力を抜くことが出来るようになった。
肩の力を抜いてみると、好きな事や人の数が急に膨らんだ。
そして、ブランコを思い出した。
楽しい気持ちを忘れていた空白の期間を埋めるかのように、
夜の公園でブランコを思いっきりこいでみる。
心がスキップするのが分かる。
こんなに楽しいのに、
子供だけの遊びにしてしまうのはもったいない。
大人たち、私達もブランコを楽しもう!
***
最高にお天気が良かった週末、
近所のディスカバリーパークへ出かけることに。
この公園は木が生い茂る森のような場所。
ピクニックをする人、散歩をする人、
ランニングをする人、植物の観察をする人で賑わっている。
公園のトレイルを歩いていると、
太陽の光とそよ風が頬にあたって心地よい。
公園で一番見晴らしのいい場所から遠くを見渡す。
週末はレニア山がくっきりと綺麗に見えていた。
ちょうどこの日はディスカバリーパークでGreen Stageによるシェークスピアの野外劇の公演日だった。この日の劇は“As You Like It(お気に召すまま)”。野外でシェークスピアの劇を見たのはデンマークのクロンボー城以来。
ピクニックセットを抱えた家族で溢れる会場に
私達も腰を下ろして劇を楽しんだ。
この劇が上映された場所は、役者と客席がとても近い森の中の広場。
役者達の演技に観客は自然とストーリーに引き込まれていき、
劇中の有名な名言達が役者の口から出るたびに、
「おおー、かの有名な名言だ」と観客がザワザワするのが面白かった。
"All the world 's a stage, and all the men and women merely players. They have their exits and their entrances; And one man in his time plays many parts"(劇中の道化師タッチストーンの台詞)
貴重な夏の週末は、
楽しくて時間が飛ぶように過ぎていくなぁ。
***
夏の日をもっと楽しくしてくれる食べ物、それはインドカレー。
特に相方はインドカレーが大好きで、
「毎日でも食べられる」といつも言っているぐらい。
私もインドカレーは大好き。
そして、美味しいインド料理を作れる人に憧れている。
「いつか、スパイスを魔法みたいに上手に使いこなして、
美味しいインド料理をいっぱい作れるようになってみたいなー」
と台所で夢見る日々。
美味しい料理を作る為には練習あるのみ!
と言うことで、今日はインドカレーを作ることにしよう。
エビのココナッツカレー
3~4人分
レモン汁 大さじ3
エビ(殻を剥いて、下処理したもの)15尾
玉ねぎ(みじん切り) 1個
ニンニク(みじん切り) 1片
生姜(みじん切り) 大さじ2
チリパウダー 小さじ1
クミン 小さじ1
ターメリック 小さじ1/2
ココナッツミルク 2カップ
コリアンダー(刻んだもの) 大さじ2
塩
サラダ油
塩大さじ1/2とレモン汁をあわせてマリネ液を作り、
下処理したエビをマリネ液に30分程漬けておく。
フライパンにサラダ油を大さじ2杯入れ、火にかける。
油が熱くなったのを確認し、マリネ液からエビを取り出しフライパンへ入れ炒める。
ボールに残ったマリネ液は捨てずに取っておく。
エビの色が変わったら、エビをフライパンから別のボールへ上げる。
エビを取り出した後のフライパンに油を大さじ2杯入れ、
そこへ玉ねぎ、ニンニク、ショウガを入れて約2分程、玉ねぎがやわらかくなるまで炒める。
玉ねぎが炒まったのを確認したら、そこへチリパウダー、クミンパウダー、ターメリック、エビを漬けたマリネ液を入れて玉ねぎに絡めながら炒める。
スパイスが玉ねぎによく絡まったら、先に炒めておいたエビをフライパンに戻し、
塩を小さじ1/2を入れて軽く炒める。
そこへココナッツミルクを入れ、沸騰させる。
ココナッツミルクが沸騰したら、弱火にし、約5分程煮る。
仕上げに刻んだコリアンダーを混ぜ入れる。
少し固めに炊いたアツアツのご飯にかけて食べる。
マイルドですっきりした夏のココナッツカレー。
サラサラッと入るので、
気づいたら2杯目完食なんてことも。
その中でも私達が毎週のように行く公園は、
家から近くて(徒歩3分ほど)とびっきり眺めがいい場所にある。
ケリーパークと同じくらい、
この公園の眺めは素敵だと私は思っている。
そして、この公園をスペシャルにする理由がもう一つ。
それは 、“ブランコ”。
最高の景色を前にブランコをこぐ。
なんて贅沢なんだろう、といつも思う。
昼間の公園は子供たちで賑わっていて、
ブランコを待つ子供の行列に大人が割り込んで楽しむ隙はない。
でも、大人の特権は遅くまで外で遊んでいても叱られないこと。
シアトルの夏は夜9時過ぎまで明るいので、子供たちが家に帰った頃、
夜の公園で、眺めのいいブランコを独り占め(いや、二人占め)して思う存分楽しむ。
童心に返るとはまさにこのことで、
ブランコにのっていると歳なんて関係なくなって、
ただ楽しいという気持ちでいっぱいになる。
自然に笑顔になって、心がすっきりとする。
ブランコのことなんてすっかり忘れていた頃がある。
余裕が無く、時間に追われて、心が尖っていて、
人生を楽しむことがとっても下手だった頃。
小さな幸せなんて馬鹿らしいと思っていたのかもしれない。
完璧な自分を追及するあまり、落ち込むことも多かった。
そして接する相手にも完璧を求めていた。
こんなことを繰り返すものだから、心は自然と疲れてくる。
そんな時期を通り過ぎて、
最近やっと肩の力を抜くことが出来るようになった。
肩の力を抜いてみると、好きな事や人の数が急に膨らんだ。
そして、ブランコを思い出した。
楽しい気持ちを忘れていた空白の期間を埋めるかのように、
夜の公園でブランコを思いっきりこいでみる。
心がスキップするのが分かる。
こんなに楽しいのに、
子供だけの遊びにしてしまうのはもったいない。
大人たち、私達もブランコを楽しもう!
***
最高にお天気が良かった週末、
近所のディスカバリーパークへ出かけることに。
この公園は木が生い茂る森のような場所。
ピクニックをする人、散歩をする人、
ランニングをする人、植物の観察をする人で賑わっている。
公園のトレイルを歩いていると、
太陽の光とそよ風が頬にあたって心地よい。
公園で一番見晴らしのいい場所から遠くを見渡す。
週末はレニア山がくっきりと綺麗に見えていた。
ちょうどこの日はディスカバリーパークでGreen Stageによるシェークスピアの野外劇の公演日だった。この日の劇は“As You Like It(お気に召すまま)”。野外でシェークスピアの劇を見たのはデンマークのクロンボー城以来。
ピクニックセットを抱えた家族で溢れる会場に
私達も腰を下ろして劇を楽しんだ。
この劇が上映された場所は、役者と客席がとても近い森の中の広場。
役者達の演技に観客は自然とストーリーに引き込まれていき、
劇中の有名な名言達が役者の口から出るたびに、
「おおー、かの有名な名言だ」と観客がザワザワするのが面白かった。
"All the world 's a stage, and all the men and women merely players. They have their exits and their entrances; And one man in his time plays many parts"(劇中の道化師タッチストーンの台詞)
貴重な夏の週末は、
楽しくて時間が飛ぶように過ぎていくなぁ。
***
夏の日をもっと楽しくしてくれる食べ物、それはインドカレー。
特に相方はインドカレーが大好きで、
「毎日でも食べられる」といつも言っているぐらい。
私もインドカレーは大好き。
そして、美味しいインド料理を作れる人に憧れている。
「いつか、スパイスを魔法みたいに上手に使いこなして、
美味しいインド料理をいっぱい作れるようになってみたいなー」
と台所で夢見る日々。
美味しい料理を作る為には練習あるのみ!
と言うことで、今日はインドカレーを作ることにしよう。
エビのココナッツカレー
3~4人分
レモン汁 大さじ3
エビ(殻を剥いて、下処理したもの)15尾
玉ねぎ(みじん切り) 1個
ニンニク(みじん切り) 1片
生姜(みじん切り) 大さじ2
チリパウダー 小さじ1
クミン 小さじ1
ターメリック 小さじ1/2
ココナッツミルク 2カップ
コリアンダー(刻んだもの) 大さじ2
塩
サラダ油
塩大さじ1/2とレモン汁をあわせてマリネ液を作り、
下処理したエビをマリネ液に30分程漬けておく。
フライパンにサラダ油を大さじ2杯入れ、火にかける。
油が熱くなったのを確認し、マリネ液からエビを取り出しフライパンへ入れ炒める。
ボールに残ったマリネ液は捨てずに取っておく。
エビの色が変わったら、エビをフライパンから別のボールへ上げる。
エビを取り出した後のフライパンに油を大さじ2杯入れ、
そこへ玉ねぎ、ニンニク、ショウガを入れて約2分程、玉ねぎがやわらかくなるまで炒める。
玉ねぎが炒まったのを確認したら、そこへチリパウダー、クミンパウダー、ターメリック、エビを漬けたマリネ液を入れて玉ねぎに絡めながら炒める。
スパイスが玉ねぎによく絡まったら、先に炒めておいたエビをフライパンに戻し、
塩を小さじ1/2を入れて軽く炒める。
そこへココナッツミルクを入れ、沸騰させる。
ココナッツミルクが沸騰したら、弱火にし、約5分程煮る。
仕上げに刻んだコリアンダーを混ぜ入れる。
少し固めに炊いたアツアツのご飯にかけて食べる。
マイルドですっきりした夏のココナッツカレー。
サラサラッと入るので、
気づいたら2杯目完食なんてことも。