彼女の幸せ、レモネード | Just A Little Bite

彼女の幸せ、レモネード

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とても大切な友人がシアトルに来てくれた。
アラスカへの新婚旅行の途中2日間だけの滞在。

見せたいものはたくさんあって、話したい事もたくさんあって。
でも何だか時間が経つのはすごく早くて。

あっという間の2日間だった。


***


彼女との出会いは、大学生の頃。
偶然同じクラスになった事がきっかけ。

モノの見方が素直で、
自然と人を引きつける魅力がある彼女。

やわらかい雰囲気の中に見え隠れする
まじめさや、流されない芯がある人柄が大好きだった。

その頃はよく、仲のいい友人2人と
彼女の家に泊まって4人で朝まで語り合った。

4人が集まるとすごく心地よい空気が流れた。
こんな風に感じられる友人に会える事はそうあるものではない。
私の大学生活はきっと彼女達の存在無しでは充実していなかっただろう。

卒業してそれぞれ違う場所での生活。
違う人にあって、違うものを見て、それぞれの人生を歩んでいる。

でも、ひとつだけ確かな事は、
私にとって彼女達の存在はいつまでも変わらない事。

きっとどこに居てもお互いに思い合えるし、
幸せであってほしいなと願っている、そんな友人。

だから、そんな彼女が結婚したと聞いた時、
心から嬉しかった。


***


彼女のシアトル最後の夜。
私と相方の大好きなレストラン5 Spotで食事をすることにした。
短期間でシアトルを歩き回ったため、皆かなり疲れていた思う。

そんな疲れた体にしみ込むようにす~っと入っていったのが、
ここで注文したレモネード。

大きめのジャムの瓶をグラス代わりに、
レモンが半個どーんと入ったレモネード。

レモンの酸っぱさと砂糖の甘さがちょうどいい加減で混ざり合っていた。

おいしいお肉料理との相性もピッタリ。
レモネードの美味しさに改めて気づいた夜だった。



***



あの夜飲んだレモネードがやけに美味しく感じたので、
週末に早速レモンを買ってレモネードを作る事にした。

通常、白砂糖でシロップを作ってレモン液と水を混ぜ合わせるが、
今回はブラウンシュガーのシロップでレモネードを作る事に。

後味にほんのりブラウンシュガーの甘みが残るレモネード。
ブラウンシュガーの香りが苦手な方は、白砂糖で作ってみて下さいね。




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ブラウンシュガーのレモネード

ブラウンシュガー 大さじ4杯
水        1/3カップ


レモン      6個(レモン汁1カップ)
冷水       3~4カップ




ブラウンシュガーと水を小鍋にいれ熱し、砂糖水のシロップを作る。
水にブラウンシュガーが溶けたら火を止める。



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レモンを半分に切る前に、横にしたレモンを机に押し付ける様にコロコロと転がす。※転がす事によりレモン汁が出やすくなる。




その後、レモンを半分に切り、絞る。

ブラウンシュガーのシロップとレモン汁をレモネードの保存容器に入れて混ぜ合わせる。
そこへ、冷水を3カップ混ぜ入れる。味見をしてみて水が足りない場合はお好みで足して下さい。

氷をたっぷり入れたグラスに出来上がったレモネードを注ぐ。


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***



人生でとても大切だと思える友人に出会える確率。
きっと想像しているよりずっと少ないのだと思う。

彼女とシアトルで過ごして、
改めて、出会えた事に感謝をした。

彼女がこれからもいつも幸せで、
あの頃と同じように、
自分の信じる道を、好きな事を大切に、
前を向いて一歩ずつ進んでいる姿を、
遠くから応援したいなと思ったのでした。