シアトルに秋、チョコレートマフィンに粉雪
そろそろ移り気なシアトルはロマンチックな秋の季節に心惹かれているよう。
タンクトップのパジャマでは朝が寒くてベッドから出れないし、
あったかいコーヒーが飲みたい気分。
シアトルの夏は誰もがうらやむ過ごしやすいお天気。
でも、その後の秋から冬はシトシト雨の日々。
雨の街シアトル。
皆が言う程、悪くはない季節なのは知ってる。
ただ、少しだけ心の準備が必要だ。
だってこんなにも素敵な季節が終わるなんてやっぱり少しガッカリだから。
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雨の季節、シアトルはロマンチックな街に変わる。
セピア色の写真のような街。
数えきれない程あるカフェは雨の季節がよく似合う。
そんな事を考えていると、ふとチョコレートマフィンを思い出す。
チョコレートの季節はもうそこまでやってきている。
だけど、本格的な冬支度にはまだ少し早い。
こってりと重たいチョコレートたっぷりは、もう少し秋が深まるまで待とう。
甘過ぎない、軽い、夏が終わる感じの、秋が始まる感じの、
そんなチョコレートマフィンがいい。
夏の終わりのチョコレートマフィン
ビタースイートチョコレート 200 グラム(湯煎しやすいように刻む)
砂糖 1 カップ
卵(大) 3 個(常温)
サラダ油 1/2 カップ
オールパーパスフラワー(中力粉) 1カップ半
ベーキングパウダー 小さじ 1さじ半
プレーンヨーグルト 1/2 カップ
粗塩 小さじ 1
バニラエッセンス 小さじ 1
アーモンドエッセンス 小さじ 1/2
バター 適量
※マフィン約8~10個分
オーブンを180度に温めている間に、チョコレートと油1/4カップを湯煎にかける。別のボールで中力粉、ベーキングパウダー、塩をサクサクッと混ぜ合わせる。また、違うボールで残りの油1/4カップと、砂糖、卵、ヨーグルト、バニラエッセンス、アーモンドエッセンスを入れて混ぜ合わせ、それを、中力粉、ベーキングパウダー、粗塩の入ったボールへ流し込み、軽く混ぜる。次に湯煎しておいたチョコレート液をそこへ流し込み、全体が滑らかになるように混ぜ合わせる。
バターをマフィンパンに塗った後、混ぜ合わせたマフィン生地をそれぞれの型へ流し込む、オーブンで20~25分焼く。マフィンの真ん中にさした爪楊枝が乾いていたら、オーブンから取り出し、ワイアーのラックに移し、冷まして落ち着かせる。
シアトルに秋が近づいて、私のチョコレートマフィンには粉雪が散る。
温かいオレンジスパイスティーと一緒に、
まぁるいチョコレートマフィンをひと口。