週末の無花果、ポルトガルの香り
大掃除と模様替えの週末。相方が自分のコレクションから選んだのは、Andres Segoviaの名曲集。レコード6枚を聞いてもまだ掃除は終わらず。結局夕方5時までずっと掃除。本当は早めに切り上げて映画を見に行こうと思っていたのだけれど、映画は明日に変更して、ゆっくりと週末の夜を過ごす事に。
もちろん、せっかくの週末だから美味しいものが食べたい。掃除の休憩中に2人でピザ生地を作って寝かせておく。掃除しながらもピザ生地がちゃんと膨らんでるか気になって何度も確認。そんなに見ても変わらないのは分かっているけれど、何だか愛おしくて気になる存在のピザ生地なのだ。
***
お疲れさまの1杯は、BROADBENTのVINHO VERDE。
ポルトガルの白ワイン(発泡酒)で、さっぱり軽くて飲みやすい。
洗濯物がカラッと乾く、ピクニック日和の夏ワイン。
ワインをグラスに注ぐ時のあの音。何度聞いても心がときめく音。
***
私が毎日歩く散歩道には素敵な庭の家が軒を並べている。
それぞれの家が競い合うように素敵な手入れされた庭が並ぶ中に1軒、
ブロックで囲まれた砂場に雑草が生えたものが4つ並ぶ家がある。
冬に初めてこの庭を見たときは、枯れた雑草の手入れの行き届いていない庭だと
思っていたが。春になってようやく分かった、これは小さな菜園だったのだ。
ここ数ヶ月は、家の前を通る度に野菜達の成長具合を見るのが私の日課になっている。
この庭で今、一番気になる存在が、無花果。
歩道に面した小さな若い木に重そうな無花果が数個なっている。
毎日少しずつ色が濃くなって、もうそろそろ食べごろのようだ。
そんな無花果を毎日眺めているので、何だか無性に食べたくなる。
ちょうどこの季節のスーパーには無花果がたくさん並んでいる。
早速カートによく熟れた無花果を1パックにいれる。
***
無花果とヤギのチーズで2種類のアパタイザー。
このアパタイザー、「作る」という言葉が当てはまらないぐらいシンプル。
そして最高に美味しい。
まずは、
ヤギのチーズ、蜂蜜、黒胡椒で。
無花果とヤギのチーズ、蜂蜜、黒胡椒のせ。
無花果 3個
ヤギのチーズ
蜂蜜
黒こしょう お好みで
皮も食べるので無花果をよく洗う。食べやすいサイズに切って、ヤギのチーズ、蜂蜜をのせる。最後に黒こしょうを振りかける。
次に、
ヤギのチーズ、バルサミコ酢、バジルで。
無花果とヤギのチーズ、バルサミコ酢、バジルのせ。
無花果 3個
ヤギのチーズ
バルサミコ酢
ドライバジル
無花果をよく洗い、ヤギのチーズをのせ、バルサミコ酢を1滴おとす。ドライバジルを上に振りかける。
この夜のメインはもちろん、大掃除の中2人で作ったピザ生地で焼いたピザ。
トッピングはシンプルになす、オリーブ、イタリアンパセリで。