前回のブログでは、エバーが渋谷の宮益坂から道玄坂に移転した
10年前を改めて振り返ってみました。
この10年で、エバーがこんなに成長できたのは、
サロンのオーナーさまや関係者のみなさんのおかげであるとともに、
僕自身の意識が変化したことも大きかったと思っています。
例えば、美容業界の大規模な展示会「ビューティーワールドジャパン（BWJ）」の
出展ブースについても、僕の意識が変わりました。
僕らエバーは、15年前からBWJに出展し続けています。
ブースで展示している内容は、数年前から「幹細胞治療」が加わりましたが、
最初から現在まで、ずっと「金の糸美容術」が中心です。
同じ展示会に、同じものをずっと出し続けているわけですから、
「この話はよく聞いてます」とか「これ見たことあります」と
来場者の方から言われそうです。
ところが、今でも
「なんですか？このブースは？」とか「これはエステでできるんですか？」とか、
「金の糸って、なにを目的としてるんですか？」という方もいるほどです。
つまり、来場者が僕らのブースをパッと見ただけで、
「これは、お肌が若返りそうだから、とてもいい！」
という風には思わないわけです。
だから僕は一時期、
「もっと違う打ち出し方ないかな…。もっとわかりやすい表現はないかな…」と、
ずーっと考えていたことがありました。
でも、ある時から
「パッと見てわからないから、マネされにくいんじゃないか？」と思うようになりました。
もし、「金の糸美容術」がカンタンに理解できるものだとしたら、
他院にマネをされて、競合が増えていたかもしれない、ということです。
理解していただくまでには、少し手間と時間がかかるから、
「やっぱり、僕らがやり続けなきゃいけないんだな」と、僕の意識が変化しました。
BWJ来場者の方は、僕らのブースを見ても「なんかよくわからない」
だから、みんなが足を止めて、僕らの話を聞いて、初めてなんとなく伝わる。
さらに、もっと詳しく聞きたい、興味があるという人は、
僕らの美容医療の勉強会に参加してくれて、医療提携を結んでくれるわけです。
つまり、とてもアナログではあるけれど、
対面で伝えていかないと伝わらない、ということですね。
僕らがやっていることは、メディアを使ったり、SNS を駆使したとしても、
なかなか理解が難しいからこそ、他院はやらない。
でも、ちゃんと伝わった時は、僕らが「唯一無二の存在」になるわけです。
このことに気づいた時、
僕は改めて「金の糸美容術」をアナログで伝えていくことに意味があり、
それをやり続けることに自信を持ちました。
そして、それをやり続けてきた現在、
美容医療の勉強会は、キャンセル待ちが当たり前になるほど大盛況になっています。
これは、僕らが「唯一無二の存在」であることの証です。
日本中、いや世界中に、「金の糸美容術」を知らない人たちが
まだまだたくさんいます。
これからも僕らは、金の糸をアナログで伝え続けます！！