★アロマセラピー　精油のお勉強★第１６回クラリセージ

★アロマセラピー精油のお勉強★

第１６回は、更年期の症状緩和クラリセージ

学名：Salvia Sclarea

科名：シソ科

抽出方法：水蒸気蒸留法

使用部位：花と葉

主要成分：酢酸リナリル、リナロール、スクラレオール

スクラレオールは「植物ホルモン」と呼ばれる物質の一種で、体内で人間のホルモンに似た作用をしてくれます。スクラレオールは、主に女性の卵巣から分泌されるエストロゲンに似た働きをすることが判っています。エストロゲンは、加齢と共に分泌量が少なくなり、これが更年期のさまざまな不調や骨粗鬆症などの原因となると言われています。クラリセージは、女性のとても心強い味方になってくれるエッセンシャルオイルです。

リラックス作用が高いので、神経が過敏なときや緊張気味なとき、またパニックに陥った時には神経疲労回復剤になり、心を静めてくれます。沈みがちな時に使うと、幸福感に満たされるので、バランスのとれた視点から物事をみる能力が強化されます。

緊張を鎮めるので頭痛、片頭痛にも有効です。またこれと同様に、緩和作用により、筋肉痙攣（けいれん）、痙攣からくる不安症を和らげる働きもあります。さらには、発汗過多を抑制し、結核に伴う汗を止める働きがあるということでも知られています。咽喉痛、喘息をなおす効果もあります。また、体の防衛系機能を強め、病後の回復期に有効に働き、衰弱状態の体に活力を与えます。

クラリセージの精油を使う実習の時、閉経前の月経が不安定な方が次の日から生理が始まったとか、薬で生理を起こしていた人が、薬を飲む前に始まったと良く言われます。

おすすめは、クラリセージとオレンジスィートを数滴ずつテッシュに落とし、ブラジャーの間に入れておくと、ゆっくり身体の体温で気化して鼻から口から成分を取り込めます。

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