スロバキアの国会は与野党合わせて３分の２以上の賛成で、イスラム教を公的に認めない法律を通過させました。

（EUにも反発するRobert Fico首相）

どういうことかというと、国の補助金を受けたり、独自に学校を運営するために公的に宗教と認めれられるには、５万人以上メンバー(信徒？）がいなくてはいけないというものです。

今まで２万人以上となっていたのが５万人に引き上げられました。

“極右”と呼ばれるPeople's Party-Our Slovakiaからの２５万人という要求は受け入れられませんでした。

政権与党Slovak National Party (SNS)のRobert Fico首相は、かねてから

スロバキアにイスラムの居場所はないと何度も公言しています。

スロバキアは５４０万人の人口の内６２％がローマ・カトリックです。

スロバキアのイスラム協会はメンバーが５千人だと言っていますが、政府の統計では２千人で、モスクも確認されていません。

(スロバキアの反イスラムデモ）

与党SNSの議長Andrej Danko氏は、「将来モスクが建てられないように、出来ることは何でもしなくてはいけない。」と言っています。

彼は公共の場でのブルカ禁止も呼びかけています。

もし日本に当てはめるとすれば、人口１億２千万の内１００万人以上のメンバーがいないと宗教学校の運営ができずに補助金もないという感じでしょうか。

税金投入にはこのくらいのハードルがあってしかるべきだと思います。

でもまあ、外国人に対して「○〇死ね」と言えばヘイトで社会的制裁や罰金の可能性もあるのに、「日本死ね」は流行語大賞Top10入りという、どこまでも底抜けにバカな状況では難しいでしょうね。

スロバキア：事実上イスラム教を宗教と認めない法律が国会通過。「国内にイスラムの居場所はない！」