インスト学習との相違点として挙げられるのが
セラピスト学科は、やはりじっくり人体に向き合うことでしょうか
インストではさらっと流す程度だった部分も
固有名詞からしっかり学ぶ必要がありそうです。
 
組織
上皮組織、筋組織、支持組織、神経組織
4つの組織についてじっくり向き合います
 
●組織
同じ機能や構造を持った細胞の集合体
細胞とその間を埋める細胞間質から構成
 
●上皮組織
身体表面、消化管、呼吸器系、尿路
上皮細胞が隙間なく存在
細胞間質はほとんどみられない
 
・単層上皮
肺胞、血管壁、胃や小腸
※分泌吸収にすぐれる
 
 
・重層上皮
表皮に代表される
上皮細胞が何層にも重なった重層構造
※摩擦に強い
 
表皮って角化重曹扁平上皮って
インストでやったよね・・
これは私がせっせと描いた表皮です。
求職者支援訓練校のテキストや
『アロ活』でもよく登場します。
 
手のひら、足裏は角質層と顆粒層の間に
淡明層があり5層ですよね。
 
考えられる設問
表皮の構造と各層の働きなど
(角質層、淡明層、顆粒層、有棘層、基底層)
表皮にある細胞
(メラニン産生細胞=メラノサイト)
(ケラチン細胞=ケラチノサイト=角質細胞)
皮脂腺、汗腺
皮脂膜について
天然保湿因子(NMF)
 
 
●筋組織
神経の電気的興奮に反応して
収縮・弛緩する筋細胞(筋繊維)
 
骨格筋、心筋、平滑筋に分類
 
骨格筋
体性神経支配の随意筋
心筋、平滑筋は自律神経支配の
不随意筋
また平滑筋以外は横紋が見られる
 
●支持組織
身体の各組織や器官を支持
結合させる働き
 
細胞間質が多い
細胞が埋もれるように存在
 
●軟骨組織、骨組織
生体を支える働き
軟骨組織は弾力性がある
 
●血液、リンパ液
血管、リンパ管など
組織内を循環する働き
※酸素や老廃物、ホルモンの運搬などもする
 
●結合組織
生体に広く分布
組織や器官の隙間を満たし、接着、支持する働き
栄養補給、代謝産物の運搬に働く
細胞、繊維などで構成
繊維成分(膠原繊維=コラーゲン)(弾性繊維=エラスチン)
結合組織は膠原繊維に交差するように弾性繊維が分布
 
※私の画です。
 
真皮、腱、靭帯=コラーゲンが密に配列した密生結合組織
 
脂肪細胞などが多い皮下組織、繊維芽細胞、肥満細胞
マクロファージ(単球)、リンパ球、好酸球
=膠原繊維がまばらな疎性結合組織
 
※表皮は上皮組織(重層組織)
真皮は密生結合組織
皮下組織は疎性結合組織
 
インストでやりました。
 
考えられる設問
真皮、皮下組織の特徴
 
図から各細胞や組織を選択する
 
 
●神経組織
情報伝達を行うニューロンを中心とした組織
細胞や組織間の情報伝達の方法はニューロンを介す
 
嗅細胞のニューロン
※下手くそ?私画
 
中枢神経(脳、脊髄)
末梢神経(体性神経、自律神経)は神経組織により構成されている
 
 
追記
考えられる設問
ニューロン間の情報伝達物質
ニューロンの構成
神経細胞名
嗅覚の図から細胞や組織を選択