皆さま、こんばんは!
6月も半ばに入り梅雨のまっただ中に入った
日本列島ですが・・・今日みたいに、梅雨の
中休みの日もあるんですね。
さて今日は、先々週の5日~7日と、旅してきた
和歌山県をご案内して参りたいと思います。
出発は5日の早朝、いつも働いている
羽田空港から 7:15発 関西空港行に
乗り込みました。
徐々に高度を上げていったJAL‐221便は
我が家のある横須賀上空をあっという間に通過!
右上に見えるのは、三浦半島の最南端城ケ島です。
和歌山バスのリムジンで、高速道路に乗り和歌山へ。
「あれぇ~ 県庁所在地にしては寂しい駅だぁ!」
と思ったら空港からのバスが到着したのは裏口でした。
「初めての和歌山県には・・・裏口入学したってことに
なりますニャ~!」
今回、この和歌山県に来た目的のひとつが・・・
三毛猫「たま駅長」のいる駅に行く事でしたので、
さっそく駅で切符を買ってホームに向かいます。
間借りしているのですが・・・
「あっ! これは分かりやすくって親切だ!」
そう・・・猫の足あとをたどって行くと、
たま電車のホームにたどりつけるようになっています。
なるほど、一番裏口に近い番線ホームから・・
発車しているようです。「早く会いたいなぁ~♪」
「赤い電車は、京急と名鉄だけかと思ってましたが、
和歌山にもいたんですニャ!」
この通称たま電車、正しくは和歌山電鐡・貴志川線と
言いまして、2006年4月1日に南海電鉄から引き継いだ
全線単線、全長14.3kmのローカル私鉄なのです。
OMODEN(おもでん)って描いてありますよ~。」
「重たい電車なのかニャ~??」
「面白い電車なのかもよっ!」
「いえいえ、これはおもちゃ電車って言って・・・」
ような楽しい造りになっているんですニャ!」
「これはこれは、たま駅長さんのご案内とは
嬉しい限りです!」
「このおもちゃ電車は2007年7月にデビュー
したんだけど、この他にもいちご電車が
2006年8月から、たま電車が2009年3月
から、それぞれ活躍しているんですニャ!」
「それでは、発車しま~す。」
和歌山を発車して最初の駅は・・・
いきなり単線片側ホームの無人駅です!
運賃箱が運転台の後ろに付いているんですね。
もちろん・・・ 全列車ワンマン運転です。
ボタンを押したり、駅に着いたらドアーを開けたり、
運賃を収受したりと忙しいのです。
でも、そんな経営合理化の努力と、たま駅長の人気に
支えられて、和歌山電鐡に移管後は、少しずつですが
営業成績が上向きになっているそうです。
できるのは日前宮 岡崎前 伊太祈曽の3駅だけです。
ポイントもスプリング式の簡易な物を使用しています。
「イタリアって読んでしまいそうですニャ~。」
実は、和歌山電鐡の本社・車両工場・車庫も、この
伊太祈曽駅の構内にあるのです。
始発の和歌山駅だけで、あとの13駅はすべて無人駅
だったのです。 もちろんこの本社のある伊太祈曽駅も
無人駅だったのです。 終点の貴志駅には・・・
たま駅長が居ますが、人間ではないので“無人駅”です。
ますますローカルなものになってきます。
あっ!運転士さんが若返ったのは、伊太祈曽駅で
交代したからです、イリュージョンではありません。
貴志(きし)駅に到着です。
さっそく名物駅長たま駅長が歓迎の旗を持って
お出迎え・・・かと思ったら・・・
実は・・・2007年1月に、ここ貴志駅の駅長に就任した
たま駅長は、このところ鼻炎が悪化し休暇中。
そこで、2012年1月にたま駅長就任5周年記念式典
の際に、新たに「伊太祈曽駅長兼貴志駅駅長代行」
の辞令を受けたニタマ駅長がこの日は担当して
いたのです。
切符の集改札は、売店のお姉さんが駅長に
代わって行っていました。
「うわぁ~ 屋根が猫の顔になっている!」
バス停が立っていました。 ここは紀の川市なんですね。
駅舎内にあるTAMA CAFEでひと休みしましょう!
可愛い造りの店内です。
肉球のラテアートだし、ケーキも
耳の尖った猫型をしていました。
酸っぱくって美味しかったですよ!
「うめソーダ、うまそーだニャ~!」
三毛猫・たま駅長への表彰状が飾られていて・・・
一日も早く元気になって復帰してくださいね~!
頑張っている和歌山電鐡に乗車できて
良い旅でした。
たま駅長が早く元気になるようお祈りをして
お名残惜しい貴志駅を離れました。
次回は、紀伊半島先端の穴場のリゾートホテル
そして山奥のローカルバス路線をご案内して
ゆきたいと考えております。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!
「キャリーケースの中でいいから・・・
ボクも連れて行って欲しかったですニャ~!」