最終日。
いろいろと思うことはある。10月11日に日本を経って5ヵ月とちょっと。旅早々バンコクで具合が悪くなり病院にお世話になったり(結果ただの貧血だったけど)、ホーチミンの交通ストレスでヘルペスができたり、プノンペンで詐欺に遭って90US$騙し取られたり、シェムリアップで3度目にも関わらずアンコールワットに心震えたり、カッパドキアの気球に感動して、もう帰ってもいいかなと思ったり、ロヴァニエミでサンタクロースに逢ったけど、緊張から何も言えなかったり、エストニア行きのフェリーに乗り遅れてへこんだり、チェスキークルムロフでビールとチーズフライという最高の組み合わせを堪能したり、未知のブラチスラバに来て、百聞は一見に如かずだなと思ったり、ハルシュタットでこの世にこんなにキレイな湖畔の街があるのかと世界新発見したり、フィレンツェの街並に心がワクワクしたり、コルマールでジブリの世界に迷い混んだり、パリでゴールと決めたていた凱旋門にたどり着いて、感無量になったり。大変だったことももちろんたくさんあって、だけどそれ以上にたのしいことが多かった。もう泊まる場所の心配をしなくていいし、洗濯物を手洗いしなくていいし、言葉も通貨を気にしなくていいし、重たいバックパックを背負って歩かなくていいし、と思うとほっとする反面、何気なく、せわしなく過ぎていってしまいそうな日常に戻ることに、少し不安もある。ちょっとした浦島太郎気分だし、社会的ブランクもできてしまったし、好きなことをやるということは、同じくらいの犠牲を払うこともある。ただいつも、やらないで後悔するよりも、やって後悔するほうがいいと思って生きてきて、それが今の自分を作り、自分の周りにいる人たちと出逢えているんだと思うと、今までの選択は間違っていなかったんだなと思える。なんかいろいろと語っちゃってるけど、要はたのしく生きていけたらいいなって話。最終日のパリはお買い物をしました。今までは荷物になることが気になってほとんど買い物できなかったから、本当にたのしかったなぁ。みなさま、5ヵ月間温かく見守ってくれてどうもありがとうございました。明日の夕方の便で帰ります。ばいばい、世界。