政府の信用がないので、
COCOAの普及率は去年の12月で20%強とのことだから、
元々、役立っていたとは言えないが…。
COCOAに不具合が発生し、
現段階ではその原因がよく分からないという。
感染拡大により保健所が逼迫し、
感染研は「積極的疫学調査要綱」を変更し、
東京都はそれを受けて、濃厚接触者の追跡を一部切り捨てた。
他の自治体もそれに倣っているところも出始めているだろう。
PCR検査拡充を拒み無症状の感染者を追えないのだから、
政府のデータは元々不確かなものだが、
これで両手バンザイ状態になった。
政府は予算が1兆ついたGOTOキャンペーン再開を
まだ諦めていない。
ワクチンは6月から接種開始すると言っていたが、
ファイザーのワクチンは契約ができておらず、
納入が12月になるというが、どうなることか分かったものではない。
1／25に、厚労省は、
６５歳以上の高齢者への接種券を３月中旬以降に発送し、
計２回の接種を開始から３カ月以内に終えると言っている。
対象は３６００万人の高齢者、医療従事者等だという。
自治体は、これから高齢者向け摂取券の印刷や発送の準備をするのだとか。
いったいどのように仕切るのだろうか？
想像するだけで絶望的な気持ちになる。
「接触通知が来ない」COCOAが“初期化”何で？(2021年1月21日)
ANN news
去年6月から厚生労働省が提供している接触確認アプリ『COCOA』。スマートフォンの機能を利用して、1メートル以内で15分以上の接触を記録し、陽性となった人がアプリに登録すると、発症日や検査日の2日前までの期間で、接触があった人に通知する仕組みです。これまでのダウンロード数は、約2400万件。感染の急拡大に伴って、陽性者の登録も増加していますが、去年の年末あたりから、接触通知を受けて病院を訪れる人が減っているといいます。
池袋大谷クリニック・大谷義夫院長：「多いときには2日1回はCOCOAアプリの接触で来院される方がいた。年明けから1例だけ。何か不具合でもあったのかなと推測はしていたけど、通常診療に追われて、どうしてだろうなと考える時間はなかった」
COCOAについては、最近、ある不具合の報告がインターネット上で相次いでいます。アプリをインストールして、しばらく使っていたにもかかわらず、突然、最初に利用する時の画面が表示され、『利用日数が0日』に戻ってしまう現象が一部で起きているといいます。COCOAが初期化される不具合について、有志のグループで調査しているプログラマーの増田智明さんは、初期化がされたとしても、接触の記録自体は残っているといいます。
プログラマー・増田智明さん：「問題なのは、せっかく接触した履歴があるのに、照合したときに“接触してない”という判定が出て、スマホに通知が出てこないという現象がありそう」
実際に“接触通知が来なかった”という人に話を聞きました。
接触通知が来なかった女性：「一緒に住んでいる夫が陽性になったのに通知が来なかった」
夫婦でCOCOAをインストールしていましたが、今月初めに夫が感染。その情報をアプリに登録しましたが、女性の元に通知は来ませんでした。
接触通知が来なかった女性：「毎日、自宅で一緒に食事をしていた。食事中、2人のスマホはテーブルの上に置いてあり、1メートル未満のところ」
COCOAに残されていたログと呼ばれるデータの解析を依頼された増田さんによりますと、女性のCOCOAは、初期化されるまでの5日間は、接触の記録が取り出せない状態だったといいます。ただ、初期化後には正常に機能するようになりました。
プログラマー・増田智明さん：「世の中にいるインストールしている人の多くが、false（データが取れない）状態になっている可能性はある。それが一番懸念している。COCOAを入れたので『大丈夫かな』と思っているけど、falseのままなので接触通知もしないし、照合もしない。単にソフトウェア入っているだけという状態が、ずっと続いているのは良くないい」
ただ、増田さんも、不具合の原因はわからないとうことです。
厚生労働省は、COCOAが自動的に初期化されてしまうケースについて「認識はしている。早期に改善を図る」と回答しています。ただ、陽性者との接触が通知されない現象については「去年9月にアップデートされて改善している」としていて、その後、接触通知が来なかった女性のような事例は把握していないということです。
プログラマー・増田智明さん：「どこまでソフトウェアが濃厚接触を防げるかは難しいところだけど、少なくともこの不具合のままだと感染者を増やす要因にはなり得る。