【ダム=害悪】西日本豪雨災害は、自然災害ではなく人災‼️ | ☆Dancing the Dream ☆

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7/23、ラオス南部のアッタプー県でも
建設中の水力発電用のダムが決壊し、
濁流が7つの村を襲ったという。

想定外の事態が起きる自然を相手に
ダム治水というのは、
少しでも想定量以上の雨が降ると、
全くなんの役にも立たず、
むしろ放流による人災を招くのは、自明のこと。

国交省が、即時行うべきは、堤防の強化だという。
土と砂でできている日本の脆い河川堤防を強化しなければならない。
スーパー堤防などという400年先にしか完成しないような方法ではなく、
コンクリートのシートを入れて上から土をかぶせるなどの
実績のある方法がある。

堤防整備は、安価ででき、
ダムが要らなくなると困る者が、どこにいる?

自然がもたらす水害を「防ぐ」というのは、
予想できない自然の力に対する傲慢な態度であり、
大きな水害を分散して小さくして「凌ぐ」
という考え方に戻さねばならない。

西日本豪雨の被災者は、
この水害は、自然災害ではなく、
ダムの放流による「人災」だと
口を揃えて指摘している。







国交省 四国地方整備局


愛媛県〜 西日本豪雨で氾濫した肱川上流にある
野村ダム(西予市)と
鹿野川ダム(大洲市)が、
安全とされる基準の6倍の量を放流した問題で、
大洲市が住民に避難指示を出したのは、
鹿野川ダムが大量放流を開始する5分前だった。




岡山県〜「ほとんど報じられていないが、7月6日から7日にかけて、
高梁川上流のダムからの放流により、急激な水位の上昇があった」
https://yamba-net.org/42691/
高梁川は中流にある高梁市で西から流れてくる支流の成羽川(なりわがわ)と合流する。

高梁川の上流には河本ダムがあり、
成羽川の上流には中国電力の管理する
黒鳥ダム、田原ダム、新成羽ダムの3つのダムがある。
いずれも昭和43年に造られ、
昭和47年にダム放流による人災で大水害を起こしている。

落合という村落で、高梁川と成羽川が合流するが、
大きな河川の高梁川に小さい成羽川が直角T字にぶつかるので、
成羽川にバックウォーター現象が起こり洪水になる。

真備町も同じ現象で、高梁川に小田川の合流地点になり、
バックウォーターにより大洪水となった。

高梁市落合は、川と川が合流する地点であることから、
落合という地名になったので、川の増水はあったが、
ダムができてからの水量の増え方は、段違いとなった。

河本ダムは岡山県、新見市の成羽ダムは中国電力の管轄で、
放流の知らせは、河本ダムはケーブルテレビの放送で、
成羽ダムは、車でのアナウンスとサイレンで知った。
テレビや携帯の知らせでは、不十分で、
宣伝カーが最も効果的だが、
高梁市は、どのような対策をとったのか不明。

成羽ダムがつくられ、
それ以前は、降雨による大きな水害はなかったが、
47年、成羽川ダムの放流の弊害で、
備中町から高梁市落合辺りも、大きな浸水被害があった。
その後、河川改修で川幅を広げ土手を作った。

7月6日の午前中
新見の河本ダムが放流
備中町の成羽川ダムの放流
午後の2回目の河本ダムの放流

5から6日は高梁川の方の降水量が多く、
始めは高梁川上流の新見が降り、
高梁川と成羽川の合流点 落合や、
総社よりの広瀬が水位が上がり道路まで洪水になっていたので、
成羽川側は放流を抑えていたが、
6日夜に、成羽側の山の上の広島側の降水量が上がり、
その雨が成羽川のダムに流れて、慌てて放流した。
夜8時から9時に一気に水量が上がり、
高梁市備中町では、6日夜10時から7日明け方まで浸水。
浸水が始まってから高梁市消防署レスキューが車で
アナウンスしていたが、レスキューの車も浸水した。
真備では、6日の夜中1時から2時頃に決壊し、水没した。

成羽川の中国電力の三つのダム、
下から黒鳥ダム、田原ダム、新成羽ダムと
上流にいく毎に大きいダムになる。
上から放流が始まり、最後の黒鳥ダムは水門をあげても
上から溢れ出る状態だった。

安全とされる放流量 1200トン/秒の
3倍の3500〜3600トン/秒が流された。
放流のサイレンが鳴り続け、みるみる水位が上がった。
規定の3倍の放流があったことは、公にはされていない。

地元では、自然災害ではなく、
明らかに、人災であると言われている。

新成羽ダムが決壊したら、下のダムも決壊し、
総社まで浸水する。
頭上に爆弾を抱えているような水量をダムが蓄えている。
このダムは普段は無人でコンピューター管理で、
水門の開閉、放水がされている。
しかも、村落の電気ではなく、水島工業団地の電気を作っている。

成羽川のダムの放流による人災は、愛媛県の肱川と同じだが、
全くマスコミでは、報じられていない。

中国電力の成羽支社も一階は水没していた。
その横にあったのが「苫田ダム」だった。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/苫田ダム

成羽地区の人々も皆口を揃えて、
多くのボランティアの人たちが
泥かきやゴミ処理、清掃など
全てやってくれたと仰っている。

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原発ムラに並ぶ 醜い河川ムラ



◉辰巳ダム
2008年5月23日、宇野邦夫県議は、
石川県議会土木企業委員会の質疑で、
辰巳ダム事業認定取消訴訟の原告(団代表)になっている
元県職員(下郷稔さんのこと)について、
「石川に住めないように」「かち殺してやれ」などと発言。
お上に逆らう者は殺してしまえという暴言を公式に議会で吐いた。
2015年の県議会議員選挙でも8回目の当選果たしたが、
運動員の公選法違反容疑で引責辞任した。


河川ムラと闘う元国交省の役人❗️
宮本博司の話を聞こう❣️





◉宮本博司氏
1952年京都生まれ。京都大学大学院修士課程土木工学専攻修了。
1978年に旧建設省に入り、技官として河川行政一筋に取り組む。
河川開発課課長補佐などを経て、苫田ダム、長良川河口堰を担当。
その後、国交省近畿地方整備局淀川河川事務所長として
淀川水系流域委員会の立ち上げに尽力。
同局河川部長をへて本省河川局防災課長を最後に2006年辞職。
現在は(株)樽徳商店会長。本物の木の樽の復活が夢。
また新淀川水系流域委員会には一市民として応募。委員長に就任。


2015年12月13日 宮本博司さんの講演会

◉関良基 拓殖大准教授のブログで、
この集会の宮本さんの講演のことが、
以下のような書き出しで、取り上げられている。

〜〜2015年12月13日に開催された八ッ場ダム住民訴訟の
上告棄却に対する抗議集会ならびに、
元国交省の職員の宮本博司さんの講演会の報告をします。

宮本さんのお話し、衝撃的な内容でした。
宮本さんは、河川官僚として住民参加の河川行政をつくろうと尽力し、
近畿地方整備局において淀川水系流域委員会を立ち上げ、
本省と衝突して辞職に追い込まれた方です。
講演の核心部分を箇条書きで紹介します。〜〜

つづきはこちら⬇︎
https://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/703e411542c706d70e7f05b82ed9e38d

関良基
1969年、信州上田生まれ。京都大学農学部林学科卒業。
アテネオ・デ・マニラ大学フィリピン文化研究所客員研究員を経て、
京都大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。
早稲田大学アジア太平洋研究センター助手、
(財)地球環境戦略研究機関客員研究員などを経て、拓殖大学教授。


関良基 先生による「河川ムラ」
八ッ場ダム 利根川・江戸川有識者会議の欺瞞についてのお話