中東の覇権はロシアに移った / アメリカの凋落/ まず北朝鮮が攻撃され東アジアが戦争になる | ☆Dancing the Dream ☆

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板垣雄三 東大名誉教授 「パレスチナ問題が中心にある」



イラクのイスラエル攻撃と北朝鮮の関係)
中東と東アジアはつながっている)

1995年からアメリカの軍事戦略は、
中東、北朝鮮、中国、ロシアを敵国として戦うという
レジームチェンジを行った。
これは、サダムフセイン イラクがイスラエルに
スカッドミサイルを撃ち込んだことがきっかけとなった。
このスカッドの技術は「北朝鮮」が絡んでおり、
元は「ロシア」の技術で「中国」を経由していたからである。

イスラエルとアメリカの関係)
イスラエルという尻尾がアメリカ本体を振り回している。
イスラエルは冷戦直後に北朝鮮と国交を結ぼうとしていた。
北朝鮮を味方につけて中東の力を削ぐこと、中東の分断が目的。
アメリカがこれを阻止した。
アイゼンハワー、ケネディの時代までは、
イスラエルの中東戦争(第二次 1956年)を反対していた。
ケネディ暗殺はイスラエルの核開発に反対していたことが原因と言われる。
60年代半ばにアメリカは変化する。
アメリカはイスラエルロビーの影響力を受ける。
2016年暮れ、オバマ政権のアメリカは、
イスラエルによるパレスチナ、ヨルダン川西南地区の入植を非難し、
イスラエルと対立した。
2017年トランプ政権でイスラエルとの関係が変化。
トランプはエルサレムのイスラエル首都に認める。
アメリカは 世界の仲裁者 中東での権威を失う。
娘婿 クシュナーはユダヤ教徒であり、政権内部の強者はイスラエルロビー。
エルサレムに大使館を置くと大統領選でトランプの公約は大問題。

911はイスラエルのアメリカ攻撃)
イスラエルはアメリカから核物質を持ち出している。
様々なテロ事件はイスラム教徒によるものではなく
イスラエルによるものである可能性がある。
2011年 911事件 アメリカ内部の問題もあるが
イスラエルは無縁ではなかった。
イスラエルがアメリカを攻撃したこともあるということ。
対テロ戦争に利用した。

レバノン サウジの事件)
レバノン ハリリ首相がサウジで軟禁され、
イランを批判し、首相辞任を言わされ、
フランスのマキロンが救出に行った。
ハリリはレバノン人であり、サウジ、フランス国籍もあった。
動かしやすい人間。
サウジの次の国王サウジのムハンマドサルマーン皇太子が国内改革、
汚職摘発委員会でライバルの王族を排除、粛清し、
国軍の王族を潰し軍を固める。
シリア内戦が終結。次は イランを狙う。
レバノンの不安定化からイラン紛争を狙う。

アラブの大義に反するサウジ)
アラブの大義とは「パレスチナで起きた不正義を正すこと」であり、
イスラエル vs イスラム教徒という構図であったが、
サウジは、親イスラエルに傾き、イランと戦う側に入る。

サウジを中心に対イラン陣営を固める)
サウジ、UAE エジプト とトルコ、 カタールの対立。
カタルがサウジに虐められトルコがカタルイラントルコの物資ラインを作った。
サウジが中心になっていた湾岸協力機構が崩壊した。

トルコの米国離れ)
サウジはトルコとの間柄を結ぶものとしてスンニをアピールしていた。
トルコはNATOなので西洋諸国との結びついていた。
トランプ アメリカはクルド勢力に加担。
アメリカはトルコのクーデター首謀者とされるギュレンの引き渡しを拒否。
トルコはアメリカのイラン制裁に反し、イランを援助していた。

シリアのISはサウジのアルカイダと同じで
ISを供給してトルコも強力していた。
ロシアの飛行機をトルコは撃ち落とし、

トルコをどう見るか?)
イスラエルとはインテリジェンスの面で協調関係にあった。
トルコのガザへの人道支援がイスラエルによって殺されるなどで
イスラエルとの関係は悪化したが、底でつながりがある。
イスラム教徒の国でイスラエルに飛行機を乗り入れている国はトルコだけ
EUは、ーガザ攻撃、入植 イスラエル批判が強まった。
EUにとってトルコは、イスラエルとの関係もどっちつかずでいかがわしい存在。

トルコは、ロシア、イランに接近)
ロウハニ イラン大統領
ロシアプーチン大統領
トルコ エルドアン大統領が
シリア和平を巡って和平共同宣言。ー2017年11月
トルコは、まだNATOを抜けていないにもかかわらず、
アサドを守るロシアイラン側
ヒズボラ、ハマスを認めるということで、イスラエルには許しがたいこと。
トルコはロシアの地対空ミサイルs400を購入した。

シリア内戦で中東全体でアメリカの覇権が崩れた)
中東の覇権はロシアに移った)

ロシア イラン トルコの三石枢軸)
アメリカが火をつけたシリア内戦。
アメリカは戦略的にしくじって撤退。アメリカ自壊。
シリアのラッカが陥落しアメリカはIS の撤退作戦をオーガナイズした。
アメリカはIS と戦っていたというのは芝居だった。
アメリカはクルド勢力(クルドは独立国を作れない/クルドは外部から
利用して中東を分離しようとする力が働く/
安定的なクルドでは利用できない)を援助して利用して切り捨てた。
トルコが離れたことが象徴的。
イスラエルも機を見るに敏でロシアに寄った。
イスラエルはエルサレムと同時にゴラン高原を望んで併合したが、
シリアと国境を接するヒズボラ、イラン革命隊がシリア反政府勢力を駆逐した。
イスラエルの目前にイランの革命隊やヒズボラがいる。
ロシアの航空権を持っている。
中東全体の覇権はロシアに移った。







シリア内戦の推移 アメリカの大きな嘘 )
ウソだらけの報道にまみれたシリア内戦。
アメリカはISを作り、戦争終結でISを逃したが、
クルド、反政府勢を利用して見捨てた。
ISはイスラムだけでなくヨーロッパの傭兵も使っていた。
10月イラクとイランがクルドを攻撃
11月 カタルがとるこ、イランに物資供給協定を結ぶ。

ヨーロッパ的感覚の宗派分断 実際は宗派対立ではない)
シリア、イラク、レバノンは
あまたの宗派が共存してきたが、オスマン帝国時代から
ヨーロッパ的感覚で宗派対立するという論理を投影して
不安定化を狙ってきた。
75年からレバノン内戦、キリスト教とイスラム教徒の対立を設定した。
レバノンでは様々な党派ができたが、
党派は宗派とはピッタリとあうわけではなかった。
この状況がシリアに飛び火している。

サウジアラビアがロシアに急接近) ?
イスラエルがロシアに接近しているのと似ている。
2017年10月 サウジのサルマン国王が始めてロシアを訪問。
イランと敵対しているサウジが、
イランと仲良くしているロシアと関係改善。
ロシアの地対空ミサイル s400 を購入。王族内で対立が生まれ
親イスラエルのムハンマド皇太子が 王子、閣僚など200人あまりを拘束。

サウジ イラン対立が解消)?
イスラエルはアメリカに守られているが
サウジがロシアの防空システムを導入したということは、
アメリカとの縁を切って敵陣に入るということ。
????

表に出てくるサウジのニュースを誰が操作しているのか?)
これらの耳目を引くサウジのニュースは、フェイクの可能性がある。
サウジとアメリカの根本的なことに関わる。
サウジはそのままサウジアラビアという名が続くかどうかは別として、
サウジの将来としてロシアの影響圏に入る可能性を、
ニュースを作る側が演出している。
つまり、サウジはアメリカに裏切られてきた。
オバマのイラン核合意はサウジ イスラエルにとって当然不満だった。
だからその点でサウジとイスラエルは手を結べる。
トランプは国連でイランと北朝鮮を敵視し武力行使も辞さないと言った。
トランプ核合意をキャンセルしたことに対しては、
サウジのムハンマド皇太子などは歓迎しているということ。
しばらく親ロシアではなく、
アメリカ、イスラエル側で、イランを叩くだろう。

サウジアラビアが無くなる日がくる)
イラン革命でイランのパフラヴィー朝が倒れた。
それと同じようにサウジ革命が起きたら
サウード家の体制が別の形に置き換わるだけではない。
アメリカの軍事戦略の自分たちにとって望ましい中東図では、
サウジが縮小する。
アメリカは、「イラクから始めてシリア、レバノン、リビア、
ソマリア、スーダン、最後にイラン」と元陸軍大将が語る。

1995年からレジームチェンジの話では、
イラン、イラク、北朝鮮、であった。
2001年からまずイラクから始める。
封じ込めを順次広げていき、イランを切り崩す。

朝鮮戦争ではアメリカは核攻撃を計画しており、
圧倒的な非対称戦 の劣勢国の北朝鮮は核保有が切実なテーマだった。
1994年に北朝鮮危機。
アメリカは北朝鮮が核開発の約束を守っていなかったので
ヨンドンを攻撃することを議論し、
同盟国の100万の犠牲が出ることを算定、周囲に先進国が密集し
核保有国中国ロシアに接近しすぎている、観光日本も核保有するから可能性がある。
よって武力行使を断念した。
その後、戦争の対象国の順番を決めた。

イランと北朝鮮はセット)
トランプは2017年9月の国軍演説で
北朝鮮とイランを敵視し非難した。
レバノンのハリリ首相サウジ拉致のイランにつながる問題 は、
トランプのアジア歴訪の時に起こった。
中東と東アジアを組み合わせて動いている。

スエーデンのシンクタンクが警告)
核兵器の使用が数か月以内に起きる!?)

米国世論は、核攻撃をタブーとする意識が下がっていることが、
精緻な意識調査が出ている。
米兵1人の死にイラン市民200人が価する。
ショッキングなのは、
「核攻撃で自国兵士を助けることに賛成」するのは、
男性よりも女性の方が多い。

核兵器禁止条約)
22カ国が賛成し大きな一歩となった。
ICANは、ノーベル平和賞を受賞した。
しかし、アメリカの市民には核攻撃の惨状に対する理解の次元が低い。

対テロ戦争とは何か?)
「対テロ戦争」に対する感覚麻痺が起きている。
「国対国」ではなく、「国対一般市民」の戦いになっている。
テロリストが市民を巻き添えにするということも
「反テロ戦争」を遂行する側の作戦の一部である可能性がある。
より手が込んでいる。
つまり、イスラム教徒がテロリストではなく、
イスラエルである可能性があるということ。

日本も戦争国家アメリカやイスラエル化)
アメリカ市民の意識調査から、
自国日本を省みなければない。

アメリカは変わった )
善良なアメリカ、60年代のアメリカとは別物になった。
理性的に米ソで歩み寄り核戦争を回避した
キューバ危機のアメリカではなくなった。
ビジネス思考 利益優先 マーケティング感覚で「戦争」を捉え、
儲けるために戦争をためらわないモラルのない悪質な者らに
アメリカの中枢が乗っ取られている。

トランプ アメリカ政府はどうなっている?)
ティラーソン国務長官は、トランプとは意見を異にし、
北朝鮮に対話を求めた由一の閣僚であり、
イランとの核合意の維持を主張していたが、
2017年12月、態度を180度変えた。
辞任も解任もなく続投するのは、異常である。
しかし、ティラーソンは、国務省予算を3割カット。
153ポストのうち56ポストしか埋まっておらず、
幹部や大使の任命が遅れ、
アメリカの外交が機能していない異常事態と言える。
サウジ、トルコの米国大使はいない。
その代わりに国防省は15%増。
外交軽視、軍事重視が極端すぎる。
全てが、ガタガタになっている。
つまり、トランプ政権が出現し、
アメリカという国は、すでに覇権国家の資質は壊れている。
アメリカ帝国の凋落。

ロシアゲート捜査の進展)
2016年6月、トランプの長男や娘婿のクシュナー大統領上級顧問らが、
ロシア政府関係者の弁護士と面会していた。
トランプ政権内は、イスラエルロビーだけが強く乗っ取られている。
マイケル・ウォルフのトランプ暴露本「炎と怒り」(2017/12/5)で
元トランプ側近のスティーブ・バノンの発言として
「トランプ長男やクシュナーが大統領選中にロシア人弁護士と面会していた。
反逆的で非愛国的。イバンカは大バカ。」と酷評。

みんなプーチンの方を向いている)
日本は、すでに壊れてガタガタになったアメリカを
未だに宗主国として仰いでいるが、
中東情勢を見ても解るように、覇権はロシアに移っている。

日本の凋落は低次元)
日本の凋落は、アメリカの凋落の付属品であり、
低次元でみみっちい。
安倍政権はモリカケ、スパなどの汚職にまみれ、
ロシアに3000億を渡して北方領土は帰ってこない。
明治150年を記念するというが、
長州は英国ポチで、戦後の岸をはじめ米国ポチ、
その孫の安倍は、それらと比較してももっと惨めである。
国民を保護する国家という建前は、
沖縄、福島、熊本の人々を見ても、国家が自ら壊している。
国家が国家ではなくなってしまっている。

戦争は企業がやっている)
アメリカも、日本も、
国家が国家を自ら壊し、
グローバル企業さえ儲かれば良いという形になっている。
戦争はグローバル企業がしている。

イランに大規模反政府デモはアメリカのヤラセ)
12月末から1月にかけて、イランで反政府デモが
大規模に行われ、政府当局と衝突し、21人が死亡したと言う。
これは、イランに対する心理攻撃、周りから騒乱を仕掛けて広げていく
工作が系統的に行われている可能性が高い。
要員を投入し、撮影を準備して、少数の小さな騒ぎを大写しで撮り
大規模なものに見せかけるやり方は、
イラクのフセイン銅像引き倒しの騒動でも行われた。
偽映像が出回っているとも。
トランプは、1月1日
「イランの人々は何年も抑圧されてきた!変化の時だ!」と
ツイートした。
アメリカは国連安保理を招集して制裁を呼びかけたが、
仏マクロン大統領は、「アメリカはイスラエル、サウジと共謀して、
仇敵イランのイスラム体制を倒そうとしている」と批判。

アメリカの国家安全保証のための白書)
アメリカは、はっきりと、
最大の敵は「中国、ロシア」であると名指しした。
パレスチナ問題、イスラエルが核になって
「中東」と「東アジア」情勢はつながり戦争が仕掛けられ、
「中国、ロシア 」と世界中に戦争を広げようという計画である。

まず北朝鮮が攻撃され東アジアが戦争になる)
しかし、「中東」のこれからの対イラン攻撃は、
核戦争の被害の広がり甚大さはヨーロッパ諸国が反対し、
実現するのは難しい。
一方で、「東アジア」の対北朝鮮への攻撃は、日本は煽っており、
周辺にもたらす被害は、ある程度局所的に封じ込めることができる。
つまり、実行し易いのは、「東アジア」=北朝鮮攻撃である。